作家 億司もろん

株式会社NECLA 代表取締役 ✉️politics.light@gmail.com

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最近の記事

「ネタくっといて!」

コテンラジオのプロデューサーである樋口聖典君が移動中の車内で録音している「樋口聖典の世界」にて、僕が前々から思っていたことについて言及していたので、ちょこっと取り上げてみます。 芸人の世界でよく使われる「ネタくって」に関して お笑いの世界で生きていると「ネタくっといて!」という言葉を聞くことがあります。ニュアンス的には「事前にネタを準備しておいて!」と捉えられるのですが、たまに「ネタくわせといて!」とか「あえてネタくわずにいきます!」という表現をされる人もいらっしゃいます

    • お笑いライブにおけるマーケットインとプロダクトアウト

      お世話になっております。政光真吾です。ふと「お笑いライブってマーケットイン型とプロダクトアウト型のコーナー企画があるよな」と思ったので、ChatGPTに聴いてみました。 マーケットイン型アプローチ マーケットイン型は、顧客のニーズや市場の動向を重視し、それに基づいてコンテンツやサービスを開発するアプローチです。お笑いライブにおいては、来場者の層や嗜好を分析し、求められるユーモアや内容を反映させた企画を作ります。例えば、若年層が多い場合は、SNSで話題のコメディアンやトレン

      • ポッドキャストと言葉

        お世話になっております。コテンラジオに関わり始めて丸5年。音声メディアのタイトルと向き合い始めてからも丸5年が経ったということになります。ここで感謝の言葉代わりに5年の知見をまとめて、シェアしたいと思います。 序論 ポッドキャストはデジタルメディアの中で特別な地位を占めています。個人の声が直接聴き手に届くこのメディアは、情報、教育、娯楽、そして何よりもコミュニケーションの強力な手段として機能しています。この論文ではポッドキャストの核心的要素の一つである「タイトル」に焦点を

        • 「東京15期未解決事件ライブ」がエモかった件

          ご無沙汰しております、政光真吾です。 前回書かせて頂いた記事にものすごい反響を頂きまして、たくさんの方々から「面白かったよ」と声を掛けて頂きました。 読んで頂いた皆様、ありがとうございました。 さて、話は変わります。 話題のアレを見ました。 そうです、アレです。 「東京15期未解決事件ライブ」のオンライン配信です。 何のことかよくわからないという方々の為に概要を引用します。 東京15期芸人たちの間で今も語り継がれる、謎の失踪、解散、喧嘩など、NSC時代の未解決事件に決

        「ネタくっといて!」

          殺人事件の重要参考人として警察から事情聴取を受けたハナシ

          お世話になっております、政光真吾です。 初めましての方は初めまして。 吉本興業福岡支社(通称 福岡よしもと)のイベント周りで裏方としてウロチョロしている者です。 唐突ですが、皆さんは殺人事件の参考人として警察から事情聴取を受けた経験はありますか? 僕はあります。← その事件から15年が経つので、もうそろそろネタにしても良いよな…と思い、今回キーボードを叩かせて頂きます。 そんなこんなで話は大学生の頃に遡ります。 2007年夏、大学生の頃の僕は広告のキャッチコピーを作るコピ

          殺人事件の重要参考人として警察から事情聴取を受けたハナシ

          ACCグランプリ受賞

          いつもお世話になっております。 くら寿司に月イチで通っているでお馴染みの政光真吾です。 えっ、知らない? せっかくですので、これを機に覚えて下さいませ。← いや、そんなことはどうでもいいんですよ!(逆ギレ) 本題に移りましょう。 4年ほど前からお手伝いさせて頂いているポッドキャスト番組「コテンラジオ」がこの度日本最大級の広告アワードであるACCグランプリを受賞したそうです。 株式会社COTENさん、この度はおめでとうございます! なんとエピソードのタイトル案を書かせて頂いて

          ACCグランプリ受賞

          読書のすゝめ 〜1万円あったら何を買う?〜

          お世話になっております。 政光真吾です。 吉本興業の犬こと政光真吾です。← 突然ですが、僕はよく本を読みます。 読書家と自称しても過言ではないくらいに本を読んでいます。 本格的に本を読むようになったキッカケは10年前。 吉本興業のプロデューサーから『永遠の0』(百田尚樹)を薦められたことでした。 他人から薦められたことを素直に受け入れていた僕はその日の帰りに書店に寄り、薦められた本を素直に購入。 今になって思います、素直って素敵。← それまでに広告コピー関連の本を集めるこ

          読書のすゝめ 〜1万円あったら何を買う?〜

          「勝ったチームはギャラ倍増」のウソ。

          お世話になっております。 政光真吾です。 指パッチンの専門家です。 さて、今回はお笑いライブにおける”ご褒美”と”罰ゲーム”について書いてみようと思います。 「今回の対決で勝ったチームはギャラが倍となりますので、皆さん頑張って下さいね〜!」というお笑いライブではよく聞くお決まりの台詞があります。 あれ、大半がウソです。 ギャラは倍にはなりません。 お笑いライブは主にネタとコーナー企画で構成されており、そのコーナー企画でゲーム対決をする時などに使われるギャラ倍というご褒美。

          「勝ったチームはギャラ倍増」のウソ。

          YouTubeで聴くコテンラジオ!

