「楽しい」を基準にしたら、人生の選択肢が増えた


※この記事はカナダ移住前の2020年7月に書いたものです


こんにちは、ぽこたにです。


今回は、「楽しそうだからとりあえずやってみる」という生き方のおかげで選択肢が増え、思いもよらぬ道が開けた実際にあったエピソードをご紹介します。


何ごとも「楽しい」「楽しくないか」で決める


わたしは昔から一つのことにを長く続けるのが苦手です。

子どもの頃は習い事にすぐ飽きてたし、趣味もすぐ目移りするし。

同じことをしていると飽きてしまうんです。


反対に、新しいことに挑戦するのは好き

わたしは面白そうな話があればすぐに乗るし、良くも悪くも後先考えずに行動します。

メリットデメリットを細かく考えること自体にすぐ飽きてしまうので、ノリで進んでしまうことが多いです。

何ごとも「楽しい」「楽しくないか」で決めています。

慎重に、ミスのないように人生を歩むのも一つの手段ですが、こうやって深く考えずに直観でやりたいことを決めると、思いもよらない結果になることがあります。


ただの「楽しそう」が新しい道を開く


わたしは昔、動物園でボランティアをしていました。

特に人生に役立たせたいという理由ではなく、ただただ生き物が好きで、人が好きで、毎日仕事ばかりだし職場以外の知り合いもほしいなという軽い気持ちで、たまたま見つけた募集に応募してみたんです。

「合わなければ辞めたらいいか」という軽いノリで。

活動では子ども向けの生き物講座を開いたり、動物のいる柵の前に立って解説をしたり、生き物に関するイベントを開いたり。

すごく楽しくて、毎週末のように出かけていました。


何年か経ったある日、そこの動物園の偉い人に声をかけられました。

「知り合い大学教授が院生を募集しているけど、興味ある?院試(大学院入試)受けてみない?」


実はその頃、わたしは社会人で会社勤めしていましたが、ちょうど「もう一度大学に戻りたいなあ」とぼんやりと考え始めていたときでした。

年齢や立場的にも「行くなら今行かないと、もう一生無理かも」と薄々感じていて、そのことを周りに打ち明けていたのです。

なんとその話がいつの間にか動物園の偉い人の耳に入り、わざわざ声をかけてくれたのでした。まさにわたしの興味がある分野の研究室だったので、その場で「受けます!!」と即答。

半年後の入試を受けるために、仕事の合間に猛勉強を開始。

そして無事試験を突破。仕事を辞めて、次の春に進学することができたのでした。


楽しいからなんとなく始めてみよ~っと思った活動が、まさかその後大学院に入るキッカケになるとは夢にも思いませんでした。

つまらなければ辞めればいいか、の軽いノリで始めたのがこの結果。

20代後半で大学院に行くことについても、冷静に考えたらリスキーだし、お金の問題もあるし、無謀です。

でも、良くも悪くもそこまで考えずに「よし、やってみよ」で進めたおかげで、こんなところにたどり着けました。


雑談の中でカナダ移住を決定


在学中はいろいろな経験を積み、もちろん苦労もありましたが刺激的な日々を過ごすことができました。

刺激的、という言葉では生ぬるい気もしますが…(在学中に出産もしています)。

そして無事大学院を修了して4年後。

突然「カナダ移住」という話が舞い込んできたのです。


カナダに長年住んでいる知人が、雑談の流れで「カナダに住んでみたら?いい所だよ?」と勧めてくれたのがキッカケです。

それまで海外移住なんて考えたこともなく、目の前の生活でいっぱいいっぱい(乳幼児2人の子育て中でした)。

それなのに、突然移住の話。

ここまで読んでいただいたのでだいたい想像がつくと思いますが、その時もわたしは「それ、おもしろそう!」という理由で即移住を決断しました。

しかも、実が大学院在学中にたまたま10年ぶりにカナダを訪問する機会があり、「やっぱりカナダはいいなー」とすごく印象に残っていたところだったのです。


カナダ移住に必要な条件を調べていると、なんと学歴が高いほど有利になるらしい。

カナダの永住権プログラムは点数制なのですが、学部卒と院卒では獲得できるポイントが全然違う。

この差はとっても大きく、あるとないでは永住権の可能性が変わってきます。


こうしてわたしは無事にカナダの永住権の条件をクリアすることができ、家族で移住できることになりました。

あのとき、おもしろそうと動物園で過ごしていなければ、大学院には行っていなかったかもしれない。

今さら無理…と大学院に行っていなければ、移住はできなかったかもしれない。

あのとき冷静に考えすぎていたら、そもそもカナダ移住の話なんて笑ってごまかしていたかもしれない。

まだまだ移住のスタートラインに立ったばかりですが、意外なところで、意外なところがつながりました。


気になったらすぐに行動してみる


今回紹介したエピソードは、たまたますべてが(今のところ)上手くつながったケースです。

もちろん、人生のなんの役に立ってもないような、すでに忘れてしまったような地味な経験の方が多いです。

でも役に立たなくてもなんの後悔もありません。だって自分で「楽しそう」という直観で選んだことばかりだし、やりたいことをやってきた人生なので。


慎重に進むのが大事なときもあります。

でも、何か新しいことに挑戦したいなら、そこに意味があるかなんて考えてもしょうがないんじゃないかと思ってます。意味があるかないかなんて、どうやったってその時になってみないと分からないですし。


楽しいか、楽しくないか。

やってみたいか、やってみたくないか。


これだけで判断すればいいこともあります。

そうすれば、冷静に考えて自分にストップをかけてしまうようことでも、挑戦できるようになる。

楽しいからやってみたことは、最終的になんの役に立たなくても損にはならない。

そして万が一将来それが何かに役に立ったら、超ラッキーですよね。


役に立たなくても楽しい、役に立ったら超ラッキー。

そう考えてどんどん行動できたら、毎日が楽しくなりそうですね。

では!



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