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PoliPoli Govをリリースしました!~デジタル庁さんの「PoliPoli Gov 」採用を受けて、PoliPoliのこれから~

PoliPoli Gov(β版)を用いたデジタル庁アイデアボックス実証事業は、2022年3月31日をもって終了しています。
デジタル庁の「声を届ける」最新情報は、デジタル庁ウェブサイトをご確認ください。
URL:https://www.digital.go.jp/get-involved/

※デジタル庁さんとの事業は終了しましたが、PoliPoli Govのサービス自体は継続して運営しています。

こんにちは!PoliPoli代表の伊藤です。

この度、行政向けの政策共創プラットフォーム「PoliPoli Gov (β版)」をリリースしました。

また、9月に創設されたデジタル庁の「国民との共創による政策実現のためのコミュニティプラットフォーム実証事業」に「PoliPoli Gov (β版)」が採択され、本日より利用開始しました。

デジタル庁さんからのリリース

このnoteでは、行政向けのサービスも始めた理由やこれからのPoliPoliについてお話ししようかと思います。


なぜ現代の日本に、「PoliPoli Gov」が必要なのか


なぜ「PoliPoli Gov」が現代の日本において必要だと考えているかというと、以前に比べて、行政が大多数の国民に納得してもらえる政策をつくる(※)ことが難しくなっているからです。(※政治が大まかなビジョンや方向性を示して、行政期間が実務的な細かいところまで政策を詰めていき政策がつくられるということが日本ではよくあります。)

大多数の国民に納得してもらえる政策をつくることが難しくなっている大きな理由としては、価値観やニーズが多様化し、テクノロジーの発達等により変化が激しい時代であり、全て人々の価値観やニーズを反映する政策をつくりづらくなっていることが挙げられます。

こうした「行政が国民に納得してもらえる政策を作ることが難しくなっている」という状況がある中で必要なことは、政治・行政機関ができるだけ多くの多様な国民と共に政策を共創し、国民に納得してもらえる政策を丁寧に作ることだと考えています。

しかし、人々と行政の間は遠く、人々は行政の政策づくりのプロセスに参加したくても参加しにくい現状があります。

多様な人々が「幸せ」に暮らしていくためには、誰もが政策づくりのプロセスに参加できることが必要だと信じています。

そのため、「行政の政策づくりのプロセスに誰もが簡単に参加できる場所をつくる。」ことを目標に、行政向けの政策共創プラットフォームである「PoliPoli Gov (β版)」をリリースすることにしました。


<参考記事>
ちなみに、元厚労省の官僚であり、PoliPoliの有識者ユーザーさんでもある千正さんのこちらの記事が、政策のつくり方が壊れてきた理由などについて、より詳細で分かりやすく解説されていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。


「PoliPoli Gov (β版)」はどんなサービスなのか?

行政に意見を伝える手段としては、パブリックコメントなどの手段もありますが、興味があるパブリックコメントの内容が理解しづらかったり、見つけづらかったりなど「参加しづらい」という課題を僕の周りの方々から良く聞いていました。

また、行政の方々からも、パブリックコメントなどの制度は非常に重いプロセスでありハードルが高く、もっと気軽に国民からの一次情報を集め政策の意思決定をしたいという課題も聞いていました。

これらの課題を解決するために、「PoliPoli Gov (β版)」は「行政の政策づくりのプロセスに誰もが簡単に参加できる場所をつくる。」ことを目指し、行政と国民が気軽に政策を共創できるプラットフォームです。

下記の図のように、大きく3つのことができます。

スクリーンショット 2021-10-05 10.31.41

スライドなど相談内容を見る→行政からの相談内容を分かりやすく理解する→コメントを投稿する→政策を共創する→その政策の進捗が届く→新しい相談などにも参加してみる という流れで、サービスを利用できます。以下、UIを含むイメージも共有させていただきます。

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また、MVP(実用最小限の製品: minimum viable product)としてリリースし、どんどんとアジャイルに改善していきますので、新機能などもお楽しみに。

ぜひご利用して頂いたり、SNSなどにシェアしていただけると嬉しいです!


