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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その67)

2023/9/29〜10/2   (その6)

今日も天気は曇り
朝食をとり、いつものルーチン通りにみんなとの会話を楽しみ、リジャルのオフィスで彼の椅子に座って社長気分を味わったりして遊んでいたらジハードがやってきて農園に行こうと言う
彼は、このスタンドの関係者の中でも、ちょっと異色の存在
空気を読まないのか読めないのか、自分の考えを突き通すスタイルで空気を読めない自分はなんとなく親近感が湧く
山に行こうビューティフルだよ
うんうん、農場だよね この前カミル達と行ってきたよ
、、、山はいいぞ、行こう行こうビューティフルだ〜
聞いちゃいない😓
わかった行くよ〜

以前、訪れた農場に到着したがそこの住人は残念ながら留守
家畜の高木に出かけているようだ
しばらく待ってみるが帰ってこない
雲行きが少し怪しくなってきたので、街に戻ることにする
帰る途中に兵隊に呼び止められてチャイをご馳走になる
この兵隊さんは、ジハードと顔見知りというか、多分現地採用クルド人兵士でご多分にもれず、親戚関係だと思われる
写真を撮っていいか聞くと、武器の類は写真NG。だが、永代さん自体は問題ないらしいので記念撮影する

スタンドに戻るとサルダールがいてなかなか来ない溶接工の工場に連れてってくれた
バイクのキャリアの折れたところの溶接と、ついでに何回も曲げ直しているうちに強度が落ちてしまった部分の補強を2カ所
溶接してもらう
此処の料金もただでやって貰った
感謝します

スタンドに戻るとリジャルが居たので明日出発することを伝える
明日の朝会えるかどうか分からないので、一応別れといままでのお礼を済ませた
今晩が最後の夜と言うことで、サルダールに水タバコに一緒に行こうと誘われた
出かける準備をしているとオルハンが来て警察がヨシの話を聞きたいので、スタンドに来ると言ってるのはどうする?と聞いてきた
多分シリアスな話ではなく、外国人が来るのが珍しいので、話を聞きたいだけだと言う
特に問題もないので、オーケーしておいた

日目出て暗くなった頃に警察が来て、特にパスポートのチェックもなく世間話
何しにここに来たのか?いつまでここにいるのか?トルコどう思うか?などなど
適当に30分ほど話をして、どうやら満足してもらえたようだ
最後にできればあなたを警察署に招待したいと言う申し出に、いや今日はもう時間も遅いのでまた次の機会にお願いしますとやんわりとお断りする
もしどうしても招待したいのならば、逮捕状を持ってお越し下さい😚

遅くなってしまったが、サルダールの待つ水タバコ屋にサヌールが案内してくれた
到着すると、そこは水タバコを吸いながらゲームをやる店で猿猿は、友人達と4人でタクを囲んでゲームに興じていた
自分もやってみるかと誘われたが見た感じ。麻雀に似たような牌を使ったゲームで同じ数字が3つ揃ったら場に晒す事が出来、連版なら4つ以上
持ち札が全てなくなった人が上がりと言うルール的には、大富豪のようなゲームで他にもいろいろ複雑な要素があるようだが、初見で混ざってもいいようなゲームには思えなかったので、とりあえず見学しているだけにする
1つの水タバコを自分とサルダールで交代しながら楽しむ
自分も昔は麻雀などを友人達と好んで楽しんでいたクチなので、こういうゲームを見てるだけで楽しい

1時間ほどゲーム観戦と水タバコを楽しんで明日は出発なのでそろそろ失礼すると皆に別れを告げてスタンドに戻る
寝る前に軽く荷物をまとめておく
明日出発だと思うと、この場所も名残惜しい
明日朝から雨が降り続けば出発を伸ばす理由になるかしら、なんて現実逃避をしながら就寝

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