見出し画像

日本のために3人も産んでくれてすごいわぁ、と言われた話

ぽれぽれです。
先日歩いていた時のこと。

「すみません~、1分だけお時間よろしいですか?」と
声をかけられました。

「簡単なアンケートにご回答いただけますか?」と。

2人組の女性から声をかけられたんですね。
1人は20代くらいの若い女性と、
もう1方は多分50代くらい?の女性でした。

私はベビーカーを押して赤ちゃんと
帰り道でしたが、
1分なら、と思い足を止めてみると、
生命保険の会社の方でした。

この地域に住んでいる方の調査、ですね。
そこでアンケートにご協力いただきたいということでした。

何を聞かれたかというと、
主にわたしの生活概要データ

現在の年齢、家族構成、子どもの人数、
自分の今の仕事と仕事スタイル、なんとなくの年収、などなど


子どもの人数を言った時。
私は耳を疑うようなことを言われました・・・

その2人組の女性のうち、

20代の方は、私にメインで質問をして「そうなんですね」と
受け答えをして書いてある手元のメモを取るっていう
形でしたが、

もう1人の50代の女性は、

受け答えに対して
私を盛り上げてくれるというか、
「なるほど!」とか「へぇ~!」とか、
合いの手を入れてくれる役割でした。

そして私が子どもを3人産んでます、
という情報を伝えると

その50代女性は・・・・

「まぁ!すばらしい!
日本のために3人も産んで!偉いわー!」

って言ったんですね。

私は一瞬「え??」と思いました。


日本のために?

いやいや

日本のために産んでるわけではない。

そして
お国のために3人産もうって決めていたわけでは
全くない・・・


この50代の女性は、
そういったことが私にとっての褒め言葉になると思って、
その声をかけたんだと思うんですよね。

ただ、やっぱりこの考え方って
現代ではなかなか物議をかもすところがあるなと思います。


おそらく現在
こういった声がけってあまり言わない、
聞かないと思います。

ただ、やはり褒め言葉だとして
相手に送っているっていうことが

まだ根強い「こども産むべき説」の価値観のなんだなー
ということを思い知らされました。

やっぱりその世代間の産む、産まない、
子育てのギャップを垣間見ました。

このあたりの価値観が埋まるのは
まだ時間がかかりそうですね。。。

こういった時、
どういうふうに声をかけたらいいのか

リテラシーやマナー、尊重としても
考えておく、学んでおく必要って
ありますよね。


ちなみに1分!と言われて足を止めたのですが
あれこれ聞かれて
まあ5分ぐらいかかったなと思います。

時間を大切にしている私としては
時間をあげているということになるので、
ちょっと残念でした。

ただ、
例えばティッシュ配りとかもそうですし、
街頭で何か調査をしなければならない時とか

人に声をかけて反応してもらえるって
すごく少ないと思うんですよね。

その時に「いいですよ」って言ってもらえたり、
受け取ってもらえたり、
立ち止まって時間をいただけるっていうのは、

やってる側としてはものすごーーく
ありがたいことだというのも
わかっているので、
今回は足を止めました。

でも1分であってほしかった~

またねー!

ぽれぽれ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?