読書「超・時間術」

現状

自分は、時間の使い方に悩んでいる「かけだし時間マイスター」だ。

「あれやらなきゃこれやらなきゃ」と焦るし、なにかタスクを作っておかないと不安になる。

そんな状態が続くと、自分へのプレッシャーとストレスが増えていってしまう。

以下の文は、今の自分にとっては痛い言葉。

成果を出すためには、目的に向かって行動しなければいけないため、物事の整理や絞り込みが必要になる。やることが多ければ、それに当てる時間がない。

自分自身の仕事の仕方を思い返してみると細かい作業が多いことに気づく。
本来先に決めておくべき「目的」や「理由」を言語化していない。

それでは良くないなと思っていたところ、会社の本棚で超時間術を発見した。
タイトルからして時間を超越したダイゴさんが過去や未来にタイムリープする方法を教えてくれそうだが、そうではない。ダイゴさんの大誤算である。
あくまでも、超すごい時間の使い方を紹介した本である。

1.呼吸法

今まで吸って吐くだけの呼吸というやつに方法があるということを知らなかった。

いや、ウソだ。

フランスのラマーズ博士が精神予防性無痛分娩を改良し提唱したといわれるお産のときの不安をなくしリラックスした状態での自然分娩をめざしたラマーズ法は知っている。

The Kokyuhouであるラマーズ法に関して言及されていないが、お産のとき以外でも役に立つ呼吸法をいくつも紹介している。
中でも毎日使っているのが、パワーブリージングという呼吸法。
パワーブリージングは、吸った時間の倍の長さで吐くだけの簡単な呼吸法だ。

パワーブリージングを使うことで、日常の動悸がうそのように収まっていく。
たったの2,3日意識して続けただけで、動悸→パワブリの2hitsコンボを使いこなせるようになった。

2.スモールゴール

スモールゴールとは、簡単に言うと「ある目的に対して、大きなゴールを目指すのではなく、小さなゴールを設定する方法」

例えば、「ポケモンマスターになる」という大きなゴールのスモールゴールは「ジムリーダーを倒す」、「ミュウツーを捕まえる」などがある。

スモールゴールを設定するメリット
スモールゴールは具体的なアクションをイメージしやすいため現実味が出る。
そのため自分の中に余裕のある時間感覚が育ち、不安とストレスが消え、結果としてモチベーションがアップする。

スモールゴールを設定するための3つのポイント
   1. 最長でも20分で達成できるゴールを作る
      ・30分を超えるとモチベーションが大きく下がる
      ・1日5分からスタートして少しずつ長くするようにする
   2. 成功率が80%ぐらいの目標を心がける
       ・成功率が高すぎると逆にモチベーションが下がってしまう
       ・この問題を防ぐために、難しい目標を設定する
   3. 自分の達成度を記録したノートを作る
       ・自分がどれだけスモールゴールを達成できたかを記録する
       ・決めた目標を本当に20分以内にこなせたかどうかや、ゴールの成功率が80%に収まっているかを判断するには、2週間は記録をつける。
       ・毎日やるべきスモールゴールを決めたら達成度と時間を記録に残す

3. Prep Do Review

Prep Do Review とは、「実行」という1つのステップを「実行に向けた準備、実行、結果の見直し」という3つのステップとして捉える手法。

1. Prep(準備)
何かを実行する前に、次のような5つの質問を自分に問いかける

・これから私は何をしようとしているのか?
・その行動の理由、目標、目的は何だろうか?
・その行動はどのように行えばいいのだろうか?
・その行動には誰が関わるのだろうか?
・目的を達成するのに必要な情報や人は何だろうか?

2. Do(実行)
プレップの質問で自分がどんな行動をとるべきかが分かったらその通りに実行する

3. Review(見直し)
以下の5つの質問を自分に問いかける

・いつどれくらいの時間で目標を達成したか?
・準備通りに実行できたか?
・目標をおえた結果前に比べて何が変わったか?
・準備を実行して何か分かったことあるか?
・次に同じことが起きた時にもっとうまくやれることはあるか?

会議で使う場合
会議を行う前に以下の質問を考えておくことで、 会議の生産性は大きく向上する。

・これからみんなで何をしようとしているのか?
・会議の理由、目標、目的は何だろうか?
・会議はどのように行えばいいのだろうか?
・会議には誰が関わるのだろうか?
・会議の目的を達成するのに必要な情報や人は何だろうか?

Amazon式
・会議の前に以下の項目が書かれた情報を共有する
・会議の前提と達成すべき目標
・目標に対して参加者が実践できそうな解決策
・それぞれの解決策へのアプローチ法
・最もすぐに取り掛かれそうな解決策

ここまでに記載したことを実行に移していく。
ありがとう。ポケモンじゃないほうのダイゴさん。