自分の目標は、多分ブレていない〜伊勢丹催事を終えて〜
4月の10日から21日にかけて伊勢丹新宿店にて『フランス展』という催事が開始されました。
ガチガチの百貨店のイベント。今までの個人で行っていた「なんちゃってイベント」とは違い(失礼)事前準備もガッツリと用意した内容でした。
一応改めて軽く説明しておきますと。今自分は会社員をしていまして、ワインのインポーター会社(輸入代理店)に勤めています。『フランスで働いているレストランの本社が日本にある』って感じですね。結構頻繁に言ってるんだけど意外と浸透してくれてないんだよな。フリーランスだと思われがちなくらい自由に動いてるように見えるからかな?
その本業の延長線上として今回は伊勢丹の催事にお呼ばれされたというわけです。緊張。
ある程度準備を進める中で、ふと気が付いたんです。せっかくこんな滅多に無い『日本の百貨店で勤務する』という出来事。コンテンツ化させた方が面白いんじゃね?と思い、SNSでガンガン告知をかけました。
幸いにも弊社は副業に寛容…というよりは「人様に迷惑をかけず、自分たちが不利益を被ることがなく、ワインの布教に繋がるのならオッケー」と黙認していただいてるので、このポジション、利用すべき!と感じました。
そもそも僕がSNSをやっている最大の目的は「ワインを楽しんでもらうため」と「その役割を僕が担っていくため」です。
ずっとこの目的は変わっていないのですが、僕は僕を通して皆さんにワインを知りワインを好きになってもらいたいと思ってます。
多くのソムリエさんやワインに詳しい方が発信活動をしているのに、いまいち上手く広まってない理由は『既にワインが好きな人にしかアプローチしてない』点にあります。
例えば、今ある大手ワインサイトやワイン雑誌などは完全に「ワインが好きな人に向けて」作られたものです。そもそもワインが好きじゃないと見てくれませんしね。
たまたま情報を探していて見てくれることはあるかもしれませんが、少なくともワインに全く興味のない人が文章を読んだだけでワイン好きになってくれるとは思っていません。
やっぱり好きになってもらうには飲んでこそでしょう!
ということで今回のイベントは一種の「自分が目標に向かってちゃんと前進できているか」の確認でもありました。
去年はTwitter上で何者でもなかった僕が、一年ほど経ってどれくらい周りに影響を与えていることができたのか…そうでないのか。
2週間の”立ちっぱなし”も意外と慣れっこ
仕事の時間は【9:30~20:30】のそこそこ長丁場。しかも基本的に立ちっぱなし。なかなかの覚悟が必要ですね。
とはいえ、こちとらもう5年くらい本気で飲食やってるので、今更10時間くらいの立ち仕事なんて許容範囲です。
別に「セルフブラック」なんて揶揄する気はないのですが、個人的には座って何かに打ち込んでいるより「立ちながら誰かとコミュニケーションを取る」ことのほうが向いている気がしました。
つくづく僕は接客業が好きだし向いているんだと思います。以前書いたnoteの中にもこんなことをまとめていました。
最初から好きになるわけでもないし、本気で取り組み続けることによって少しずつ楽しくなってくる方もあるでしょうが嫌な事はしたくないよね。
最初から僕もできたわけではありませんし、得意かどうかと聞かれると微妙です。ただ、僕にとってストレスを感じずに続けることのできる仕事でした。
大好きなものに囲まれて、大好きなコミュニケーションができて、勉強も成長も大変な部分すら丸ごと楽しめる。
お給料は他の業種に比べて低いかもしれませんが、自分が何をしたいかに耳を傾けた上の結果なので全く問題ないです。お金の部分は今後、どんどん自分の活動の規模を大きくしていくことで自然とついてくるかなぁぐらいに考えていますし。
来てくださった皆様、ありがとうございました!
イベント期間中、実は毎日誰かしらの友人が遊びに来てくれました…!!こんな嬉しいことってある?
しかもみんな丁寧に「美味しかったよ!」投稿もしてくれたんです…!嬉しかったのでこちらでもまとめちゃいますね!!
事象は次のステップへ
この催事を通して感じたことは、ひとまず僕がSNSをやる上で第一の目標としていた「自分の周りの友人にワインを楽しんでもらう」は達成しているという点です。
いきなり『見てくれる人全員にワインを好きになってもらおう!』なんて無理な話なんです。そもそもお前誰だよ、ってなっちゃうし。
ワインなどの嗜好品はこの人生において無くなったとしても全く問題がないわけで、その中で「どうやって楽しみを見つけるか」となった場合、僕が紹介することに意味を持たせる必要があると感じていました。
まだまだ業界も短く、知識としても諸先輩方に遠く及ばない僕がとにかく考え抜いたのは『どうやったら楽しんでもらえるか』ということ。多分この問題は、姿形を変えながら一生付き合っていく問題でもあると思ってます。
その問題に対して、今自分が提案できる回答は
『ワイン詳しい友達が身近にいたら便利だよね』
という距離感を演出できるようなソムリエになること。嗜好品は理詰めや広告より「友達のオススメ」が一番効果的なんです。
僕が「ソムリエやってます。」なんて言った時に相手から言われた言葉で多かったのが
『ソムリエさんなんて初めて出会いました』
僕はチャンスだと思いました。業界の中で修行しているだけでは絶対に見出せなかった自分の価値提供が出来ると確信した瞬間でもありました。
結果として、少なくとも自分の周りで『ワイン見たらティモシー思い出す』と言ってもらえるまでに浸透し、一部の友人にはワインのファンにすることも成功しました。お酒を飲んで欲しい、というわけでは無く自分がオススメするものに興味持ってもらえることは嬉しいですから。
そして今回のイベントで、その手応えが明確となった今。
そろそろ次のステップに進むべきなのだと思いました。ここでまた、改めて自分を加速させる。そのために出来ることは何だろうか。再び挑戦の連続です。
こんな風に考えていられる今がものすごい幸せです。
平成ももうすぐ終わり。GW期間中に再び自分を見つめ直す時間を作ろうと思っているのですが、ここで一言だけ宣言したいのは
『令和時代のソムリエと言えば』となれる人間になります。絶対に。
P.S.
Polca Lifeも募集しています!50円から支援していただけます!今後の活動の力にしていきますので、応援よろしくお願いします!
文章苦手ながら頑張りました!