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【20000字全文無料】ミュウVMAXデッキ考察

こんにちは、ポケモンカードカレッジの凛です!

今回は押しも押されぬ環境トップデッキ、ミュウVMAXデッキを考察していきます!(ダークファンタズマ環境)
現環境はミュウオリジンパルキアの2大巨頭になっているわけで、このどちらかを握るか、この二つに勝てるような対策をしたデッキを握るかの選択になっていると思います。
ミュウやパルキアを握る側も対策をされていることは頭に入れているので対策の対策をしていたり、そういった動きを想定して対応できるプランを練習しているプレイヤーが多いと思います。逆に環境トップのデッキを握っていれば勝てるとは言えない環境になっていると感じました。

今回はミュウデッキを取り上げて、自分が使った時や逆に対面した時、ミラー戦になった時に少しでも役に立つように、採用カードを1枚1枚徹底考察していこうと思います!また後半では自分なりに環境で出会いそうな対面を想定して、いつも自分が取っているプランについても少し触れていこうと思います!


①デッキの強み

ミュウの一番の強みは先行時でも後攻時でも強い動きができる、というところだと思います。

先行時には4枚採用されているバトルVIPパスをゲノセクトVのフュージョンシステムで複数枚使用できる可能性が高く、エネルギーの手貼りも安定してできる試合が多いです。手貼りに関してはダブルターボエネルギーの採用やカミツレのきらめきを使うことによって、最悪1ターン目にできなくても次のターンで比較的容易に準備可能です。また先2ボスと言われる、先攻2ターン目にボスの指令で相手ベンチにいるVポケモンを気絶させてサイドを2枚取る動きを、現状のデッキの中で一番しやすいのも強みだと思います。
よってミュウ対面で後攻を取った際には1ターン目にアタッカーを2体以上並べるということが必須になり、VMAXやVSTARなどの進化が必要なアタッカーでは、1ターン目の展開が不十分だとずっと進化元を攻撃されてミュウのワンサイドゲームになってしまいます。

後攻時には後1エコーと言われる、サブアタッカー(実はメインアタッカー?)のメロエッタが持つメロディアスエコーをカミツレのきらめきのエネ加速と手貼りによって210点以上の火力で後攻1ターン目から撃つプランがあります。昨今のポケモンカードはアタッカーの進化が必要だったり、先にワザを撃つ・特性を使うアドバンテージが大きく、後攻1ターン目に撃ちたいワザを持っているポケモンも限られているため先後によるデッキのパフォーマンスの差が大きくなっていると思います。
しかしミュウは先攻時の方が強いとはいえ、後攻時にもサイドを先行できるプランが用意されているのがとても強いです。これにより相手は対面がミュウだとわかったら先攻1ターン目にアタッカーをベンチに下げてターンを返さないと、先攻を取れているのにいきなりサイド2枚取られてしまう可能性が高いです。またこの後1エコーは見た目要求が高く撃てる確率が低いと思われがちですが、デッキ構築にはよりますが大体50%くらいの確率で実現可能です。
加えてあなぬけのヒモが採用されている構築も多く、相手は非Vのポケモンを前にしてターンの返したとしてもベンチにVポケモンしか並んでいなければヒモでサイド2枚取られるポケモンを出さなければいけない状態になってしまいます。これにより相手は先攻1ターン目に非Vのポケモンを前に出しつつベンチにもアタッカーと非Vのポケモンを並べる必要が出てきます。
またメロディアスエコー以外にもミュウVが持っているワザ、サイコジャンプで70点与えつつデッキにエネルギーや道具ごと帰ることができます。環境にいるサポート系のポケモン、メッソンやビッパを気絶させつつ自分は逃げてメロエッタやオドリドリなどの非Vのポケモンを壁にすることもできます。

またミュウの強みは序盤の安定感にもあります。

1ターン目最強のカード、バトルVIPパスをウッウロボの採用によりほぼデメリットなく4枚採用でき、VIPパスから展開されるゲノセクトVのフュージョンシステムにより安定した手札補充ができます。ポケモンの特性でドローが進められるということはデッキにドローサポートを大量に採用する必要がなく、デッキの自由枠を増やしているということになり、試合中にはいつでもボスの指令やエネルギー加速するサポートを使えるということになります。
またメインアタッカーのミュウVが逃げるためのエネルギーがないので、スタートすれば後1エコーがかなり撃ちやすくなったり、非Vのポケモンを壁にしやすかったり、手札の使わないポケモンいれかえやあなぬけのヒモを撃つ時にもミュウV2体をひたすらいれかえて手札を減らしてフュージョンシステムにつなげられます。
加えて先述のウッウロボというカードによって、コイントスにはなりますが表ならデッキからVIPパスを持ってきてすぐに展開できるので、序盤の手札事故の可能性が他のデッキに比べてかなり低いのも強みです。フュージョンシステムをフル活用するためにクイックボールやハイパーボールを4枚ずつ採用されているので、初手にVIPパスがなくても3〜4体ポケモンを並べてフュージョンシステムしていけば後から引けるという試合も多いです。

