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小1の終業式~この一年間を振り返って~ #055

昨日、小1の娘が終業式を迎えました。

この1年間を振り返ると、いやはや本当にいろいろありました。

娘は体調不良で入学式を欠席、その後も体調が完全に回復しきらずメンタルも落ち気味で頻繁に学校を休んだりしました。

やっと慣れてきたかなと思ったら、すぐに夏休みに突入。再び気持ちがリセットされないかと心配しましたが、秋からもしばらくは良いペースで通えていました。

ところが、冬にかけてある一連の出来事が発覚し、そのペースもいったん白紙に。私たちも学校・学童に赴き、先生方といろいろ話し合いました。

それも何とか乗り越えての、小学1年生の学年最後の終業式。

その日の朝、娘はいつもより少し早めに起きて、朝ごはんをしっかり食べ、手の込んだ三つ編みに髪を結って、一人で準備を整えて、「行ってきまーす!」と元気に挨拶して、軽快に出発していきました。

玄関で見送りながら、その姿に「成長したなぁ」と胸に込み上げてくるものがありました。

朝はなかなか起きられなかったのに……
朝ごはんもあまり食べられなかったのに……
一人で学校まで行けず、一緒に送っていくことが多かったのに……

半年前の娘とは別人のようでした。

私も、娘が入学して以来、親として焦りや不安、心配する気持ちを大いに味わいました。登校渋りをする娘に当初は「なんで?」「今日は行けるでしょ」と思う気持ちが強くありました。でも、時を経るうちにいろんな葛藤を抱えながらも、「娘を信じて、娘のタイミング待とう」と腹を括ることができました。

前述した ある出来事がわかったときは、自分の人生で3本の指に入るくらい悩んだり憤ったりしました。でも、そのおかげで親子の間に何にも代えがたい信頼関係や今後につながる教訓、そして親としての胆力を得ることができたように思います。

終業式が終わって帰ってきた娘に、ひとつ尋ねました。「1年生が終わったね。本当におつかれさま。1年間振り返ってみてどんな感じ?」と。

娘は「んーーー」と考えたあと、「楽しかった!」と元気よくこたえました。

「そっかー、楽しかった!んだね。ちなみに、 何が楽しかったの?」と聞くと、「友達ができた!あと金色の道を見つけた!」とにっこり笑顔で返してくれました。

園のころからお友だちとのつながりを大切にしてきた娘。小学校では、同じ園出身の子が一人もいなくて、とてもナーバスになっていました。入学前後は「お友達ができるかな?」と不安そうにしてたけれど、今は気の合う仲のいい友達ができて、本当によかったなぁと思います。

ちなみに、そのお友達とは通学路が一緒で、下校時間になると遠くからでも帰宅の途がわかるくらいキャッキャと楽しそうに声を弾ませて帰ってきます。毎日ニンジャごっこをしているらしく、家に着くころには冬でも汗をかいてるくらい一生懸命に遊びながら。その姿に、ちょっと泣きそうになる自分がいたりします。

あと、「金色の道」は以前noteにも書いた洋裁のこと。

今回、担任の先生が別の小学校に異動になると知り、娘は先生へのプレゼント用にバッグを作りました。いつものアトリエで教わりながら。

洋裁教室の先生と一緒に
持ち手部分もミシンで
完成

終業式のときに、担任の先生に渡すことができて、娘はとても喜んでいました。

小さい頃から手先が器用で、おしゃれが大好きな娘。洋裁教室の先生に出逢えたことで、ものづくりの楽しさを教えてもらうことができました。将来やりたいことも見つけたようです。

振り返れば、あっという間でしたが、本当に濃密すぎる一年間でした。

来年度は、どんな1年になるのか、想像もつきません。きっといろいろあるんだろうなと、覚悟めいたものは持っています。

でも、それも含めたうえで、娘のことをじっくり見つめつつ、「楽しかった!」と笑顔で話せるような一年になればいいなと願っています。

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