組み合わせてワクワク ISTPで遊ぼう①(ISTP×INFJ)
―ISTPのパートナーはENFPだけじゃない INFJのすゝめ―
(理想主義的で)飛んでる アイディア~♪(INFJ)
(自分に)厳しく ドライ~♪(ISTP)
見つけてわくわく (組み合わせ)作ってわくわく!
見つけてわくわく (組み合わせ)作ってわくわく!
注意:この記事は『86ーエイティーシックスー』のネタバレを含みます
アニメ見れるなら見てからの方が感想も見れて2度美味しいよ!
ISTPのエネルギーを充電させてみよう!どんなタイプがいいかな?
ゴ:さてポラリスさん、今日はどんなタイプで遊ぶの?
北:今日はねISTP型で遊んでいくよ!
ゴ:わ~、MBTI界隈随一のモテモテタイプだ~!媚を売る気満々だねぇポラリスさん
北:ゴ○リ君、今回はね媚を売る以外にも、1つやりたい事があるんだ。そこで1つ質問しよう。
ISTP型の相方と言えばどのタイプを思い浮かべるかい?
ゴ:ISTPの相方~?そりゃタイプ相性も最高で、noteにお互いの事を書き合っているENFPじゃないの?
北:そこなんだ!私の独断と偏見で言えばISTPシェア率はENFPの1強なんだよ。
ゴ:タイプ同士の相性がいいならそれでいいじゃんポラリスさん
北:それじゃあ面白くないんだよゴ○リ君、ENFPとISTPの相性が最高なんて分かりきっているじゃないか、だからこそ他の組み合わせを発掘してみる事に意味があるんじゃないか
北:それに、ESTPの最高相性はINFPで需要と供給のバランスが取れていないんだ!ENFPとISTPだけ美味しい思いをさせてたまるか!幸せは邪魔しない代わりに、別の選択肢を用意して需給のバランスを崩してやる!
ゴ:ポラリスさん、もうそれ完全に私怨じゃん。あんたみたいな人がいるから、ESTPのサジェストに「頭悪い」、「頭おかしい」とか「サイコパス」、「いじめ」が出て来るんだよ~
北:それは私個人の問題ではないだろゴ○リ君!まあそれは置いておくとして、今回ISTPに組み合わせるのはINFJ型なんだ。
ゴ:INFJ?あんまり聞かない組み合わせだね、均衡を崩せるぐらいには相性がいいのポラリスさん
北:今回もアニメキャラクターを事例に紹介し、それが三次元世界でも通用する事を示すために大量の実例を持ってきたよ
さあ世界中のINFJの皆様、ISTPに対して愛を叫びなさい!
シン(シンエイ・ノウゼン)×レーナ (ヴラディレーナ・ミリーゼ)
『86-エイティシックス-』より
ゴ:分かったぞ、ポラリスさん、組み合わせとか需要と供給とか言っているけど、単純に好きなカップルを紹介したいだけでしょ
北:バッ、バカを言うんじゃないゴ○リ君!これは実験であり、需要と供給を壊すための試みなんだぞ!
北:ちなみにマイナー所なロボットもの『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』に登場するユウヤ・ブリッジスと篁唯依もおそらくこれに該当するね(アニメは見ないで、Steamで履修を強く推奨します)
ゴ:なーんでそんなマイナーなアニメ持って来たのさ
北:登場人物の背景や性格(ロボット操縦バカと理想主義者)と物語の設定(両方人外の敵に対して戦うロボットアニメ)がかなり似ているからだよ
では、今回も記事から参考と引用をしつつ見ていこうか。
北:これまでの記事に書かれていたMBTIの相性論については諸説があったみたいだ。今回は実験も兼ねてユングのタイプ論を基にしたソシオニクスの相性論も参考にしたよ。ある程度、心理機能はそのままだから親和性は高いけど、あくまで別物だからね、扱いは慎重にするつもりだよ。
物語の簡単な概要
北:あまり知られていないアニメだから概要を少し説明しようか。
(進撃の巨人やそのパクリ元(諌山先生が公言した)マブラヴと同じって言えば大体分かるんだけど)
サンマグノリア共和国
北:昔の戦争で使われた自律無人兵器レギオンがあちこちで暴れていたので、共和国は無人兵器「ジャガーノート」と呼ばれる四足歩行の立体機動装置と戦車砲と機銃を付けた兵器で戦っていました。
無人機同士の戦争で死傷者は存在せず、勝利を重ねていた!共和国万歳!
