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火・水曜日連載『あらたま流きもの雑記』 5月18日 もうちょい詳しく!普段着きものの梅雨対策

 初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
 二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
 こんにちは、あらたまです。

『あらたま流きもの雑記』とは――
 火曜日と水曜日の連載で、きもの文化検定2級ホルダーのあらたまが普段着きもの生活についてアーデモナイコーデモナイと書き散らかします。
 主に普段きもの一式の紹介と解説、少々のお出かけレポートをお届けします。そして、火曜日は私がきものに思う事等のエッセイが、水曜日はきもの生活tipsやお寄せいただいた質問への回答が、それぞれミニコーナーとして付いています。
 ・いわゆる『映え』なきものの御提案は無いと思います。
 ・きものを着た可愛いポージングの女性は出てきません。
 ・きもので行くべき映えスポット!の御提案もありません。
 きものを普段着にしているといっても、洋服を着る日だってありますし、和の習い事経験は皆無です。
 大雑把な性格で、かなり雑な暮らしぶりのオバチャンのきもの生活の一端をお見せすることで、きもの生活のハードルが多少低くなり、きものを始めたい方の勇気に繋がることを願っております。

 今日は過去のきもの記録から、梅雨時期のきもの支度をちょこっとだけご紹介しますね。
 夏に向けての快適きもの対策も、まだまだ進めておりますが、そちらは日を改めて書いてみたいと考えております。

本日ご紹介の一式

 そろそろ我が家上空も梅雨入りの準備を始めたような気配です。
 湿度がぐっと高くなり、気温も上がってまいりますけども、意外とこの時期の湿気というのは体を冷やすもんなのだなあと年々実感しております。
 体を冷やさず、それでいてカラッとサラッと快適に過ごすにはどうしましょう?と毎年のように知恵を絞る季節です。

 綿麻単衣、ミンサー織の半幅帯、綿麻長襦袢に手拭い(明和電機さん)半衿

 昨年6月に着ていた一式です。
 今年もそろそろ出そうかなあと思っている綿麻のきものは、風通しも良くて汗がサラッと乾いてくれるけれど、透け感がほとんどないので長い期間着られて重宝しております。
 盛夏向けの透けるきもの(長襦袢の柄を際立たせるための、盛夏向けでないのもありますが)というのがどうにも苦手な私には、濃い色の縮や、洋服地のように織られた綿麻は強い味方です。
 暑い年にはゴールデンウイーク中から、梅雨時を通して、夏の終わりまでガシガシ着ています。
 ではどこで季節感を?てことですが。
 帯と半衿です。
 梅雨時辺りから、手拭いの半衿を白や寒色系がベースになった涼し気な柄に切り替えていきます。お出かけの時は白い絽の半衿一筋になりますが、普段着は手拭い。何故なら、汗をよく吸ってくれるからです。
 帯は盛夏以外は通年使える半幅帯の出番が更に多くなるのですが、リバーシブルのものや暖色系は暑いのでお休みしていますね。

暑い季節は何を着たって暑いのです

 さてさて、先週の続きではありますが、具体的な梅雨時の対策・あらたま版のお話を書いてみましょうか。

 汗は!何を着ようとも!かきます!!

 ですので、好きなものを好きなように着ています。
 以上です。
 ――というのは大袈裟な話で。目に見えるところは季節感やら軽さといったデザイン性を大事に着るものを『好きなように』選んでいます、というのが本当のところです。

 快適さを追求するのは、肌着や襦袢の部分です。
 汗でぺたっと生地が張り付く、あの感じを軽減することさえできれば、梅雨時から夏の時期というのは快適に過ごすことができると思います。
 その点、海に囲まれ「湿気上等!」な島国で進化を遂げてきたきものは優秀なのではないでしょうか?
 風通しを良くして汗を素早く蒸散させ、そのうえ気化熱による体の冷えを極力防ぐことが可能な造りになっています(と、私は着ていて思うのですが、いかがでしょうか)。

 では、あらたま流の梅雨時対策をご説明しますね。
 ほとんど盛夏と同じような重ね方ですけども……

 ・UNIQLOエアリズムの肌着を素肌の上に着ます。
 ・汗取り肌着をプラス一枚。
 ・綿麻或いは麻の襦袢を着ます。

 盛夏は重ね着で熱がこもるのが嫌なので汗取り肌着を止めて、エアリズムの上に直接襦袢です。なので、こまめに洗濯機で洗える襦袢が大活躍です。
 シンプルな重ね着ですが、汗の移動吸収スピードと冷えない事を重視して研究した結果、ここに辿り着いた次第です。
 裾除けはUNIQLOのリラコが、吸水性の点でも足さばきの点でも素晴らしくて、愛用しております。

いかがでしたか

 今年は襦袢のポジションにハイパー乙女スリップを導入してみました。

 肌着の上に浴衣を着て出歩く……これが急に気恥ずかしくなってきたので、衿付きのコチラに期待を寄せております。
 浴衣スリップっていうのもありますけども、あちらは衿が無いので別口でうそつき衿を用意しないとならないのです。この乙女スリップが大車輪の活躍を見せてくれたなら……もうしばらくは若い子ぶって(?)浴衣でお出かけと洒落込めるかもしれません( *´艸`)

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