コーカサスから中東へのバイク旅行 (その83)
2023/10/20
9時にキャンプ地を出発
近くにある湖畔のリゾート地帯を抜けDukan の町へ
幹線道路沿いの繁華街で朝飯を済ませて街の中をドライブする
Dukan は湖から続く川の側に出来た街でクルディスタンの有名観光地
街の東側は南北にずっと標高こそ高くはないが切り立った岩山が続き、それに沿って川が流れ景色も良い
そこで、現地の人たちは魚料理やバーベキューを楽しんで水タバコを吸い、ピクニックをする
一通り町を回って出発
今日は途中で1カ所2カ所良さそうなところを立ち寄りながらスレイマニヤの近くでキャンプ予定
町から10キロほどのところに洞窟があるようなので、立ち寄る
洞窟に行くために入る枝道を見つけ左折前にバックミラーを確認
後から3台ぐらい車がついてきていて、対向車線にも車が来ているので、路肩に寄ってやりすごそうと思い停止した
その時、ドカーン💥と強い衝撃を受ける
何ぃぃぃ⁉︎
驚いたが、一瞬で後ろから追突されたことを理解した
追突してきたのは、古いハイラックスで乗っている運転手や同乗者はこちらを凝視していた
よそ見運転でもしていたのだろう
何してくれてんねん😡
運転手は40代のクルド人で、なぜ止まるんだったら舗装路から降りてその1段下がった下の砂利のところで止まらないんだ
俺は悪くない的な事を身振り手振り交えて主張している
それで、こちらもカッとなって、日本語で罵倒、言い合いになった
近くの露店に居たクルド人が3人ぐらい野次馬にやってきて賑やかになってきた
とりあえず、自分とトラック運転手は少し落ちついたのでスマホでコミュニケーションを取ろうとするが、その場にいた誰もアラビア語を話さない
何語を話すか確認するとクルド語のソラニーのようだがGoogle 翻訳での会話翻訳はソラニーはサポートされていない
仕方なく身振り手振りで交渉する
バイクの被害は、左側のキャリアが曲がってしまい、前方にずれている
あと予備のガソリンを入れてたポリタンクに穴が開いてしまった
幸いなことに被害はそれだけのようだ
結構な衝撃だったんだけど
ぶつけてきた。車には、運転手のほかにクルド人の若者1人と子供が1人乗っていた
翻訳は使えないの通じる単語などはあって、それに合わせて身振りでこれを修理したいことを伝え、修理工場に一緒に行くように要求する
彼らは彼らで済ませなければならない仕事があるよう
少し待つように言われて15分ほど待つ
追突された場所のすぐ横の畑が彼らの仕事場だった
彼らは仕事を済ませてこちらについてくるように言い、Dukanの街に戻る
案内されたのは、小さな鉄工所で、そこで荷物を下ろし、キャリアを外してキャリアの曲を直してもらう
修理は手際よく1時間ほどで修理完了
修理代の支払いはトラックドライバーが払うのを確認して、彼らは仕事場に戻っていった
その鉄工所の社長らしいクルド人に礼を言ってそこを去る
もう15時を過ぎていて、そろそろ今日のキャンプ予定の場所を決めなければいけない
近くに洞窟の周辺でキャンプ地を探そう
距離は10キロほどなのですぐに到着したが、その場所に到着しても洞窟は見当たらない
そこは水場とその横でピクニックをしているクルド人家族10人ぐらい
そのまま砂利道を走った奥にあるのかなと荒れた砂利道を上っていくと、途中でエンジンストップ
再起動を試みるが、何度キックしてもエンジンがかからない
燃料は入っているし、おかしいなぁと思いチョークを引くとエンジンはこもりながらも始動できた
原因が判明、キャブ詰まりだ
何とかUターンをして、砂利の坂道を惰性で先程の水場まで戻る
そこでキャブレターを分解掃除する
アイドリングジェットが詰まっていた
はみ出したチューブパッキンの固形化したクズが詰まっていた
キャブレターの清掃が終わり、バイクに取り付け水場で手を洗う
ついでに近くに居たピクニック中の家族に洞窟はないか聞くと、別の場所にあると言う
どうやら、目的地としてマークをつけた場所が間違っていたようだ
この岩山に沿って5キロほど離れたところが自分の目指していた場所だった
移動中ナビとしてはマップスミーを使っているが、どこに行くか探す時はGoogle マップを見ている
それでマーキングする場所を間違えてしまった
もう日暮れも近いのですぐに移動
やっと目的地の洞窟にたどり着きその日はそこでキャンプ