北:そんなおいしい話はなく・・・
北:実は無人兵器ジャガーノートに被差別民族の少年兵が乗っていました!
共和国曰く、被差別民族であるエイティーシックスは人間ではないため、人が死んでいない扱いになっています!
ゴ:平家が善人に見えるレベルのド畜生じゃん
北:このシンとレーナは兵士と指揮管制官、被差別民族と支配民族の構図から始まるんだ。
北:シンは部隊長として、重傷を負った味方に対して「慈悲の一撃(クー・ド・グラス)」、日本人的に言えば介錯を何度も行い、そのたびに自分は生き残った事から「アンダーテイカー」(作中では葬儀屋を意味する)という異名を付けられるんだ。
北:各地で使いつぶされて、仲間の死を何度も見届けたて、死んだ仲間の声が聞こえてくるために、追い詰められていく・・・
北:そんな中で新しい指揮官としてレーナが配属された所から物語が始まるんだ。
理想主義者INFJと現実主義者ISTP
「この戦いが終わった何かやりたいことはありますか?」
北:ずっと部隊の仲間を弔って、兄が死に自分が生き残った罪悪感に襲われて、ただ目の前の敵に戦い続けているシンは、生きていながら(心は)死んでいる様な状態だったんだ。
ゴ:心が死んだ状態の人間は果たして生きているのか、難しいテーマだねぇ
北:そんな中で、1人戦いを終えた後の未来を想像しているレーナと遭遇するんだ。このセリフはシンにとって自分が戦い抜いたその未来に何を望むのかを考えるきっかけとなるんだ。
ゴ:ある程度、夢や目標がないとキツイ事ばかりじゃヤになっちゃうよ
北:現状認識と咄嗟の判断力は16タイプ中ではトップクラスのISTPだけど、彼らが現実で動き続ける上で、その先に目指すゴールがなければ一気に彼らの生活はディストピアじみたものになってしまう恐れがあるんだ。
「少佐は俺たちのことも忘れないでくれますか?」
「当たり前です でも… その前に死なせません」
北:この1言が2人の関係を繋ぎ止め、2人にとって戦う拠り所になっていくんだ
北:使い捨ての駒の様に使われたシンは、部下を看取る事は出来ても、その強さ故に自分を看取って、救ってくれる人がいなかったんだ。彼にとって自分の戦った事実を覚えてくれる存在は大きな拠り所になったはずだよ。
崇高な理想を掲げ、あえて自ら苦境に立つ、そして絶対にあきらめない彼女の姿
北:ここからはINFJ型のレーナの動きに注目しながら見ていこうか
ゴ:見た感じ箱入り娘のお嬢様って所だよね、軍人さんには見えないよぉ
北:その前にISTPとINFJの特徴が顕著にまとめられた面白い記事があったんだ。それをはじめに引用しよう。
北:私から言える事は、「INFJは進む意志だけは強いドM」って事だね
ゴ:またぁそんな事言って大丈夫なのポラリスさん、既に一部のINFJ型の人がブラウザバックかドアスラムしそうだけど
北:さて、物語に戻ろうか
北:レーナは、自分の仲間として、エイティシックスにパラレイドで話しかけてるんだ。最初のうちはエイティシックス達も暇つぶし程度に付き合うんだ。
ゴ:この時点じゃ被差別民族に興味を持つ数奇な人間ぐらいの認知をされていたんだねレーナは
北:ただ、戦況が悪化していく中でレーナはエイティーシックス達から彼女の偽善を指摘されるんだ。
ゴ:偽善だなんてまた大層な批判だねぇ、どんな事を言われたのさ?
