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香港旅行の忘備録(2023.12) Part.5 Day.4&買って来たもの編


出発

ホテルチェックアウト

 朝の6時、ホテルをチェックアウトして車寄せに出るも待機タクシーは無し。とりあえずフロントの人にタクシーを呼んで欲しい旨を伝えると、本当に5分ほどでやってきた。昨日の人、疑って申し訳ない。

 朝だから空いているのか、九龍駅までものの10分弱で到着。帰りのタクシーの方は、珍しくちょっとだけ愛想が良かった。一瞬、空港までもこれくらいの時間で行けるけど?って営業された気がしたけど、良く分からなかったのでスルー。優しくしてくれたので、少し多めに料金を払って、タクシーを降りる。
 大きな駅だけど、エアポートエクスプレスしか乗り入れていないのでとても分かりやすい。看板に書いてある通りに、乗り場に向かう。
 15分間隔で、どれも全て空港行きなのでどれに乗っても大丈夫。乗ってしまえば、20分後には空港に自動的に到着するので安心。
 朝早かったからか、行きの電車よりも車内がかなり寒く感じたので、防寒は十分に気を付けておいた方が良いかも。

出国編

チェックイン【香港エクスプレス】

 空港駅に着いたら、目の前がすでに出発ロビー。本当に分かりやすい。ターミナルも分かれてないし、もう一つ別の国際空港だった!的な青ざめ案件も無し。そういうのも個人旅のしやすさにかなりの割合を占めるので、やっぱり香港はおすすめ。

 ホテルを出てまだ30分くらいしか経っておらず、チェックインカウンターは出発の3時間前にしか開かないので、と思っていたら、なんと自動チェックインなら今すぐチェックインして、かつ荷物も預入オッケーだと言われて嬉しい誤算。海外の空港では出国ゲートを出るまで若干ソワソワしてしまうので、出来るならさっさと済ませてしまいたい。
 さくさくチェックイン、大きなスーツケースも預けて出国ゲートに向かう。

手荷物検査

 出発ゲートの前に自動ゲートみたいなものがあって、一度そこで顔認証のようなものを受ける。そしたら、次は荷物検査。福岡の空港では上着と靴を脱がなきゃダメだったけど、こちらはそのままでも大丈夫だった。相当な人数を捌くから、探知機が高性能なのかもしれない。

出国審査

無事に荷物チェックが終わったら、出国審査。入国カードの複写と搭乗券を一緒に見せて、無事に出国。
 ここでようやく一安心。香港の空港は大きいし利用者も多いので、出来れば早めに来るのがおすすめ。搭乗ゲートまで電車に乗るくらい遠かったりもするので。
 以前は九龍駅にもインタウンチェックインという、エアポートエクスプレスの駅でのチェックイン&荷物の預入が出来てたんだけど、今は休止中らしい。(香港駅では再開しているとの情報あり)
 最近はアプリとかでオンラインチェックインも簡単に出来るし、そんなに焦って空港に行く必要はないかもだけど、人多すぎて搭乗ゲートまで間に合わなかったとかたまに聞くので、その辺りは注意。LCCは、当たり前だけど本当に無情なので。

免税店

 出国ゲートを越えたら、あとはのんびり免税品チェックとご飯。ゲート入ってすぐのエリアにブランド品やお土産ショップが固まってて、上の階にはフードコートも。二階建てのシャネルやヴィトン、他ありとあらゆるブランドショップがあるので街中で買い忘れたものがある方も大丈夫。お酒やタバコ、化粧品の免税店も沢山あり。香港土産の定番パンダクッキーのお店をはじめお菓子類、ディズニーショップなどなど。

Day.4 朝食

 出国はしたものの搭乗ゲートはまだ決まっておらず、とりあえず朝ごはんでも食べようかと。

正斗粥麺専家

 フードコートの中にあった、こちらのお店へ。他にも飲茶のお店や、エスニック、あとイギリスの有名シェフのゴードン・ラムゼイのお店もあって凄く気になった。パンケーキとかイングリッシュブレックファスト的なプレートを食べている人が、ちらほら。
 彼の料理番組をよく観てたのでちょっと食べてみたかったけど、やっぱり最後の最後にダメ押しで腸粉が食べたくて正斗粥麺専家へ。
 こちらのフードコートでは近くにいくつか設置しているタッチパネル式の看板のようなもので、席の空き状況や注文も出来るので便利。あと、テーブルの上にQRコードが設置してあるので、それをスマホで読み取ってオンライン注文(要クレジットカードの登録)も可能。
 私もスマホで注文してみたんだけど、ゆっくりメニューが選べるし、注文の列に並ばなくて良いのでとても便利だった。完成したらスマホにお知らせも来るけど、お店の掲示板にもちゃんと注文番号が表示されるので問題なし。