次に、選択できるワザが多いのもミュウの強みです。

ベンチには必ずゲノセクトVがいるのでテクノバスターによって安定して210点のワザを撃つことができ、カミツレのきらめきを使えればフュージョンエネルギー4枚の280点メロディアスエコーを撃つ事もできます。フュージョンエネルギーが1枚サイド落ちしていても3枚つけばテクノバスターと同じ210点を出しつつ次のターンワザが使えないというデメリットを付与しなくて済むので、メロディアスエコーはかなり優秀なワザです。
またミュウVMAXが持つダイミラクルによってVポケモンからダメージを受けないミルタンクや特殊エネルギーがついたポケモンからダメージを受けないジュラルドンVMAX、ダメージを80軽減するワザを持つヌメルゴンVSTARなどのポケモンにかかっている効果を貫通して安定した130点を与えられるのもとても器用で強力な点です。
倒されるとサイド3枚取られてしまうミュウVMAXですがダメージを負ったらベンチのミュウVが持つサイコジャンプをコピーして70点与えつつデッキに帰ることもできます。非Vのアタッカー主体のデッキに対してこういった選択肢があるのはとても強く、中盤終盤でサイドレースを追い越されないようにこちらのダメージを帳消しにしつつパワータブレットやボスの指令を絡めてサイドを進めることができます。
またメロエッタ以外にも優秀なワザを持つ非Vのフュージョンポケモンがいます。オドリドリを出せばHP310というミュウVMAXの耐久の低さをカバーしつつ、じょうねつのしずくをコピーしてベンチの弱ったアタッカーやHPの低いサポートポケモンにダメカンを乗せたり、ボスの指令で相手のワザを使わないポケモンを縛りながら少しずつ相手のアタッカーを弱らせる動きもできます。(他にもコオリッポやデオキシス、超タイプのオドリドリなどがいますが現状あまり採用が見られないので今回は省略します。)

またワザの瞬間火力が高いのもミュウの持つ強みです。

フュージョンポケモンが使うワザのダメージを1ターンだけ30点上げるパワータブレットやVポケモンへのダメージを上げるこだわりベルト、サポート権を使って30点上乗せできるダンデを絡めることによって理論上一発で倒せないポケモンはいないといってもいいでしょう。また最近採用が多く見られるサポート、シマボシを使うことによってトラッシュにあるフュージョンエネルギーやパワータブレットをデッキの上に戻しフュージョンシステムで引いてくることにより、一旦火力アップカードを切ってももう一回手札に装填して最後に高火力を出し試合を決める事もできます。
これによってミュウに対面した相手は常に一発で自分のポケモンを倒される展開を考えたり、ミュウ側がタブレットを手札に溜めているのかいないのかを見極めて手札干渉をしていくことが必要になります。ただ昨今のVSTAR環境ではHP280や大きなお守り付きのHP310を連続で一撃で倒し続けるのは結構要求が高く、バトル場とベンチの両方をVSTARに進化できればなんとか1ターン稼げる可能性もあります。またミラー戦においては後攻2ターン目に相手のねっけつレッスンの20軽減込みのミュウVMAXをタブレットやベルトを絡めて一発で気絶させるプレイングが重要になってきます。

