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すべての子どもに学ぶ機会を作りたい!長島議員との意見交換会レポート

はじめに

9月17日に長島議員とユーザーさんとのオンライン意見交換会が開催されました。PoliPoliの意見交換会はユーザーさんと政治家さんが実際にオンライン/オフラインで会えるイベントです。毎回熱量の高いユーザーの方が集まり、ご好評いただいているイベントです。

この記事ではPoliPoliでの意見交換会がどのような雰囲気なのかをお伝えします!

政策紹介

改めて今回のテーマは長島議員による政策「家庭環境に関わらず、全ての子どもに学ぶ機会を」です。

長島議員の問題意識は「子どもの教育環境は家庭の経済状況に大きく影響されており、世帯収入によっては教育費が生活を圧迫してしまう状況が続いている」こと。

教育を通じて「夢を実現したいと願うすべての子どもたちのチャンスを保障したい」と語ります。

具体的には「義務教育の完全無償化」「給付型奨学金などの支援の充実」「ひとり親家庭の支援」を達成して教育に対する公的支出を他の先進国並みにしていくことが目標です。


詳しくはPoliPoliのサイトから↓

PoliPoli上で主に若者世代/子育て世代向けの政策を打ち出されている長島議員。最近では政策を通じて議員さんの個性が出るようになってきたと感じます!

4つの論点

さて本題の意見交換会へ。

ここでは当日に出た主な論点を4つに絞って議論の様子をご紹介します。

1、財源について

「教育無償化」政策に対してまず最初に思い浮かぶのは「財源はどうするの?」といった質問。PoliPoliのコメント欄にも「教育無償化は出来たら素晴らしいけど財源は?」といった声は多く寄せられました。

これに加えて参加者の方からは「教育の無償化は富裕層へのアドバンテージになるのでは」といった質問が。

これに対して長島議員は「確かに所得制限をつけるのかは難しい問題」としつつも「小中高まではベーシックは公共サービスだからすべての人を対象に国が支援するという哲学があってもいいと思います」と。

そのために10年で100兆円程度の教育国債を発行してはどうかといったアイデアも披露してくれました。


2、奨学金について

長島議員はこれまでも返還不要の給付型奨学金創設に携わってきました。

しかしそれでも「日本の奨学金制度はぜんぜん未発達。ドラスティックに変えていかないといけない」と強調します。

周りに奨学金の返済に悩む子どもを抱える友人がいる参加者の方からも「なんとか奨学金の利子だけでも減らすことは出来ないでしょうか」と質問が。

「これまでに一定の所得に達するまでは返済しなくてよい所得変動式を導入しましたが、まだまだ制度が追いついていない部分があります」と長島議員。

奨学金制度を充実させていくにはまだまだ課題があるようです。


3、学習環境の整備について

学習環境はそのまま学力格差につながります。参加者の方からも「親が子どもの勉強を見てあげられるかどうかが学力格差に直結する」との意見が。

また新型コロナウイルス流行によって家でのネット環境によって勉強できるかどうかが決まってしまうことも課題としてあげられました。

長島議員も「学習環境の整備が今一番中心に置いているテーマ」との認識。学習環境整備には家庭や外部講師(塾や予備校)への支援が必要だったところ、それに加えてデジタル化の波が押し寄せてきたと言います。

「5G環境整備を徹底的にやることがまず重要」と長島議員。また文科省が今年度中にすべての小中学校にタブレット端末と学校/家庭のWi-Fi環境を保証することを決めたそう。

口ぶりから長島議員が新型コロナウイルスによって子どもたちの教育機会が失われてしまうことへの相当な危機感を持っている印象を受けました。


4、教育の中身について

実際に貧困を見てきた経験を元に教育支援を行うNPOを立ち上げた参加者の方からは教育のアプローチについても見直しをする必要があるとの指摘が。

「これまで貧困家庭の意欲のない子どもたちにどのようにアプローチしたらよいのかが実践されてきました。自身も実践する中で課題だと感じたのは貧困や片親の子どもたちにはロールモデルが不足しているということです。自分の生まれた周辺だけでない多様な生き方を知り、こう在りたいという像を持ち、その実現の一つのパスとして大学進学があると気づくことが進学のモチベーションにつながると思います。またこうした、いかなる環境に生まれても夢を持つことにつながる機会は公教育のもとで担保されるべきと考えます」

長島議員も「学校の先生方の中には自分たちはロールモデルになれていないと悩む方が多いと聞いています。外部講師を呼んできて様々な価値観を伝えるとよい効果が見られたケースもありました。義務教育の中でも子どもたちの価値観を揺さぶる経験が必要ですね」

さいごに

意見交換会終了後、長島議員から意見交換会の感想をTwitterにいただきました!

意見交換会を行っていると長島議員のように政治家さんもみなさんの「生の声」「現場の声」が聞きたいのだとひしひしと感じます。
「政治の役割は負の連鎖を断ち切ること」と長島議員。

PoliPoliではこれからもユーザーさんの声を届け「負の連鎖」を断ち切れるようこれからも政治家さんとの対話の場をたくさん作っていきます。

政治家さんに「生の声」「現場の声」を伝えたい方はPoliPoliの意見交換会に参加してみてください。あなたの声が政策を進める力になります!