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ドラマ『グレースの履歴』感想とストーリー

※ネタばれがありますのでご注意ください。
※敬称は省略させていただきます。



【ストーリー】

“グレース”という真紅の愛車に乗って成田に向かった妻。そして、南仏で彼女を襲ったバス転落事故。遺品として残された妻の愛車のカーナビには、夫に内緒で日本各地を訪れていた旅の履歴が残されていた!
妻の不貞を疑った夫、希久夫はその謎を解くため、カーナビの履歴をたどる旅に出る。 藤沢、松本、近江八幡、尾道、松山・・・・ 美しい日本の原風景を名車でたどる希久夫の前に、次々と現れるかけがいのない人々との出会い。
妻が遺した疑惑のカーナビ履歴。果たしてそれは妻の夫に対する裏切りだったのか、それとも…。


【感想】

美しい景色と映像に観いってしまう。最近多い、カラーグレーディングをばんばんかけたわざとらしさがないのがよい。
愛と信頼、傷つきと癒し、出会いと別れ。安直な収めかたで終わらせなかったラストが心地よく。
「グレースの履歴」は病気が再発し死を覚悟した妻が、夫に贈った最後の愛のプレゼントだった。ひとりになってしまう夫に、かつて夫と縁があった人々と再会させるために。

「残された者は生きていかなければならない」この言葉が深く心に染みる。
とても良質の大人のドラマだったと思う。




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