最後に、ミュウVMAXデッキが持つ強い性質としてデッキ圧縮率の高さがあります。

ミュウは環境デッキの中でも山札を掘るスピードは群を抜いていると思います。序盤で使わないカードを切ってポケモンを展開して、中盤以降は逆に序盤でしか使わないVIPパスやカミツレのきらめきや余ったポケモンをボール系のカードでどんどん捨ててドローを進めることによって、デッキの中身を終盤使うボスの指令やパワータブレットや入れ替え札のみにしていくことができます。このドローの速さにより序盤のターンからタブレットを揃えて高火力を出したりボスの指令を簡単に引いてこれたりもできますし、しっかりとデッキ圧縮をすることによって中盤のマリィや終盤のツツジを撃たれた後に要求札を揃えやすくなります。
またウッウロボによって手札のVIPパスなどの不要なグッズを捨てつつデッキから確定サーチをする事もできますし、トレッキングシューズの採用によりさらにデッキを掘る速度を上げて3ターン目が終わる頃にはデッキをほぼほぼ掘り切ってしまうなんて事もできます。
加えてシマボシやサポートをトラッシュからデッキに戻せるともだちてちょうの採用により、1ターン目に切ってしまったボスの指令や泣く泣くウッウロボの弾になったパワータブレットなどをデッキに戻す手段もあるので、これまで以上に手札をトラッシュしやすくデッキのドローを攻められるような構築になってきています。


②採用カード


ミュウVMAXに採用されているカードを1枚1枚考察していきます。例として今回取り上げるデッキレシピは次の通りです。一番汎用性が高くプレイングが複雑になりにくいように意識して組みました。トレッキングシューズ型やスマホロトム型、スタジアムのカスタムに関しては後半の候補カードで書こうを思います。

デッキコード < cYxxJY-MQHdlY-Y8Y88a >

・ミュウVMAX 3枚
デッキの中を見れた時に真っ先にサイド落ち確認したいカードの1枚です。4枚目を入れると手札に嵩張りますし2枚まで減らすとサイド落ちした時にアタッカーが続かなくなります。VMAXを2体取られたら負けで3体目で戦うことはないので、デッキと手札合わせて3枚あればボールのコストにしてしまって大丈夫だと思います。ただ非V対面やミルタンク対面ではサイコジャンプのループやベンチのミュウVも進化させてダブルターボ付きのミュウVMAXでダイミラクルをコピーしたいので3枚キープしておくのもありです。

・ミュウV 4枚
スタートして一番強いポケモンなので4枚採用したいです。ミュウでスタートするか他のポケモンでスタートするかで後1エコーの成功率も大きく変わってきます。またダメージを負ったミュウVMAXがサイコジャンプを撃つときにベンチにミュウVが必要なのですが、返しにボスの指令でベンチのミュウVを取られた時にVMAXへの進化元がいなくなってしまいます。なのでサイコジャンプで帰る時にはベンチに2体のミュウVを置く必要があります。すると合計3体のミュウVが必要になってくるのでサイド落ち考慮して4枚採用が強いと思います。ただVMAX立てられなくてもメロエッタにしっかりフュージョンエネを貼ってサイドを取れる状態にしておくなどプレイングでカバーできる面もあるので、枠の関係で他に採用したいカードがある場合4枚目は入れ替え候補になってきます。

・ゲノセクトV 4枚
序盤に手札に来て欲しいカードなので最大の4枚採用です。実際ベンチにゲノセクトを2体しか並べない対面はありますが、こちらのベンチを削ってくるセイボリーを採用しているデッキも増えてきているので再展開できるようにしました。フュージョンエネルギーを1枚でも貼っておけば次のターンにカミツレのきらめきを絡めて自身でテクノバスターを撃っていく事もできます。パルキアにまれに採用されているはくばVMAXやミュウの弱点を突いてくる悪対面、特にダイケンキVSTARにはフュージョンエネルギーで相手の特性から守りつつアタッカー運用することもあります。

・メロエッタ 2枚
試合中1体は使いたいカードなのでサイド落ちしてもいいように2枚の採用です。ディアンシー採用して後攻をあえて選び、ベンチのメロエッタにフュージョンエネルギーを2枚ずつ、ミュウにはダブルターボエネルギーを貼っていって、メロディアスエコーの火力を削ぐ代わりにサイド1枚のポケモンを取るか280点を許しつつミュウVMAXを殴るかの選択を取らせるような構築の場合は3枚採用もありだと思います(CL愛知でこれされました)。またミラー対面では先攻1ターン目に相手の後1エコーをケアしてメロエッタを壁にして、2ターン目以降にもう一体のメロエッタをベンチに出すプランもあるので、このカードも序盤のうちにサイド落ちの確認をしておきましょう。

