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3.自分(の絵)を受け入れる

前置きを除けば記事も今日で3つ目になりました。
さあどこまで続くのか…笑
朝まず起きてnoteで自分の考えを整理することで最近頭もすっきりしてきました。やはり自分の中の思いを言葉にするのは今後のためにも大事なことですね。

今日は自分(の絵)を受け入れるについてお話してみようと思います。
私は他の人の作品を見た時、自分にないものがあるとめちゃくちゃ輝いて見えます。「わあこれ自分がやったことない技術だ…」「やばいもっと勉強しないと」「自分はまだまだ色んな面で足りなすぎる…」
気づけば作品が純粋に素敵だ、いいなあという感情から「自分はまだまだすぎる」と気持ちが下がりまくっている…そんな時があります。
もちろん自分に足りない部分を見つけて、そこを改善しようとして勉強して吸収するという過程を経てきたからこそ、数年前よりも技術は上がったと思います。

ただその感情が強すぎた時自分(の絵)を受け入れられなくなってしまう時があります。自分を全否定してしまうと勉強しようという気持ちにすらならなくなってしまいます。(一時期そこまで落ち込んだこともありました)
どうせ勉強しても何も見に付かない、ブラッシュアップこれ以上無理だろうなと悲観的になり何も手につかない…これでは負のサイクルです。
私は元々自己肯定感が低いので、褒められても素直に受け入れることが難しいタイプでした。(今ではだいぶ改善しましたが)
褒められてもお世辞だし、もっと上手い人いるしと曲解していたんですね。
でも最近とある友人に

「人から頂いた気持ちを素直に受け止めてあげることも、
またその人への感謝を伝えることに繋がりますよ」

と教えて頂けたんですね。
ここで人からの気持ちを素直に受け止める大事さを知りました。

逆に自分がファンだとして応援している人に、あなたのこういうところに救われていますとか、ここが好きです!と伝えた時にその想いを否定されたら悲しいだろうなと今では思うのです。

ただ自分(の絵)に自惚れすぎるのも、否定しすぎるのも、将来を見据えて活動していくならあまり良いものとは言えないでしょう。

イラストレーターはまず自分の絵を良いなと思ってくれている人を大事にする、そしてその絵を描いている自分も大事にする。

やはり適度なバランスというのが必要ですね。
ここで言う「大事にする」は自惚れとは違います。
どちらかというと「素直に受け入れる」に近いと思います。

そしてその相手を大事にする気持ちを忘れずに、自分がどういう絵を描きたいかを自分と向き合って答えを探していく…これが一番良いバランスなのではないかと思っています。

もちろん自分の絵にもう満足していて、自分の絵を好きでいるファンも多いからこのままでいいと考える人もいると思います。
そういうスタンスの人がいても良いと思います。
絵柄は人ぞれぞれで、それを好きだという人も人それぞれです。

私の場合は何故か3か月~半年経つと、「あ、このままじゃだめだ」って急に降ってくるときがあるんですよね。
普段絵を描いていると「ここが限界なのかな」と感じる時もあるのですが、自分の場合は数か月ごとに「このままじゃだめだサイクル」(笑)が来るので、やったことない技術、挑戦したことないアングル、表現…色々試してみたくなります。

アートの世界には正解がありません。
細かくて繊細な絵も、ゆるくて子どもが好む絵も、子どもから大人まで好きな絵もどれが素晴らしいとかは人それぞれです。
だからこそ「自分にしか描けない絵」を追求することが大事なんじゃないかなって思います。


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