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火・水曜日連載『あらたま流きもの雑記』 3月18日 帯が……帯が……と慌てた日もありました

 初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
 二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
 こんにちは、あらたまです。

『あらたま流きもの雑記』とは――
 火曜日と水曜日の連載で、きもの文化検定2級ホルダーのあらたまが普段着きもの生活についてアーデモナイコーデモナイと書き散らかします。
 水曜日は普段きもの一式の紹介と解説と、きもの生活tipsやお寄せいただいた質問への回答をお届け。
 ・いわゆる『映え』なきものの御提案は無いと思います。
 ・きものを着た可愛いポージングの女性は出てきません。
 ・きもので行くべき映えスポット!の御提案もありません。
 きものを普段着にしているといっても、洋服を着る日だってありますし、和の習い事経験は皆無です。
 大雑把な性格で、かなり雑な暮らしぶりのオバチャンのきもの生活の一端をお見せすることで、きもの生活のハードルが多少低くなり、きものを始めたい方の勇気に繋がることを願っております。

 本日、実験的定休日の不肖ワタクシでございます。
 前置きはそこそこにして始めましょうね。
 (意訳:すみません、前置きネタが無くって……)

本日ご紹介の一式

 昨年一月の、近所のスーパーに買い物行った時かな?
 ※スーパー行くのが『お出かけ』か?っていうツッコミは甘んじて受けます。だよねー(´;ω;`)ウゥゥ

 デニムきもの、デニムシャツ、ミンサー織半幅帯

 昨日ご紹介の一式と同じデニムきもののバリエーションです。
 デニムにデニムを重ねるっていう御洋服みたいな組み合わせをやってみたかったんでしょう、たぶん。
 元気いっぱいなレモンイエローの三部紐に、アクロバティック寝相の三毛猫ちゃん帯留めでかわいさをプラス。
 ※帯留めは『黒猫胡椒堂』さんの作品

 そうそう!デニムにこだわりたくて、いつものブーツにするかコンバースにするか迷ったのよねえ。
 結局ブーツ履いたよね。

お出かけ先で帯が崩壊する問題

 今から書くお話は、あくまでも私個人の経験上、という但し書き付の話になってしまいますのでご了承くださいね。

 基本的に、名古屋帯や袋帯はお出かけ先で大崩壊なんてことにはなりません。ていうか、なったことが無いのです。
 崩壊するのは、決まって家を出る前です
 なぜならば!(←バ〇タ―ビームは出ません)
 帯締めをギュギューと確実に結んでいれば、帯が落っこちることは無いのです。読んで字の如し『帯締め』なのです!
 つまり。私が「御太鼓崩壊なう(´;ω;`)ウゥゥ」とお友達にメールを打つ時、それは帯ではなく帯締めの締め方が甘かった時です。

 お出かけ中に帯が崩壊するってのは、だいたい浴衣のお嬢さんから多く聞きます。浴衣の時は、半幅帯を締めるでしょう?
 半幅帯は、帯の結び方一つで体に固定するので、きちんと勘所を押さえて締めないといけない仕組みです。普通の帯が手順と道具が多くてややこしいけど崩れにくいのに対し、半幅帯は道具は帯一本で手軽故に崩れやすいのです。なので、絶対に緩まないコツを手順に組み込んで練習する必要があるのです。
 一巻き目の終わりにもしっかり胴回りを引き締める、一回目の結び目の位置は帯の上辺の更に上に作る等々、コツや結びの形を作ってる時の手順をしっかり押さえていかないと、結んでる最中から徐々に崩壊していきます
 できあがりはそこそこでも、時間の経過とともにフワフワと緩んできてしまい油断できない。初心者のうちはそりゃもうドキドキハラハラでした。

 ハンドタオルを常備し、緩んできたらタオルを筒状に丸めて、帯の下から突っ込む!という応急処置も在るには在りますが、そのタオルがいつのまにかどこかに落っこちてしまい、万事休す体験をした身としましては、タオルも信用なりません。

 ではどうするか?といいますと、半幅帯でも帯締めしちゃうのです。
 今の私はそこそこに緩まないコツが身に付いた事と、崩壊し難い結び方のバリエーションを覚えたので、ご近所を散策するくらいなら、帯だけで出掛けます。
 ですが、立ったり座ったり、カメラ構えて中腰になったりコケそうになったりすることがわかっている日は、結び目に帯締め通して絶対に崩れない安心感を手に入れます。
 使えるものはどんどん使って、不安のない楽しいきものライフを送りましょうというのが私のスタンスです。

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 クレヨンや色鉛筆みたいにいろんな色を揃えたくなってしまう。馴染ませたり、差し色にしたり、帯締めの魅力は広くて深いです。

いかがでしたか

 私の普段着は実用性が第一です。そのために使えるモノは使い、省けるものは省きます。その際、可愛さだけは捨てません。
 帯締めを活用するならば、帯留めでワンポイント可愛さを付け加えたいですし、半幅帯を御太鼓風や角だし風に結ぶバリエーションの時は勿論帯揚げもプラスすることになるので、そちらにも気を配ります。
 今回はわびさびの美学とは程遠い、力技多めで大雑把な半幅帯理論を展開しましたけれども、ライフスタイルが時代と共に大きく変化していくのならば普段着きものもまたそれに追従しても良いのではないでしょうか?という問題提起の一つとして受け止めていただけましたらば幸いです。


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 また明日ね、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ

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