・オドリドリ 1枚
HP310と若干低いミュウVMAXの耐久を補佐するカードです。20点軽減しておくとオリジンパルキアVSTARのベンチフル展開こだわりベルトとクイックシューター込み310点のあくうのうねりを耐えたり、れんげきテンタクルの要求枚数を9枚に増やせたり、ブラッキーVMAXやグラエナなど悪タイプ160点を弱点込みで耐えたり、れんげきウーラオスVMAXの勝ち筋のキョダイレンゲキからのヨガループの流れからゲノセクトVを守れたりとミュウVMAXデッキに採用されているポケモンの中でも実は一番ヘイトを集めているカードかもしれません。またミラー対面ではミュウVMAXを一発で倒すための要求をタブレット1枚分増やせたり、先攻時にメロエッタ壁にしたときにベンチにオドリドリを置いておくと、相手のあなぬけのヒモを絡めた後1エコーをケアすることができるので先攻時に手札や盤面に余裕がある場合には出しておくといいと思います。

・クイックボール 4枚
初手にあるとポケモンを展開できるしデッキ確認もできるので文句なしの4枚採用です。中盤以降はウッウロボの弾になったり手札の不要カードを切るだけになります。サイコジャンプで帰るターンには次のターンにたねポケモンを並べたいのでキープしておく時もあります。雪道対策でバケッチャを入れる場合には当たりになりますが、合わせて採用される水晶や中盤以降強いハイパーボールがあるので無理してキープせずデッキ圧縮に使った方が結局雪道ツツジケアできる可能性もあります。

・ハイパーボール 4枚
序盤から終盤までいつ引いても強いカードなのでこちらも文句なしの4枚採用です。初手に手札に溜まったサポートや引きすぎたスタジアムをトラッシュしてポケモンを並べられますし、中盤以降このカードでフュージョンシステムのパフォーマンスが上がります。逆にウッウロボで弾にしたくないカード1位です。最近はサイコジャンプをするためにベンチのミュウVを進化させずに置いておくというよりは、テクノバスターを撃った後に雪道ツツジされたとしてもベンチのミュウVAMXに替えて詰めに行けるように序盤のうちにミュウ2体をVMAXさせるのが重要になってきているので、ハイパーボールは4枚確定だと思っています。

・バトルVIPパス 4枚
序盤最強のカードなので4枚採用です。4枚採用だと初手に手札にくる確率は40%強らしいです。ウッウロボを4枚採用しているとグッズは弾になるので逆にサポートやポケモンの方をトラッシュしこのカードをキープしてドローを進める、という場面もあります。最初のフュージョンシステムを使う前にベンチ5体展開できる場合でも、後のドローで引いてきたVIPパスを使えるようにベンチ1枠空けておくプレイングもあります。

・ウッウロボ 4枚
このカードは結構枚数を妥協されがちですが個人的にはミュウには4枚確定だと思っていますし、他のレシピを見ても4枚採用がほとんどだと思います。初手に使わない入れ替え札やともだちてちょうややまびこホーンを弾にして撃つことによってVIPパスを手に入れられる可能性もありますし、表が出なかったとしても中盤以降手札に来たVIPパスをトラッシュできるだけでも価値があります。またサーチしにくいフュージョンエネルギーを持ってくることができるので、盤面にメロエッタとミュウを出してロボ投げて、表が出たらフュージョンエネルギーを持ってきてからカミツレのきらめき、というのが後1エコーのよく見る流れです。

・パワータブレット 4枚
こちらも確定枠の4枚採用です。最初にサーチ札を使った時に必ずデッキの中の枚数を確認しておきましょう。HP220のVポケモンを後1エコーで気絶させる場合にはタブレットが1枚必要になるので狙う場合には初手で来たタブレットを使ってからフュージョンシステムに入るのもありです。基本的に3枚くらいまとめて使いたいカードですが、上振れればトラッシュからタブレット2枚戻せるシマボシが出たのでより強く使えるカードになりました。序盤に来たタブレットをどう使うかにミュウデッキにおける練度の差が出そうです。

・こだわりベルト 2枚
基本超エネルギーを採用せずダブルターボエネルギー3枚構築の場合、できれば3枚の採用をしたいカードです。ダブルターボの20点軽減が入ってしまうとタブレットの要求が1枚増えてしまう対面があるのと、環境に多いHP220のポケモンを気絶させる時にベルトを巻いておくとダブルターボの軽減込みでちょうど倒せます。また後1エコーを撃つときにもデッキに3枚ベルトがあれば迷わずにメロエッタにつけてタブレットを温存できます。今回はスタジアムに枠を割いて安定性を取ったので2枚の採用です。オリジンパルキアVSTARに稀に採用されているツールジャマーに注意が必要です。