北:毎日話しかけて、エイティシックスを人間扱いしている気でいる事や、理想だけを声高に叫ぶ癖に、現状を何も変えない事だね。でも一番決定的だった事は彼らの名前を聞こうともせず、本人すら無自覚のうちに人として扱っていなかった事だよ。
ゴ:いつの時代も「知らない事」を知らないってのは恐ろしいねぇ。ソクラテスさんに感謝しなくちゃ
北:とまぁ、そんな自分の無力さを痛感するんだ
ゴ:そこまで言われたちゃったら、レーナちゃん立ち直れないでしょポラリスさん
北:だけどそれで終わらない、自身の描いた理想が嘘偽りではないものを証明するために、まずは自分の指揮する兵士の名前を1人ずつ覚えていく事から始めるんだ。
ゴ:名前を覚える?たったそれだけぇ?
北:本来は指揮官への心理的負担を考慮して名前は明かされないのが原則なんだ。だけど、あえてレーナは名前を覚える選択をした。
北:これは私の解釈だが、安全な後方とは言え、仲間を失った痛みを共に分かち合う、同じ目線に立って戦う事を表明するという事で大きな意味を持つと思うんだ。
ゴ:なるほど、自分だけ安全な後方で、仲間を失った悲しみすら感じず、あまつさえ自分の手を汚さずに戦争をしているなって確かに無責任な事この上ないね
北:それだけじゃない、レーナは通信機の機能を利用して感覚を共有し、死者の声が聞こえるシンと同じ体験を共有する事まで試みるんだ。
(シンは特殊能力で、戦争死んだ者の声が聞こえる。1部のレギオンは老朽化したCPUの代わりに死んだ人間の脳を鹵獲、再利用しているため、死者の意識が分かる状態にある 胸糞だね)
ゴ:いやなにもそこまでやらなくても・・・
北:こうなるとだだ綺麗ごとを並べていただけの少女だと思っていた、シンを含めた彼女の指揮するスピアヘッド部隊は彼女への認識を見直し始めるんだ。
ゴ:ここまでやられたら頭のおかしな女の子としか思えないよぉ
北:そう、ある種の狂気を孕みながら、悲惨な惨状を目の当たりにしても、どんなに傷ついても己が信じた理想の実現に向かって進み続けるんだ。
ゴ:ひぇぇ、エレンでも真っ青の進撃脳だよ・・・
北:繊細として描かれやすいINFJだけど、自分が決めたポリシーや信条をとことん貫くようなタイプでもあるんだ。
ゴ:芯だけは固いパターンだね、少し見方が変わるよ
アニメ見ようかなと思った人は絶対にこの章だけはスクロールしたり、タップするなよ!
北:さて、アニメを見た人なら分かるクライマックスに近いシーンでのやり取りを見ていこうか。内容だけ知りたい人は下を見ればいいからね。
北:それは、レギオンの進行によって守るべき祖国が失われた状態になっても戦い続けたレーナの姿で最も発揮されているんだ。
ゴ:え!?サラッと言ったけど共和国滅ぶの、ポラリスさん!?
北:ああ、最終的に物量に押されて国家は壊滅、住民はなんとか生き残ってりるぐらいの状態だね。
ゴ:国家としては死に体じゃん・・・
北:離れ離れになっていたシンとレーナが偶然のお互いの顔を見ずにやり取りをするシーン。
北:共和国が壊滅しても、レーナは「部下たちを見捨てていくことはできない。たとえ敗北するとしてもここで戦い続ける」とシンに言ったんだ。
ゴ:流石、理想に向かって突き進むその精神は本物だねぇ!少佐万歳!