          お世話になっております。 政光真吾です。 皆さんご存知、政光真吾です。← さて、今回は僕が3年ほど前から携わっている「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」について書いてみようと思います。 実はこのコテンラジオ、Podcastの番組ではあるのですが、YouTubeでも聴けちゃいます。 いや、見れちゃいますと言うべきか。 どちらでもいいや、あのYouTubeで聴けちゃうんです。 内容はPodcastで配信している音源と全く同じなのですが、映像が付いているのでパーソナリティの表情を楽し

          YouTubeで聴くコテンラジオ!

          ヘンテコなお笑いライブの台本を公開します。

          連日お疲れ様です。 政光です。 ええ、あの政光ですよ。← 本日もライブの台本を公開してみます。 今回は1月30日に開催された「干支一周 ~オレたち2010年デビュー組~」という企画ライブの台本となります。 今をときめくニューヨークや鬼越トマホークなど、人気芸人を多数輩出している東京NSC15期と同時期にデビューした3人。 性格も芸風もバラバラの福岡芸人3人の組み合わせが面白そうだなと思って企画したライブでございます。 ちなみに、開催が決定した瞬間に作った告知画像がこちら。

          ヘンテコなお笑いライブの台本を公開します。

          構成作家のイベント台本、公開します。

          お世話になっております。 あの政光真吾です。← さて、本日はタイトルどおりに構成作家として書いた台本を公開してみたいと思います。 今回公開する台本は福岡で開催された「レモンティーの新ネタライブ」という芸人さんのネタを中心としたイベントの台本でございます。 台本の書き方は作家さんによっても全然違ったりしますので、あくまでも一例として見て頂ければ幸いです。 まずは1ページ目。 これはいわゆる「進行表」と呼ばれるヤツでげすな。 基本的に台本の1ページ目はこの進行表を書いておき、

          構成作家のイベント台本、公開します。

          演者が損をしてしまうイベントはあってはならない。

          おはようございます。 本日もNSC時代のノートをnoteに投稿するという遊びをやってみます。 今回は2009年5月に受けたイベントについての講義。 読み返してみると「演者との信頼関係を築くことの重要性」について書かれているわけですが、当時の僕はメモを取ることに必死で内容をしっかりと理解できていなかったように思えます。 お笑いイベントの企画は作家が考えて、演者が舞台で表現する。 これが基本です。 しかし、もしも作家が考えた企画がスベってしまった場合、評価が下がるのは矢面に立

          演者が損をしてしまうイベントはあってはならない。

          僕は「アホ」になれているか?

          NSCに通っていた頃に取っていたノートが出てきたので、ちょっとずつ公開してみようと思います。 記念すべき初回の記事はこちら・・・って記念すべきことでもなかったです。← ま、とりあえず公開しますね。 講師は放送作家の柏田眞志先生。 講義内容は「あほあほウルトラマンの変身アイテムとは?」というお題を通じて『アホ』という言葉の本質を考えるというものでした。 このお題に対して、ほとんどの生徒は「カップラーメンの3分をピッタリ測れる時計」のような回答をしていたのですが、講師からは「

          僕は「アホ」になれているか?

          Podcastのタイトルを考える上でのポイント

          お世話になっております、政光です。 ご無沙汰です。 noteを放置している間、劇場ではイベントが立て続けに開催され、その合間には動画編集やら企画書作成やらPodcastのタイトル提案やら、色々と動いておりました。 そんな怒涛の3月を終えて、ようやく仕事も一段落といった感じです。 ここらでリフレッシュする為にモンスター狩猟解禁するか、来週のイベントに向けて準備をするかで迷った結果、noteを書くことにしました。 さて、先日の話ですが、「電通に勤めるコピーライターさんがコテンラ

          Podcastのタイトルを考える上でのポイント

          地方でお笑いはできるのか?

          お世話になっております、政光です。 先日、Twitterのフォロワー様から「福岡のNSCに入るか、太田プロに入るかで悩んでいる」という内容のDMを頂きました。 マジレスしてしまうと「その判断を他人に委ねているようではこの先やっていけないよ」って話なのですが、せっかくなのでnoteのテーマとして使わせて頂きます。 僕自身、お笑いの本場と地方の違いについては10年近く考察を続けてきたので、今から書くことはそんなに間違った考え方ではないと思いますが、「君の意見なんて誰も聞いてないよ

          地方でお笑いはできるのか?

          川西さん

          お世話になっております、政光です。 Twitterのトレンドに「川西さん」というキーワードが上がっておりましたが、昨日1月29日は和牛・川西さんのお誕生日だったそうです。 そんな記念すべき日に福岡の劇場では和牛さんのネタ出番が入っており、あたくしも映像オペレーターとしてモニター操作をしていたのですが、本番前にスタッフから「今日は川西さんの誕生日なので、エンディングでケーキを出すくだりを入れたい」という連絡があり、モニターに出すサプライズ画像として急遽作ったモノがこちらです。