2022年度 慶應義塾大学 経済学部 小論文 模範解答
設問1
多数決の議論に加わる人数が限られた時代は、少数の意見が多数を支配していた。SNSの普及により多様な意見が意志決定に反映されそうだが、しかしじっさいは3割程度の意見が全体を支配するという。またSNSは一部の意見を多数派だと混乱を招きやすい。集団の55%が一つの情報を信じると、同調を招き少数意見を覆い隠すともされる。このように、少数者が多様な個人の意思決定を規定する傾向にこそ多数決の問題点がある。(198字)
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432字
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