北:あ、この時点でレーナは色々と無茶をやらかしたせいで大尉に降格しているよ
ゴ:え!?降格しちゃったの!それはあんまりだよぉ
北:当然、どの口で戦うと言っているのかとシンは思うんだ。共和国が滅亡したのに何のために戦うのかと
ゴ:守るべき祖国もなくなり、誉れは浜で死んだら後は何が・・・
北:彼女は答えるんだ、命尽き果てるその最期の瞬間まで戦う。そう言って戦い抜いた人たちのため、その人たちに追いつくために戦い続けると
北:それにシンはこう答える。
「わたしは旧共和国防衛部隊指揮官、ヴラディレーナ・ミリーゼ大尉。わたしはこの戦、決して逃げません」
北: 守るべき祖国を失ったとしても、仲間の為に戦い続ける。その仲間がほかでもない自分たちだと知った時、最大の目的であった兄の仇を取った後、何のために戦うべきか自問自答していたシンに対して一つの答えを導くきっかけになったんだ。
「追いついて辿り着いた先がこんな有様じゃあんまりだろう。進んだ先で、彼女が見るべき景色は、こんな戦場なんかじゃない」
お互いに足りないピースを補う2人
道を切り開くISTP、誰かを支えるINFJ
心理機能的な観点
北:心理機能的な観点で見れば、第一・二機能と第三・四機能が真逆なんだ
ゴ:本当だ!ここまで綺麗に分かれてるなんて!
北:だから地に足がついた現実的な部分をISTPが担当し、他者の感情的な部分や、将来のビジョンやゴールを掲げる部分をINFJが担当するんだ
北:こんな感じで、ISTPの長所に対して魅力を感じているINFJの事例が結構見つかるし、お互いを補えるのはこのペアの強みだね。
ISTPとINFJの葛藤
このタイプには気を付けなければいけない事
北:何かと機械類に強いイメージのあるISTP、アニメでは戦闘技術や何かしらの技能に長けている描写が多いこのタイプの劣等機能はFeなんだ。
そのため、感情表現をする事や相手の感情を読み取る事がかなり苦手な分類になる。(特にISTPは男性の割合が多いので顕著になる)
自分の仕事や趣味に熱を注ぐISTPを見てINFJが不満そうにしたり
INFJが自分の悩みに対して共感してくれないと愛情の欠如を疑うようになる
北:ほら、ISTPの考え方とINFJの欲している物が顕著に表れているでしょ?
ゴ:INFJのみなさんどうしたん?話きこか?あー、わかるわかるそれは相手が悪いよね、僕なら悲しませないのに・・・
北:ゴロリ君、それは共感性羞恥だよ
北:実は、アニメの先の話でもnoteの実例と同じ事をシンとレーナもしているんだ。
北:ある時、診察室にシンが搬送されたんだ。体に問題はなかったんだけど、心配して訪れたレーナは「何か心配事があるのか」と尋ねたたんだ。
ゴ:へぇ、献身的だね。で、シンは何て答えたのさ?
北:シンは答えなかった。そして、「何でもない」と答えるばかりのシンに、力になれないと感じたレーナは泣きながらその場を飛び出した。
ゴ:あー、良かれと思って境界線を引いているISTPと悩みを共有してくれない事に辛さを感じるINFJのすれちがいだよ。
ISTP―INFJの駆動方式
ISTPーINFJはポルシェ
北:最後に、このタイプをENFP―ISTPと比較ながら見ていこうか
ゴ:ポラリスさん、なーんでタイトルに駆動方式なんて自動車でしか使わないような単語を使ったの
北:ゴ○リ君、良い質問ですね(池上彰風)
北:それは自動車の駆動方式に例えるなら
ENFP-ISTPはFF
(Front engine Front drive、前にエンジンで、前タイヤが動く)
INFJ-ISTPはRR
(Rear engine Rear drive 後ろにエンジンで、後ろタイヤが動く)
だからさ!
北:そう、ISTPとINFJは言ってしまえばポルシェなんだ!
北:ポイントはエンジンとハンドルなんだ。RRのISTPーINFJでは動かすのはINFJなんだけど、実際に取捨選択や道を開いていくのはISTPなんだ。
ゴ:うわー、車界隈から絶対指摘されそうなにわか知識使ったよこの人
(ちなみに、筆者が好きな車はスバルのインプレッサ22B-STiです、4WDこそが正義)
総括
北:さて、今回の実験の総括といこうか
①ISTPとINFJはすこぶる相性がいい
②お互いの長所と短所を補え合える事が相性の良さの秘密
③共感をうまく使いこなす事が葛藤を乗り越える鍵
④ISTPにとってのINFJは原動力、夢を提示してくれる人
⑤INFJにとってのISTPは実行者、舵を切り、道を拓く人
ゴ:今回の組み合わせも楽しかったねポラリスさん!