「PoliPoli Gov」構想からデジタル庁に採用されるまで

「PoliPoli」として国会議員の方々の政策づくりに関わる中で、政治家の方が政策の大まかな方向性やビジョンを決めて、行政の方々が有識者や民間企業、関係省庁などと調整しながら政策を細かく詰めていくことも多いと実感するようになりましたが、PoliPoliとして政治向けのプラットフォームは展開していた一方で、行政側のプラットフォームは展開していませんでした。

しかし、既存サービスの「PoliPoli」の構築が精一杯だったことやそもそもチャンスがなかったので、行政向けのプラットフォームの構築をできるところは進めつつも、本格的に導入していただく行政機関はありませんでした。

しかし、デジタル庁さんから以下の公募があり、最高の機会だと感じ応募させて頂いたところ、ありがたいことに採択していただきました。ずっと構想していたことだったので、本当に嬉しかったです。(また、僕らのようなスタートアップ企業を選んでくださり、デジタル庁さんには、その器の大きさに本当に感謝しています。)

これからのPoliPoliについて

これまでのPoliPoliは、丁寧にサービスを育てていました。

そんな中で、少しづづ成長していき、リリース約1年半で国会議員の方の約5%の方に登録していただき、10万人の方々に利用していただきました。そして、みなさんのおかげで、様々な政策が動くようなプラットフォームに成長してきました。

今後は、ある程度サービスが形になってきたので、政治家の方向けの政策共創プラットフォーム「PoliPoli」をスケールさせていきます。

また、行政向けの政策共創プラットフォーム「PoliPoli Gov」の方も、行政、国民の方々どちらにも満足していただけるような圧倒的なサービスをつくっていければと思います。

他の行政機関の方々に導入していただくように展開していきますので、行政機関の方で興味がある方はこちらのリンクからお気軽にお問い合わせをお願いいたします。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf6E63eD27RriTo3M1G32C9opzA2YLAZc3iBCraL4qgq2qeoA/viewform


おわりに ~みなさまへのお願い~

「PoliPoli Gov (β版)」は10/5にスタートしています。そして、10/10.11の2021年デジタルの日に向けても、様々な「相談」がデジタル庁さんから届いています!

ぜひデジタル庁さんに意見を直接伝えていただき、政策を共創していただけると嬉しいです。

また、事業拡大に伴い、BizDev(フルコミットかつ責任者候補)の方1名、エンジニア(フルコミット)の方数名、アシスタントプロダクトマネージャーの方1名、スライドデザイナーの方1名、Biz インターンの方の採用をしています。

ぜひPoliPoliを一緒に成長させていきたい方は、ご応募いただけると嬉しいです!(周りの方へのシェアも大歓迎です)

①テックリードの方の募集

https://polipoli.notion.site/b7c62fc194a04be586c7413195226430

②エンジニアの方の募集

https://www.notion.so/polipoli/009bb507f6de40c78bd9edc3d933e876?v=e8cb5a337cf8426a8ebd7b005f84d94b&p=e5f654417b384b21ba5ed69a013b5e9a

③BizDevの方(フルコミットかつ責任者候補)の募集

https://polipoli.notion.site/Biz-d9434c33e3db4ab2bf28129a20e8ac39

④アシスタントプロダクトマネージャーの募集

https://www.notion.so/polipoli/009bb507f6de40c78bd9edc3d933e876?v=e8cb5a337cf8426a8ebd7b005f84d94b&p=61ee6dbde63e44a9abc9d1f9f5817ed6

⑤スライドデザイナーの方の募集

https://twitter.com/kazuma12222/status/1438699446716432387?s=20

⑥Bizインターンの方の募集

https://polipoli.notion.site/polipoli/Biz-116ce7bfad73483eaba4a0e3bdc8397f

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