見出し画像

大学教育のあり方まで考え直す!矢田わか子議員とのオンライン意見交換会!

はじめにー政策が生まれた背景には何があった…?

12月14日にオンラインで矢田わか子議員とのオンライン意見交換会が開催されました!今回の政策のテーマは「大学の対面授業の再開へ必要な支援を!」です。

詳しい政策はこちらから

矢田さんがこの政策を打ち出そうと思ったきっかけは、当事者の大学生や親御さんたちの声から今年の夏になっても大学だけが対面授業が開始されていないのがわかったことだったそう。

矢田さん:「夏から秋にかけてコロナの第二波が収束しつつあった頃でも大学では対面授業が始まらず、すべてオンライン授業との現状を聞き、そこから問題意識を持つようになりました。アンケートをとってみると特に首都圏の大学で対面授業が始まっていません。小中高が対面授業を始める中で大学だけ特別扱いのままでよいのか。政治の側から大学や大学生にどんな支援ができるのかを考えています。今回は大学生が素直に今感じていることを教えてほしいし、それを踏まえてまた来年の通常国会でも要望することができればと思っています」

参加者の自己紹介!

宮木さん:「私はインスタグラムで『紡』というメディアを運営しています。環境やジェンダー、政治の話題を中心にコンテンツを配信しています。意見交換会に向けて『紡』を通じて大学生に現在の学びの環境についてアンケートをとってきました。今日はそのアンケート結果もご紹介しつつ、みなさんと意見交換できれば嬉しいです」

『紡』はこちらから↓

成田さん:「宮木さんと同じくインスタグラムで『紡』の運営をしています。今、大学2年生で語学を専攻しています。語学の勉強はオンラインだとコミュニケーションが一方通行になりがちで、学習効果も低くなっているのではないかと感じます。それでも学費もこれまでと同じで、おかしいと感じる部分があります」

佐々木さん:「現在、慶應SFCの1年生です。日本若者協議会という団体の理事を務めています。日本若者協議会では若者向け政策のロビイングを中心に活動しています。今回は大学教育のそもそも論などについて意見交換したいです」

大学生は遊んでばかりだから対面授業はムリ?

司会:「では早速、アンケートの結果を紹介してもらえますか?」

成田さん:「今回は81名にアンケートを取りました。オンライン授業に満足しているとの割合は35%でした。時間を有効活用できているという理由から満足しているという人がいる一方で、何気ない雑談や双方向のコミュニケーションができないとの理由で不満との声が多くあがりました。『来年前期の授業形式』として全面オンラインを望む人はたったの1%で何らかの形で対面授業を行ってほしいとの声が上がっています」

矢田さん:「確かに私は対面授業をやらなくてもいいとは思いません。それでも現場からは今では大学生は遊んでばかりだから、感染拡大のリスクが大きい。だから対面授業に踏み切れないとの声もあります。感染対策については委員会で萩生田大臣に聞いてみましたが、大臣からは「現在の感染状況と就業について考えながら検討していく」とのこと。そこで大学生のみ、遊びも含め、行動が活発で範囲が広いのか?また現時点で大学ではどんな感染対策が行われているのかについて聞いてみたいです

佐々木さん:「大学生もかつてよりは忙しくなりました。シラバスが厳格化されたので。今の僕らの親世代よりも大学に拘束される時間は長いんですよ。議員さんの中にも教育もや就職のことも含めて、自分の経験談を持ってして、語る人が多いと感じます。そこに現状と一致していない部分はあるのかなと。僕の大学の感染対策としては席を離したり、大きい教室を自由教室にしたりしています。対面授業に関しては99%再開していないですね。ただSFCは元々オンライン授業に積極的だったので特殊なケースかもしれません」

茶山さん(途中参加):「早稲田大学の1年生です。現在は対面授業は1コマしかありません。早稲田大学は学部自治が強く、学部によって対応が異なったりしています。周りを見ても対面授業は一人一コマあるくらいでゼロの人も多いです。大学からも対面授業を行うための準備を進めているとの連絡がありますが、実際には対面授業が進んでいません」

大学生は「孤独」になっていない?

矢田さん:「周りとの関わりについてはどんな状況ですか?」

茶山さん:「今年の特殊性というか…今年はSNSを駆使して友達を作りました

矢田さん:「1年生が特に大変そうですよね。地元からの声も聞きます。それでもオンラインのいいところもあると思います。人気の授業でもオンラインなら抽選漏れがないとか。子どもを育てながら大学に通っている人とかはオンライン授業なら両立しやすいとの声も聞きます」

宮木さん:「私はジャーナリズムに関心があるのですが、1・2年生の間にオフラインでメディア関連の人とインタラクティブにコミュニケーションできたのがよかったです。でも今は4年生なので、感染のリスクがありながら都内の学校に行くメリットはあまり感じないです。学年によって異なる部分もあるのかなと」

茶山さん:「オンライン授業でも、都内に出てきている人は生活の仕方を学んできている楽しみ方を学んできているかなとも思いますね」

オンラインの中でも学習の質を維持するには…?

矢田さん:「最近はコロナがあまりに酷くなっているので閉会中審査でもこの問題を取り上げることはできなくなってしまいました。ごめんなさい…今のところ、来年の通常国会でできたらいいかなと思っています。短期的には3月までに1年生に何らかの配慮をしたいと思いつつ、長期的に大学教育のあり方についても考えていきたいですが、何かこうしたほうがいいなどはありますか?

佐々木さん:「長期的には図書館をしっかりと使えるべきだと思います。本をデジタル化して図書館に行かなくても学習効果を出せるような体制を整えるべきなのではないでしょうか


成田さん:「休学費のフォローも国がしてくれると嬉しいです。今年は留学のチャンスがなくなってしまっても休学すれば留学するチャンスが出てきます。そういう人が安心して休学できるようになってほしいです」

茶山さん:「佐々木さんと同じで、オンライン授業になってから授業の質の差が顕著に出るようになったかなと思います。なので授業を十分に理解できない人もいると思います。学習効果に差が出てきかねないので文献へのアクセスが大切になるかもしれません。休学費用に関しても対策を売っていただければと思います」

おわりに

問題意識を持った大学生の方々に参加していただき充実した1時間となりました。聞くだけの参加も可能ですのでぜひお気軽に意見交換会に参加してみてください!