あか

チャンネル登録2,000人達成までにやったこと in ハウツー動画

ハウツー動画プロジェクトとは?

ユーザーの問題解決のために、アプリの使い方を動画で説明するプロジェクトのこと。

なぜ、note書くのか?

2020年になるのと、チャンネル登録者数が2020人に届きそう!というキリの良さ、ならびに自分がやってきた業務の振り返りのために書いた。

あと、"情報の海" と言う割には、なぜかハウツー動画のハウツー記事がなくて、最初は何していのかわからずとても苦労した。
自分の記事がそういう人の役に少しでも立てたら嬉しい。
※なお、企業アカウントのため、具体的な情報(グラフ、Analyticsの画面、動画の名前など)はありません

自分の中でバイブルとなり、めちゃ助けられたのが以下の記事。
(リスペクトしすぎてnoteの構成が似ています!)

この半年間の実績

・チャンネル登録者数  2,010人
・総再生回数 600,000回
・この3ヶ月の1日の平均再生回数 3,000回
・総再生時間 4,700時間
・アップロード動画数 26本(6言語合計112本)
・動画1本の時間制作コスト 120分

動画制作の中で意識した5つのこと

1. 自社のサービスを活用する

・自社の公式ブログに再生リストのURLを掲載した
・自社のヘルプサイトにハウツー動画のURLを掲載した
・自社の公式ツイッターやLINE for Business の公式アカウントから「ハウツー動画みてね」という内容を配信してもらった
・ユーザーに回答するメールのテンプレートにハウツー動画のURLを掲載した
・問い合わせ窓口にハウツー動画を掲載した​

上記の活用法の中でも、自社の公式ブログに再生リストのURLを掲載してもらったことによる視聴回数の増加がすごかった。
視聴回数が増加した要因としては2つあって、①PV/UUの高い記事だったことと ②ブログ記事とハウツー動画の内容がバッチリ一致していたこと。

2. YouTubeの機能を活用する

カード その動画の操作方法を試したときに、大体のユーザーがつまづくであろう操作の動画をカードに挿入した
終了画面 チャンネル登録者を増やす目的で入れた。動画要素は、動画ごとに設定する動画を変える
再生リスト テーマ(○○の前に準備することなど)を決めて再生リストを作成
noteで例えると、「テキストを装飾する方法」や「画像を添付する方法」などの個々の動画をまとめた、「noteを作成する」という抽象度の高い再生リストを作成するイメージ
セクション 作成した再生リストやカテゴリ別(基本的な使い方、活用方法など)のセクションを作成した。動画が増えてくると、見たい動画を視聴者側で探すのが手間になるため、セクションを活用して整理してあげる
ブランディングアイコン 担当になってから一番最初にやった。チャンネル登録はここからの登録が一番多い

3. 視聴者のコメントを動画に反映する
動画に寄せられるコメントをすべて拾って、コメントが多いものから順番に動画に反映していった。
例えば、「なんで字幕ないの?」といわれれば字幕を追加し、「声が聞こえないのはなんで?」といわれれば音声読み上げを追加した。

4. 問い合わせが多い操作方法を中心に動画を制作する
ハウツー動画ならではの視点かもしれない。
動画を制作におけるKPIが、問い合わせ件数の削減だったため、必然的に問い合わせ件数の多いものが動画の制作候補にあがった。
過去半年分の問い合わせ件数を上から順に見ていって、動画を制作する価値がある と判断したものを動画にした。
価値があるかどうかを判断するポイントは「操作手順がわからないことで問い合わせしている」かどうかが明確であること。

5. YouTube Analyticsの数値をもとに改善する
YouTube Analyticsには、数字がたくさん並んでいて何をみたらいいの?って感じだったので、ハウツー動画にとって重要だと思う2つのことに絞って数値を見るようにした。

- チャンネル登録数を増やす

再生率が高い = 関心を持ってみてくれている
高評価率が高い = その動画が良いと思った
共有数が多い = その動画を他人にススメたいと思った

りなさんのnoteを見て、自分なりに分析した結果、チャンネル登録してもらえるのは、上記の3つの数値が高い動画である。ということがわかったというだけで、チャンネル登録を増やすためになにかしたわけではないことを先に断っておく。
上記の3つにあてはまる動画を抽出した結果、つい忘れがちな操作方法Tips/機能の活用方法 は、再生率、高評価、共有数がいずれも高いという共通点が導き出された。しかも、チャンネル登録者数も多い!
このことから、自社のハウツー動画でチャンネル登録者数を増やす動画を作成するには、忘れがちな操作や設定あるいはTipsに関する動画を作成することが、現時点での 最 適 解 ということがわかった。
ここがわかっただけでも、非常に大きな意味があった。
今までは、なんとなく「これうけそうだ」みたいな手探り感覚で動画を制作していたので、眼の前に光がパァっとあたったような感じだ。

- インプレッションのクリック率を増やす

インプレッションのクリック率が高い = 「知りたい情報がありそう」と思わせるサムネイルになっている

自分のチャンネルを見ると、インプレッションのクリック率が高いと、高評価、再生時間、共有、チャンネル登録も高い傾向にある
一方、インプレッションのクリック率が低いと、再生時間、共有、チャンネル登録も低い傾向にある。つまり「サムネイルにつられて動画を見たけど期待はずれだった」ということといえよう。

インプレッションのクリック率を増やすために何をしたのか?
インプレッションのクリック率が高い動画の トラフィックソース> YouTube検索 を見て、よく検索されているキーワードを片っ端からタグに反映させた。
タグを反映させるときに、効果のなさそうなタグを設定してしまわないように 作成した動画をどんな視聴者に見てほしいのか?作成した動画を見るのは(必要とするのは)どんな視聴者か? と問いかけて、出てきた視聴者像が実際に検索しそうなタグを選ぶようにした。

YouTubeのヘルプには、以下のように書かれている

タグは、スペルを間違えられやすいものが動画のコンテンツである場合に役に立つことがあります。その場合を除けば、動画の検索時にタグが果たす役割はごく小さなものです。

が、個人的にはわずかではなく効果は大きいように思う。
というのも、タグを設定する前後で検索結果の順位を一か月分計測したところ、その動画に適切なタグを設定した動画は検索結果の順位が上昇した。
ということがあったからだ。
まあ、どちらにしても設定自体はすごい簡単なので、効果が僅かにでもあるのならば設定するにこしたことはない。

最後に

私がこのプロジェクトを「自分にやらせてほしい」といったときに、話をきいてくれてアサインしてくれた上司に感謝しています。
また、この記事をここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
(もし、記事の内容に関して何かありましたら連絡ください)

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