出発前最後のご飯

 注文したのは、海老ワンタン麺とフィッシュボールの入ったお粥、豚肉の腸粉。こちらの海老ワンタンは、きくらげ入りで大きい。海老のプリプリ食感ときくらげのコリコリした食感がとても良かった。
 フードコートに入ってはいるけど、なんとミシュラン一つ星の名店。こういうお店が気軽に空港のフードコートで食べられるのが良いよね。
 他にも大好きな池記や鏞記(ヨンキー)酒家(ローストしたガチョウのお肉とごはんのお店)なども入っていて、最後の最後まで適当ご飯じゃなくて美味しいものが食べられる。

完全無人コンビニ

完全無人コンビニ

 YouTubeで見て気になっていた、完全無人のコンビニ。なんと通り道で偶然見つけたので試しに入店してみる事に。
 まず、クレジットカード(他、なんらかの決済システム)を入口のゲートで登録する。登録が終わるとゲートが開くので、入店して普通通り買い物をする。ちなみに商品は何故か日本製のものが多くて、日本のジュースとかお菓子とかが沢山あった。
 ほしいものを手に取って、そのままゲートを通って店を出る。

 これだけ!セルフレジとかバーコードを読ませるとかも無く、手に取ってそのまま退店するだけ。もしレシートが必要な方は、外にある機械で印刷するかメールに送れるので、そこで操作する。
 わ~超簡単!来てるな、未来!!(ラーメンズ)と、テンションが上がってしまって、1本700円くらいするスムージーを買ってしまう。(しかもこれ日本でもよく見るやつ)

日本でもよく見るやつ

 でも、超楽しかったので良し。

搭乗

出発ゲート~帰国

 なかなか出発ゲートが決まらなかったんだけど、他の香港エクスプレスの便を見ると大体一番遠いエリアだな。と気づく。電車に乗って5分くらい。歩くと(香港の空港は繋がってはいるので、基本どのゲートでも歩いて行くことは可能)30分くらい。
 これ以上ブランド店の近くにいると危ない(何かを買ってしまいそうで)という事で、早めに搭乗ゲート(予想)に向かう。
 想像以上に何もないエリア(笑)に到着。それでもお酒の免税店と、ドラッグストア的なお店はある。

 無事定刻通り飛行機も出発して、問題なく日本に到着。やっぱり帰りの飛行機でも税関の黄色いカードは配られず。徹底的なコストカットに感心する。

 入国も特に何も無かったので、割愛。

 出国前にVisit Japanに登録していたので、バゲージクレームで税関の自動機械を見つけてやってみたものの、結局荷物を受け取ったあとに有人にしろ無人にしろ税関を通らなきゃ外に出られないので、あまり意味がなかった。

香港購入品

 買って来たものを楽しむまでが旅行です。
 
という事で、香港で買って来たものをざっくり分けてご紹介。何度か香港に行くうちにガイドブックに載っているものでも、これは使わなかったな?これは意外に便利だったな!など、自分の中で色々分かって来ているので、そういう偏った人の購入品です。
 あ、香港土産と言えばのタイガーバームは大好きなんだけど、まだ以前買った未開封の物があるので、今回は見送り。首肩コリ持ちにはぜひおすすめなので、買って!

