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高齢者の自動車運転問題を問う

こんにちは、政治解説するぞー(@polikaisetsu_suruzo)です。
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ちょうど去年、大きな事件が発生しました。

東京の中心、池袋で高齢者が運転する乗用車が暴走し、親子2人が死亡する非常に悲しく、心が痛くなる事故。昨日で一年が経ちました。

運転していた高齢者は、アクセルとブレーキを踏み間違えたまま、歩行者をはねました。このように踏み間違いの事例は多く散見されます。

この事故は大きな反響を呼び、高齢者の自動車免許についての議論が再び浮上することになりました。

今回は高齢者の自動車運転についてどうあるべきかを検討していきたいと思います。


高齢運転者事故の原因は?

高齢者ドライバー(75歳以上)の事故の3割がハンドルやペダルの踏み間違いなどの操作ミスが原因で発生しており、割合は75歳未満の3倍となっています。

背景には、加齢による認知機能や運転技術の衰えが背景にあるとみられており、近年では高齢ドライバーによる死亡事故も高水準で増えている状況です。


高齢ドライバーの事故対策は?

この状況に国は対策に乗り出しており、安全運転装置付きの車に対して10万円の補助金を出したり、高齢者向けの限定免許の創設も検討されています。

また、一定の違反・事故歴のある75歳以上の高齢者には免許更新時に実写試験を設けるなどをして、高齢者ドライバーの危険運転を減らす取り組み行われていることがわかります。


自動車免許に年齢上限を設けるべきか

高齢ドライバーによる重大事故を防止するために、自動車免許に年齢制限をかけ、一定年齢以上たった場合に免許を返納させる制度をつくる、という意見もあります。

上限を設けることにより、認知能力が低くなっていく高齢ドライバーが運転できないようにすることで重大事故を防ごうということです。

しかし、はっきり言ってこれは実現的ではないように思われます。


自動車免許に年齢上限を設ければ地方は衰退する

自動車免許に年齢上限を設けることによって、高齢ドライバーの事故は防げる可能性は高くなるでしょう。

しかし、これを制度化できるのは交通網の整った大都会でしかできず、交通網の少ない地方では高齢者の移動手段がなくなります。

ただえさえ、現在の地方は財政などで疲弊しきっているなかで、さらなる高齢者に向けたインフラ整備は不可能です。

地方の高齢者の足である自動車がなくなってしまえば、地方の経済はさらに衰退する恐れが十分にあり得ますし、困窮する高齢者の増加で自治体はさらに疲弊することになるでしょう。


あなたはどう考えるか。

さて、ここまで高齢ドライバー対策について見てきましたが、さまざまな意見や対策が打ち出されています。

ただ、一つ言えることは高齢ドライバーを絶対的な敵視をすべきではないこと。

自動車は高齢者の足でもあることは理解したうえで、今後どうすべきかを考えていく必要があると思います。

最後に

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