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【ファッション誌レポ #2】MEN’S NON-NO 2022年1・2月合併号

ターゲット:10〜20代男性
内容   :ファッション、カルチャー

◆総括:

全体的に中性的なモデル、コーディネート、特集が多く、補正程度ともいえる範囲だがメイクをしているモデルも頻繁に見らる。ターゲット年代が意識する女性の関心が影響しているように思う。その中でも大きな影響力があるのがBTSではないかと感じた。   以前まではアメカジや西洋のストリートカルチャーに影響を受けた服装が多くみられたが、大きな時代の転換期が訪れているように思う。前者の代名詞だったビームスなどの現在のセレクトする商品を見てみたくなった。

女性誌とは違い、アイテムバリエーションが少ない分さまざまなコーディネートの紹介というよりは、こだわりのあるアイテムの解説や、商品の物撮りによる取り上げ方が多いように感じた。

・表紙:呪術廻戦(乙骨・狗巻)

メンズファッション誌の表紙に漫画のキャラクター。ファッションに関心がある10~20代男性の目を引く手段として漫画を起用するというのも現代の傾向を表しているように思う。
   メンズノンノを手に取るターゲットを考えると、主に異性からの見た目を気にし始めた高校生〜大学生が過半数だろう。コロナで外出機会が減り、自分の身なりに対する意識が低下したターゲット年代にも手に取ってもらうことが目的か?
キャラクター2名の髪型も、ターゲット年代が真似できるものなので起用しやても違和感ないように思う。

・p7:自分に?ギフトに?    サスティナブルバッグ

モデルは男性だが、かなりレディースライクなデザイン。クリスマスギフト需要を刺激するアイテム選びなようにみえる。

・p12-13:美容・化粧品特集

泥のスクラブ、メンズ用のグレーの口紅、マスカラなど男性用の化粧品がずらっと紹介されておりジェネレーションギャップを受ける、、、
実際のところ、ファッションに興味のある青年の何%がこういった化粧品を利用しているのか気になる。

・p42-45:アウトドアギア特集

ターゲットの中でも経済的・時間的余裕が比較的ある大学生に向けた特集と思われる。男心をくすぐるようなアウトドアグッズが特集されている。withコロナの時代におけるアウトドア市場の活性化のを後押ししているように思う。

・p52:レザー小物特集

数万から十数万のブランド小物が特集されている。なかなか手に届かないであろう価格帯のアイテムを特集する意図はなんだろうか?彼女へのプレゼント訴求??

・p64-69:ゴアテックス特集

アウトドアにも普段使いも兼用できるアイテムを特集している。経済的な余裕が豊富にあるわけではない学生のニーズに沿ったものとなっている。

・p70-77:おしゃれな人のハイ&ローSNAP

モデルの年齢層が一気に上がる。等身大というよりは憧れ的な人物像の特集となっている。その年代だからこそ着こなせているコーディネートも多いため、読者の年代に落とし込んで着こなす必要がある。

・p78-85:美容品特集

香水や洗顔などはまだ馴染みがあるが、ファンデーション、保湿パック、美容サプリなどの本格的な美容品などがずらっと並んでおりやはりジェネレーションギャップ、、、

・p88-91:食特集
・p95-106:呪術廻戦特集
・p110-113:メンノン新人モデル特集

箸休め的なページだがなかなかのページ数ある、、、

・p130:映画・音楽特集

ファッションカルチャーは韓国の影響を感じたが、映画や音楽の特集ではモデルも西洋風の格好で文化が息づいている印象。

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