・ポケモンいれかえ 2枚
初手でスタートしてしまったミュウ以外のカードを逃したり、中盤以降ではテクノバスターのデメリット効果のキャンセルやボスで縛られたゲノセクトVを逃したりと割と役割の多いカードです。バトル場のテクノバスターを撃ったミュウVMAXが生き残った状態で雪道ツツジされた場合、ベンチのミュウが育っていなければこのカードが当たりになります。あなぬけのヒモと合計4枚になるように2枚採用です。

・あなぬけのヒモ
ポケモンいれかえと合わせて入れ替え手段でありつつ、後1エコーや終盤の詰めで使う攻めのカードでもあります。2ターン目以降毎ターンボスの指令を撃っていけるデッキなので、ポケモンいれかえを1枚減らしてヒモを3枚採用するのもありだと思います。入れ替え札は3枚のレシピもありますが今回は安定性をとって4枚採用です。

・ともだちてちょう 1枚
序盤ドローを攻めるためにトラッシュしたサポートを戻すカードでもありウッウロボの弾にもなるというとても優秀なカードです。雪道ツツジの可能性がある対面ではバトル場とベンチにワザを撃てるミュウVMAXを用意しててちょうでボスの指令をデッキに戻しておくと、雪道ツツジ後にボス引いて勝ちという展開にすることができます。サイコジャンプをループさせる試合ではカミツレのきらめきを戻す時もあります。また耐久系の対面ではシマボシを使い回して超火力を2回撃ってサイドを取りに行く動きもできます。慣れてきたら抜いて他のカードに当てるのもありですが採用しているとかなり安心できるカードです。

・やまびこホーン 1枚
こちらもてちょう同様にウッウロボの弾になりつつ、取るべきサイドプランのハードルを下げてくれるカードです。ミュウ側はHP280のVSTARを連続して相手する展開が正直しんどいです。このカードを入れておくことによって相手ベンチに空きがあれば進化前のVをとってサイド2−2−2プランを実現させることができます。先攻を取って最初と最後にVを倒さればVSTARは一回しか相手にせずに済みます。また苦手対面とされるジュラルドンVMAX対面では、上手くいけば進化前のジュラルドンとアルセウスとやまびこホーンで呼び出した進化前をとって簡単なゲームになります。VMAXを立てられたとしてもこのカードがあればVMAX2体を相手してジリ貧になる展開を防ぐことができます。

・ボスの指令 3枚
3枚の採用ですけれど体感4枚入ってるくらい引けます。ゲームプランには最大3枚関わってきますが、てちょうがあるので3枚ちょうどの採用でもサイド落ちの心配もしなくて済みます。フュージョンシステムを詰まらせたくないので4枚目は採用しませんでした。

・カミツレのきらめき 3枚
基本的に後攻1ターン目か先攻の3ターン目にフュージョンエネが4枚揃うときに撃ちたいサポートです。終盤にかけてはいらないカードになってしまいますが、4枚採用していると後1エコーの成功率が上がるので追加する選択肢の一つです。またLOなどのコントロール系のデッキと対面したときには、デッキを縦引きせずにエネルギーを加速していけるので優先的に使いたいカードです。

・シマボシ 1枚
少し前まではダンデの枠だったと思います。コイントスの上振れでタブレット2枚60点分のバフをかけられる可能性があることと、フュージョンエネルギーを戻せるので序盤倒されたポケモンについていたエネを戻して盤面に4枚揃えに行くことができます。またエネを割ってくるイベルタルの返しにダブルターボなどを戻して継戦しやすくなります。

・ローズタワー 2枚
頂への雪道を破るためのスタジアムの中で、序盤に使ってもメリットがあるものを今回は選びました。ローズタワーのドローは少し心もとないように感じると思いますが、逆に1〜2枚だけのドローなのでフュージョンエネルギーを複数枚引きにくかったりするので噛み合いはいいと思います。強いて弱い点をあげるなら、相手にもメリットしかないので効果を使われようと使われなかろうと頂への行き道を温存されてしまうという点でしょうか。

・いにしえの墓地 2枚
ローズタワーと合わせて4枚採用することによって序盤に張られた頂への雪道をなるべく返しやすいようにしています。能動的に自分のスタジアムを上書きできるようにしておきたいのでローズタワー以外のスタジアムを探していたらこれになりました。墓地を張っておくとミラー対面以外ではもしかしたらダメカンが乗るとミュウ側からのワザのダメージの要求が下がるかもしれないので、序盤のうちに雪道を張るのかどうかの選択を迫ることもできます。現状雪道はツツジと同時に使うのがメインとされていて3枚4枚と採用されているケースは稀になっています。特にうらこうさく系統のデッキは頂への雪道1枚とそれを破れるスタジアム1枚、のような構成が多いので墓地は割と嫌われるカードかなと思います。

