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「漢字の少ない文章」のほうが読みやすい

(3分で解説)



「ひらがな」を多くすると

格段に読みやすい文章になります





たとえば 


「漢字を使わず、平仮名を使った方が読み易い」 は …


「漢字を使わず、ひらがなを使ったほうが読みやすい」



と、漢字を続けないことがコツです





「ひらがな」が多い文章は早く読める

 漢字の多い文章は単に読みづらいだけでなく、堅苦しさや仰々しさを感じさせるかもしれません。逆に「ひらがな」の多い文章は読みやすく、そして早く読むことができます。これは読み手への気づかいでもあり、ストレスを感じさせない配慮にもなります。

文庫本や新書を参考にしてみる

 ある言葉を漢字で書くか、ひらがなで書くかを適切に判断するのは簡単なようでむずかしいですね。そこで、日ごろよく使う言葉で漢字ではなく、ひらがなで書くのが一般的なものを以下にまとめてみました。読みかけの文庫本や新書をあらためて、そういう観点で見てみるのも参考になりますね。


ひらがなが一般的な言葉(86)

という事 → ということ  
という物 → というもの
その為 → そのため  
その様に → そのように
その時 → そのとき
その他 → そのほか
その上 → そのうえ
何故 → なぜ
如何に → いかに
僕 → ぼく

私達 → 私たち
我々 → われわれ
貴方/貴女 → あなた
或いは → あるいは
及び → および
即ち → すなわち
但し → ただし
尚 → なお
今更 → 今さら/いまさら
更に → さらに

敢えて → あえて
余り → あまり
予め → あらかじめ
有る → ある
改めて → あらためて
併せて → あわせて
言う → いう
致します → いたします
頂く → いただく
至って → いたって

一旦 → いったん
未だ → いまだ
居る → いる
色々 → いろいろ
嬉しい → うれしい
恐らく → おそらく
且つ → かつ
下さい → ください
位 → くらい
頃 → ころ

迄 → まで
先程 → 先ほど/さきほど
様々 → さまざま
難しい → むずかしい
従って → したがって
暫く → しばらく
既に → すでに
全て → すべて
全く → まったく
是非 → ぜひ

最も → もっとも
分かる → わかる
沢山 → たくさん
例えば → たとえば
丁度 → ちょうど
遂に → ついに
繋げる → つなげる
出来る → できる
通り → とおり
共に → ともに

無い → ない
一つ → ひとつ
二つ → ふたつ
一人 → ひとり
方 → ほう
殆ど → ほとんど
先ず → まず
又は → または
良い → よい
僅か → わずか

後で → あとで
後ほど → のちほど
上手く → うまく
面白い → おもしろい
愉しむ/楽しむ → たのしむ
極めて → きわめて
過ぎる → すぎる
大変 → たいへん
使う → つかう
作る → つくる

付ける → つける
続く → つづく
何となく → なんとなく
始め/初め → はじめ
久々 → ひさびさ
真面目 → まじめ

参考「公用文における漢字使用等について」


①代名詞

(例)ぼく あなた あれ これ それ だれ 
どれ ここ そこ
*彼 彼女は漢字で書く。 

②形式名詞

(例)うち ため こと とき ところ はず 
ふう ほど もの わけ

③接続詞

(例)あるいは および しかし したがって 
すなわち そのうえ ただし ところが なお

④助動詞・助詞

(例)ごとき(ごとし) そうだ べき(べし) 
くらい(ぐらい) だけ ながら など 
ばかり ほど

⑤補助的に用いられる用言

(例)ある いる まる できる てあげる 
ていく ていただく ておく てください 
てくる てしまう てみる(動詞)

⑥接頭語・接尾語

(例)お願い ご依頼 み心 うち消す かき消す 
子どもら 若者たち 6時間ごと 淋しげ

⑦感動詞

(例)ああ あら いえ

⑧連体詞

(例)ある あの この きたる

⑨副詞

(例)あくまで いよいよ おおよそ かなり 
くれぐれ こもごも さほど すぐ しばしば 
たまたま とにかく なかなか ほぼ もはや 
よほど




1,618字





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