アパレル関係

ECでチェックしてたレザーコート、ヘビロテ中

 Gucci Kidsのトートバッグとスウェット。GucciのKidsラインで、大人向けの物に比べると全体的に価格が抑えめ。バッグなどの作りは少し簡素に感じるけれどその分デザインが可愛らしいし、ハイブランドバッグ特有のゴツさや硬さが控えめで良い。軽いし。スウェットも150サイズの子供服だけど、150cm半ばの普通体系の女性だと着れたので購入。若干、手が短く感じるけど、もっと細みの体形の人だと感じ方も違うかも?(この辺は千秋さんとか仲里依紗さんのYouTube動画が参考になるので、ぜひ)
 もちろん値段も、大人服よりはリーズナブル。
 Sandroのボア襟のレザージャケット。これは日本でチェックしていて、あれば良いなぁ~と思っていたものなので即購入(しかも30%オフ)
 メゾンキツネのスウェットとTシャツ。これもセール品。定価だったら多分日本の方が安かったと思うけど、セールだったのでラッキー。私が住んでいる地域にはセレクトショップでしか取り扱いがなく、選択肢も限られるため香港で買えてよかった。
 bakehouseのキャップとエコバッグ。病的なコットンバッグ好きなので、見ると買ってしまう。イギリスでもイタリアでもハワイでも、どこでも買ってしまう。
 キャップって可愛いよね。最近キャップの可愛さに目覚めたので、ちょうど良いので買ってみた。bakehouseの店員さんみたいで最高。

化粧品関係

なんならTempoの日本代理店になりたい

 香港土産でおなじみの、ドイツ生まれのTempo。これ、本当に便利。よくティッシュって書かれているけど、個人的にはナプキンだと思ってる。飲食店とかで貰う、使い捨ての紙のナプキン。なので、鼻をかんだりするのにはだいぶゴワついてるんだけど、ハンカチの代わりとして手を拭いたりするのに大活躍。
 旅行する時に、ハンカチは持って行きたいけど旅行の日数分ってなると結構嵩張るし、湿ったハンカチを何日も洗濯バッグに入れておくのもなんか嫌だ。って、時に最高。バッグにこれさえ入れておけば、問題解決。
 注意点は、1パックに入っている枚数がそこまで多くないのと、やたら強い香り付きの物もあるので、それが苦手な方はよく見て購入してください。

 Apivitaの化粧品類。本当はボディクリームを買うだけのつもりだったのに、いつの間にかこんなに。でも日本では買えないので、良い。悔いなし。洗い流すタイプのフェイスマスクを沢山買ったんだけど、早速使ってめちゃくちゃ潤ってる。このブランド、日本にあった頃友達が働いていて、私も当時からハーブとかナチュラル系のコスメが好きだったので良くお店に通っていて。
 ボディクリームを塗った瞬間に、お店でタッチアップした記憶がよみがえってきて感慨深い気持ちになったな。匂いと記憶って連動するって言うしね。
 
 Sephoraで買ったシルクのシュシュと、Lanolipsの軟膏とリップクリーム、リップグロス。

 Lanolipsはオーストラリア発のコスメブランドで、天然由来のラノリンを使った軟膏が有名。前に海外通販で買ったことがあって、スティック型のリップクリームがお気に入りだったのでそれと軟膏と、ピンクの小さなラメが可愛いグロスを購入。オーストラリアみたいに乾燥の激しい地域で保湿で有名な化粧品なので、日本の冬でも耐えてくれる頼もしい商品!

 Gucciの口紅。可愛すぎる。アレッサンドロ・ミケーレのGucciが本当に大好きだった。色は無難なローズウッド系。まだ使って無いんだけど、前に使ってたやつは、結構香りが…。懐かしい…お母さんのドレッサーの匂い…的な感じだったけど、これはどうかな。まぁでも可愛いし、そんな些末な事は気にしない。見てテンションが上がるのも大事。

 Petit Bazaarで買ったネイルシールと人魚のヘアクリップ。本当に可愛すぎる。このおもちゃみたいなネイルシール、最高。全部の爪に付けたい。フランシス・コッポラに魂をささげた世代なので、もうガーリー文化に弱すぎる。そのうちシュミーズ・ア・ラ・レーヌ着て水色のALL STARを履いてしまいそう。そして、全指の爪にこのネイルシール。いや、待って、このネイルシール、もしかしてY2K?可愛すぎる。
 まぁいいや。とにかく可愛いものに囲まれたいよね。

食品関係

健康(薬膳)と不健康(お菓子)を揺れ動いてる感じ

 安記海味で買った、乾燥貝柱・黒きくらげ・薬膳スープセット。この乾燥貝柱、最高だった。若干、セミドライ?(常温で売ってるしそんな訳ないけど)ぽいと言うか、乾燥の塩梅が凄いのか、なんかもっちりしててそのまま食べてもカチコチした感じがない。え?これ凄くない?と、爆速で炊き込みご飯を炊いて食べた。最高だった。ちょっと歩いて行く価値あり。

