日本史世界史修羅の道
きっかけは些細なことだった、私の尊敬してならない世界史担当の先生と雑談をしていたある日の放課後。
"僕は受験のときセンター試験を日本史と世界史で受けたね〜"
かねてよりセンター共テの社会2科目を日本史世界史でとる"変態"がいるという話は聞いていたが、まさかこんな近くにいるとは‥
さらにだ、どうやら弊学年の日本史担当も日本史世界史選択らしい。
そこで完全に、社会科が得意な人間は共テを日世で受けるという認識を刷り込まれた私は堂々の意気で日本史世界史選択をすることに決めた。
その時点で世界史は偏差値70台後半を出せていたし(無論、その先生のおかげである。またこれらは河合塾の偏差値)、中学受験で培った知識が残ってるのと自分の家系自体日本史で出てくることもあって日本史にも手を出すことにした。
最初は日本史もやると頭がパンクして古墳時代くらいでギブアップしてしまいそうだと思っていたが、案外覚えられる。これはなにより趣味で城や遺跡巡りなどをしていたおかげで日本史の流れというものが頭に入ってるゆえのことだった。それで室町まではどうにかなった。そして戦国時代が嫌いな男児などおらんや、ということで戦国安土桃山時代もどうにかなる。
江戸時代にしてようやく壁にぶち当たる。
つまらないからね。
しかし、我が先祖は江戸時代こそ最盛期、天下の台所や、とある幕府の直轄領の奉行もやっていた(これを書くと苗字バレしてしまうため隠す)やつらだったため、自らの歴史を辿るという風に思えばそこまで苦にはならなくなった。
今のところ江戸までしか終わってないものの模試ではそこそこの進学校でクラス1.2位くらいは取れるようになったし、独学にしては中々の結果だと思う。偏差値も75くらいだし受験二次の時は気分で世界史か日本史を選べるくらいの左団扇状態である。最高かな。
しかし問題は"社会"ではなかった。なぜ題目に修羅の道をつけたかと言うとこれはただ語呂が良いからという理由ではない。普通に英語がマズいからである。恐らく社会を2科目日本史世界史でやるのはそこまで大変というわけではない、しかしある程度の時間が取られてしまうため他の患部がどんどん腐っていってしまうということだ。私は社会は述べた通りできる、国語も現代文と漢文で稼げるから現古漢で偏差値70前後は叩き出せるからなんとかはなるだろう。
だが、悲しきかな、受験で最も大切と言われる大正義イングリッシュが壊滅的なため(毎回偏差値60乗るか乗らないか)、これでは第一志望校は厳しいというわけだ。
この夏はまさに修羅の道、血と汗を流し英語参考書に向き合う自分を想像するだけで卒倒しそうになるが、どうやら逃げることはできなさそうだ。
7/13
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