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火・水曜日連載『あらたま流きもの雑記』 4月6日 着てみたら、なんか良かった

 初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
 二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
 こんにちは、あらたまです。

『あらたま流きもの雑記』とは――
 火曜日と水曜日の連載で、きもの文化検定2級ホルダーのあらたまが普段着きもの生活についてアーデモナイコーデモナイと書き散らかします。
 主に普段きもの一式の紹介と解説
少々のお出かけレポートをお届けしますそして、火曜日は私がきものに思う事等のエッセイが、水曜日はきもの生活tipsやお寄せいただいた質問への回答が、それぞれミニコーナーとして付いています。
 ・いわゆる『映え』なきものの御提案は無いと思います。
 ・きものを着た可愛いポージングの女性は出てきません。
 ・きもので行くべき映えスポット!の御提案もありません。
 きものを普段着にしているといっても、洋服を着る日だってありますし、和の習い事経験は皆無です。
 大雑把な性格で、かなり雑な暮らしぶりのオバチャンのきもの生活の一端をお見せすることで、きもの生活のハードルが多少低くなり、きものを始めたい方の勇気に繋がることを願っております。

 肌寒いスタートだった火曜日、お昼ごはんを食べ終わる頃にはお日様が顔を出して少し気温が上がったように感じました。
 お昼ごはんは体調がイマイチな家族に、パワーアップの願いを込めて、豆乳仕立ての豚汁を山盛りごはんと一緒に出しました。陽気の後押しもあり、体がポカポカになったようで、ちょっと元気が出たみたいでした。
 明日は家族みんな、元気に過ごせると良いなあ。

本日ご紹介の一式

 明日は定休日なので、はりきっておこもりしていました。働き者きもの改バージョンで、いざというときの外出にも備えた一式です。

 飛び柄の紬、カフェエプロン

 先日の美容院へ行く一式と同じ、飛び柄の紬を本日も。
 来週あたりに洗いに出そうと思っているので、最後の一回とばかり、働き者きもの改バージョンとして袖を通しました。

 雨が降る気配がなかったので、コンビニくらい行こうかしら?と思っていましたが家族が休んでいるのと私を独り占めして横暴の限りを尽くそうと企むにゃんこ先生の面倒を見るのとで、それどころではなく(トホホ)。
 結局はいつもの通りの、おこもりきものな一日でした。

私と普段着きもの➁

 先週の続きの、ちょっとした読み物企画。第二回です。
 私の「普段着きもの事始め」は、ここから少しずつ加速していくような――

 リサイクルきもの屋さんできものと帯、帯揚げ、帯締め、二部式の襦袢、足袋とオススメされるまま一式揃えてみました。2000円の長着、1500円の帯、これってレンタルでドレスを一日借りるよりより安い!と、まずビックリ。古着の価格帯を知らない私は、それまできものと言えば六桁、七桁アタリマエでいましたから。古着ともなると、希少価値が更に上乗せでもっとお高いんでしょ!みたいな、ね。
 その時の2000円の長着は今でも着ています。帯はお食事会前に練習した一回目で破けてしまい、アンティーク品の洗礼を受けることに。帯は引っ張ったり捩じったり、布にかかる負担が大きい分、古い物は布のへたり具合に注意が必要です……って、当時の私に教えてあげたいよう。

 結局、その時滅茶苦茶焦った会食は、某有名デパートのミニマルサイズコーナーで、店員さんのご指導の下なんとか一式そろえて出席することになりました。帯はともかく、その他諸々小物も含めた和装デビューならず、だったのです。
 余談ですが、この時は崖っぷち気分が極限状態でした。それだけに、やはり有名デパートって頼りになるなあとも思いましたよ。店員さんの説明では「様々な事情で、背丈は小さくとも幅広なサイズをお求めになられるお客様のニーズがゼロではない以上、取り扱いを止めることはない」とのことでしたが……今はどうなのかなあ、この景気だし。

 方々で知恵を授けられ手を差し伸べられてなんとか事なきを得ましたが、浴衣は一頻り自分で着ることができた私にとって、帯が破けただけで揃えたきものを放置というのは、正直なところ気持ちのおさまりが付きませんでした。
 実際のところ、ミニマルサイズの御洋服よりも、着ていて楽だったし、ちょっとウキウキした気分が忘れられなかったんですよね。リサイクル屋さんはお世辞で「お似合いですよ~」と言ってくれてたんだと思いますけども、私としても「あら、なんだかサマになってるわ」てな感じで。
 というわけで、まずは帯だ!ともう一度リサイクルきもの屋さんへ行き、そうそう破けやしないだろうという丈夫そうな帯を、今度は自分の目でしっかり確かめながら見つけました(この帯もまた、今現在、現役でおりますよ)。
 こうして、最初の練習用一式が揃いました。
 けども、あくまでもこれは着付けの練習のための『お道具』を揃えたにすぎず、普段着という認識は無かったのです。

 <次週につづくよー>

いかがでしたか

 人に歴史あり、とかってよく聞きますけども。
 私のきもの歴の一番最初の方は、きもの着たい!ではなく、必要に迫られて袖を通したもののトラブル発生で着られず、という散々な滑り出しでした。
 ここで「もういや、きもの嫌い」とならなかったのが本当に不思議。面倒臭い事が何よりも嫌いな私なのにね。


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 それでは。
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 また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ

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