 スーパーマーケットで買った棗・クコの実・薬膳茶セット・腸粉の皮の粉・乾燥薔薇のつぼみ・京都念慈菴のど飴。この京都念慈菴ののど飴、ガイドブックにも載ってるし、誇張なくほとんどすべてのお店で売っている、香港の超有名のど飴。色んなフレーバーがあって、オリジナルは薬草っぽい感じで、オレンジ味とか梅味とかもある。美味しいし、かさばらないのでちょっとしたお土産にとてもおすすめ。
 薬膳食材はもちろん日本でも買えるけど、やっぱり量とか多くてお得に感じるので沢山消費するものは買ってしまう。棗とクコの実は、毎朝白湯を沸かす時に入れるようにしてる。

 Apivitaで買ったハーブとプロポリスの飴。食品売ってるの初めて見た。何円以上買うと安く買えるよって勧められたので、とりあえず買ってみたけど味も美味しかった。
 飴って言うより、ラムネみたいな?大きなフリスクみたいな?感じなんだけど、ユーカリ味は本当にスースーして鼻の通りが良くなった。

 Marks & Spencer Foodで買ったお菓子とグリューワイン用スパイスセット。イギリス系のスーパーマーケットなので、お茶の為のお菓子が沢山。特に、このマシュマロとビスケットをチョコでコーティングしたお菓子、その名もティーケーキ。前にイギリス本国に行った時も沢山売っていたので、伝統的なお菓子なのかな?自社ブランドにて展開されていたので、購入。

 茶荘で購入した茶葉類。鳳凰単叢の紅茶と鴨屎香。(改めて字面が凄いな)小さいサイズも缶に入っているので、お茶好きな方へのお土産にもおすすめ。ラベルに淹れ方も詳しく書かれているので、その辺も安心できる。
 私は水出しして炭酸で飲みたい。でも、冬の間は何煎も出しながらゆっくり飲むのも良いなぁ。

 空港で買ったヌテラのお菓子。香港ついてすぐに空港で3つ入りのヌテラをビスケットで挟んだみたいなお菓子を買って、それがあまりにも美味しかったので、大袋を帰りに買った。こういう全粒粉的なザクザクビスケット+ミルクチョコが本当に好きで。多分世界中にそういう人がいるっぽくて、ベルギーでもイタリアでも買った記憶がある。(日本だとアルフォートね。しかも、大きいやつ。板タイプはチョコのまろやかさが軽減してる気がする)

どちらも美味しかった

 奇華餅家のパイナップルケーキ・棗とクルミのお菓子・ナッツとクランベリー入りのヌガー。可愛いパンダクッキーで有名な奇華餅家のお菓子たち。味の感想なんだけど…パイナップルケーキは、わざわざ買う必要はなかったかな?私はパイナップル餡の酸味を凄く大切にしたいタイプなので、その辺の相性もあるかも。その他の2つは、凄く美味しかった。次回も買いたい。
 南棗合桃糕は棗と黒砂糖のペーストでクルミを包んだ、ちょっとグミのような、くるみゆべしみたいな感じのお菓子。黒砂糖のコクのある甘みと棗の風味が凄く美味しい。おすすめ。
 アーモンドとクランベリーが入ったヌガー、杏仁小紅莓鳥結糖。牛乳のミルキーな風味が美味しい。硬めのキャラメルみたいな感じ。こちらもおすすめ。

まとめ

 以上、簡単な購入品紹介でした。他にもペニンシュラのチョコとか、XO醤とかマンダリンホテルのローズペタルジャムとか、買いたいと思っていたものはたくさんあるんだけど、旅先での流れ?フィーリング?も大切にしたいので、たどり着かないまま。
 でも、片道4時間弱だし、LCCも飛んでるし、きっとまたすぐに行けるかなと、そういう願望も込めて心残りを置いてきた。
 
 街中にエネルギーが溢れていて、光り輝いていて、みんな浮かれてて、愛しい香港。4年ぶりで色々変わったこともあるし、多分旅行客からは見えない問題も沢山あると思うけど、相変わらず最高の街でした。

 この街が永遠にエネルギーに溢れていてくれますように。世界中の戦争・虐殺に、なお一層反対の声をあげて行こうと思った。そんなコロナ渦ぶりの海外旅行でした。おしまい。



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