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ナッジとデザイン研修@大阪府吹田市 2021/8

こんにちは! PolicyGarage(愛称ポリガレ)の赤塚です!
2021年8月19日にZoomにて、大阪府吹田市の健康まちづくり室のみなさんと、ワークショップ「ナッジを活用した”くらし”にとけこむ健康づくりの実践!」を実施しました!

今回のワークショップに参加した皆さんには、初めてナッジに触れる方向けの動画コンテンツ「ナッジ研修(初心者編)」を事前に視聴して頂きました。動画コンテンツは、ナッジの基本や実践方法についてステップを踏んで学んでいく内容で、ナッジを実践するうえでの基礎について学んだ後に、当日のワークショップでナッジの設計を体験する、といった構成となりました。

当日のワークショップには、ポリガレ講師として加藤優里さん、志水新さん、赤塚が参加しました。
まず、「動画の振り返り&健康づくり分野でのナッジ実践例」について赤塚からお話しました。今回のテーマはナッジ×健康づくりということで、健康づくり・保健事業でのナッジ活用事例を紹介しながら、ナッジを実践で活用するためのツールとしてEAST(※)について振り返りました。

※ Easy, Attractive, Social, Timely(簡単にする・魅力的にする・社会規範に訴える・最適のタイミングで介入する)の略で、ナッジを取り入れて望ましい行動を実現させるために欠かせない考え方

続いて、加藤さんの進行によりワークショップを実施しました。
ワークショップでは、「就労世代の運動不足」をテーマとして、EASTの3ステップ(図を参照)に沿いながら、どうしたら働く世代が週2回以上運動を行い、その習慣を継続できるか、一緒に考えていきました。

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それぞれZoom内でグループにわかれ、ポリガレ講師のファシリテーションのもとテーマについて意見を交わしました。グループワークの後には全員で集まって議論の内容を共有します。
現場で市民の方々の声を直接聞いている参加者の皆さんならではのアイディアもたくさんあがり、思わず「時間が足りない~」との声も聞こえてくるほど大盛り上がりとなりました!

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今回の感想を伺ってみると、「今回の研修を通して、より実態を具体化させ、どこに働きかけるかを考えるプロセスを身に着けることができたと思います」、「ワークショップがとても楽しかったです」等のお声を頂きました。
参加者の皆さんには、課題(今回では運動不足)に関わる行動を丁寧に分析し、ちょっとした工夫やアイディアによって解決できないか考えるナッジのプロセスについて、楽しみながら体験して頂けたのではないかと思います。

大阪府吹田市さんは、これから健康づくり事業にナッジを活用するため着手し始めるということで、今回のワークショップがナッジ実践のきっかけになったのであれば、なによりです!
PolicyGarageとしても引き続き吹田市さんの取組を応援できればと思っています! 吹田市さんの今後の取組をどうぞお楽しみに!

(書き手/PolicyGarage 赤塚永貴)

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