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工業高校からの大学進学への道

(更新日: 2023/10/24)

こんにちは、ぽこです!
私は工業高校を卒業後、大学の工学部に進学しました。
現在は、旧帝大大学院にて情報工学を学んでいます。

私は、工業高校から公募推薦で難関私立大学へ進学することができました。

ほとんどの生徒が就職をする工業高校で進学することは、簡単なことではないですが、戦略を立てて挑戦すれば、決して不可能な道ではありません。


■はじめに

基本的には、工業高校から進学するには、推薦・AO入試を受けることが多く、私も、推薦入試を利用しました。

一般入試を受けるのはとても厳しいです。
工業高校では、国数英社理の5教科を深く学ばないからです。
同じ教科でも進学校で用いる教科書のレベルが違います。

一般入試では普通高校の子たちとは到底戦えないです。
そのため、工業高校生は推薦やAO入試に挑戦することが多いです。

■大学進学するために大切なこと

工業高校から、大学進学するには、高校の成績がとても重要です。
推薦・AO入試の場合、成績による足切りがあるからです。

また、面接もあり、合否に大きく関わります。
面接対策も必須です。たくさん練習しましょう。
人間力を磨いておくのも大切です。

また、小論文を課す大学もあります。

■なぜ大学は工業高校生を取るのか

なぜ、大学側が学力の高い普通高校の生徒だけでなく、工業高校の生徒も取ると思いますか?

それは、普通高校の生徒にはない専門性や工業(工学)への強い関心があるからです。これが周りの学生に良い効果をもたらしてくれると考えているからです。

だから、受験のために英語・数学・物理ばかり勉強して専門科目をおろそかにすることは絶対に駄目ですそれは、ただの学力の劣った普通高校の生徒です

そんな生徒を大学が取りたいと思いますか?

だから、資格取得に挑戦するなど、専門科目も磨きましょう!

■私立大学

□指定校推薦

指定校推薦とは、9-11月頃に受験する方式です。
試験内容は、小論文・面接があります。

大学側から高校に推薦枠が設けられています。
一般的に校内で、学業成績順に受験先を取り合います。
基本的に受験すれば合格することができます。
世間で工業高校から大学進学ができると言われている方法はこの指定校推薦です。

主に、高校周辺の私立大学や専門高校から推薦が来ます。
一般的に高偏差値帯ではない大学からの推薦がほとんどです。
ですが、高校によっては有名大学からの推薦が来ることもあります。

指定校推薦は合格したら辞退できません。

□公募(一般)推薦

公募(一般)推薦とは、9-12月頃に受験する方式です。
試験内容は、大学によりますが、学力試験・小論文・面接があります。

一般に、理工系大学は、工業高校枠を設けていることが多いです。
その場合、学力試験も工業高校生のレベルに合わせた内容となっているので、受験しやすいです。

また、合格しても辞退できる(併願可)な大学が多いです。

指定校推薦で、希望の大学に行けない人や、国立大学の滑り止めとして受験することが多いです。

■国立大学

□推薦・AO入試

推薦・AO入試とは、9-1月頃に受験する方式です。
試験内容は、大学によりますが、学力試験・小論文・面接があります。
推薦とAO入試は、ほとんど同じと考えても差し支えないです。

高校の成績が5段階評価平均で4.2/5.0ないと受験資格がないことがほとんどです。

一般に、理工系大学は、工業高校枠を設けていることが多いです。
その場合、学力試験も工業高校生のレベルに合わせた内容となっているので、受験しやすいです。
また、独自試験でなく、センター試験を利用する方式を取る大学も存在します。

募集定員も少なく、合格するのはとても大変です。

併願はできませんが一般入試と異なり、受験日が大学によりバラバラなので、不合格の通知が出た後なら、他の国立大学の推薦・AO入試に挑戦することができます。

■高専への4年次編入

工業高校から高専への4年次編入する道もあります。詳細はこの記事を御覧ください。

■まとめ

周りの子達はほとんど就職するので、大学受験を目指すのは心理的にも大変だと思います。

少しでも大学受験を考えているなら、できるだけ早く学校の先生に伝えることをオススメします。一人で挑戦するのは難しいです。

できるだけ、早く相談をして、戦略を立てましょう!!


読んでいただきありがとうございます。 サポートをいただくと、もっとがんばります!