・フュージョンエネルギー 4枚
もちろん確定枠の最大4枚採用です。デッキを見た際には必ずサイド落ちを確認したいです。手札に複数枚抱えてしまうととても弱いので、試合中一回はカミツレのきらめきを撃ちたいところです。このエネルギーは相手の特性の効果を受けないという追加効果付きなので貼る対象がとても重要です。クイックシューターの20点に泣きそうなポケモンや悪タイプのデッキならかがくへんかガスをケアして1、2枚ゲノセクトVに張っておくのもありです。相手のポケモン自身にかかっている特性を無視することはできないので注意。(まてんろうやミラクルボディなど)

・ダブルターボエネルギー 3枚
20点ダメージの軽減されてしまう代わりにこのエネ1枚でミュウVMAXがワザを撃つことができます。こだわりベルトをしっかり巻いておけばそこまでデメリットは感じないと思います。ゲノセクトVやガラル鉱山下でのミュウの逃げエネにもなるので優秀です。シンオウ神殿が張られている場合には1枚ではワザ宣言ができないので2枚目を張りましょう。(20点軽減の効果も無くなるのでそこまで悪くはないです)

ここで採用カードの考察は終わりですがもう一回画像だけ貼っておきます。

採用候補のカード

・バケッチャ
特性かぼちゃのあなによって頂への雪道を破ることができます。ですが盤面にいるとフュージョンシステムのドロー枚数が一枚減ってしまうのと、ツツジを撃たれるターンにミュウVMAXが気絶しないことが多く、ベンチが開かないのでバケッチャを持って来れても1ターンパスしてしまうことが多かったので今回はスタジアム現物を増やす構築にしました。

・ディアンシー
後攻を取って後1エコーかディアンシー壁にして2ターン目にフュージョンエネ4枚盤面に揃えに行くか選ぶという構築もありましたが、以前よりVMAXが減ったのとクロススイッチャー入りパルキアの存在、フュージョンエネのサイド落ちを考えて今回は不採用にしました。個人的に現環境でかなり好きなカードの1枚です。

・霧の水晶
基本超エネルギーが入った構築なら採用されるカードだと思います。個人的にクイックボール4枚とハイパーボール4枚でたねポケモンを持ってこれるカードは十分だと思ったので不採用にしました。基本超エネルギーを入れると後1のサイコジャンプが撃ちやすくなったり、メロエッタに超エネとフュージョンエネをつけたメロディアスエコーが撃ててフュージョンエネを温存できたり、トレーニングコートと合わせればリソース補充のしやすくなります。

・トレッキングシューズ
最有力候補の1枚です。ミュウVの4枚目やスタジアムをこのカードに変えるとより圧縮率が高くなります。実装初期は4枚採用するか入れないかという意識がありましたが1、2枚の採用でもしっかりと強みを発揮してくれます。

・スマホロトム
少し前にウッウロボの代替などで入っていましたが、結局ウッウロボ4枚採用の方が強いというのと雪道ツツジの後に繋がらないカードになってしまうので最近は採用が減っていると思います。トレッキングシューズの登場も大きいと思います。

・ツールスクラッパー
枠があれば採用したいカードの1枚です。相手のこだわりベルトをトラッシュすることでミュウの実質耐久を上げられます。こちらのポケモンにはこだわりベルトを巻きたいのでツールジャマーよりかはツールスクラッパーかなと思います。

・ダイ木の丘
アルセウスジュラルドンやアルセウスヌメルゴンなどの耐久系のデッキへの対策だと思いますが、こういった妨害系のスタジアムは大量投入しないと相手に張り替えられて成立しなくなってしまうので今回は自分の動きを強く通す方向性にしました。

・結晶の洞窟
一時期WTB(ウォーターツールボックス)のかがやくゲッコウガやクイックシューターの対策として入っていました。現在はパルキアVSTARが多く、鋼タイプのゲノセクトではなく超タイプのミュウに削りを入れてサイドをとりにくるので不採用としました。

・コトブキムラ
一時期話題になったこのスタジアムですが、全然採用ありです。特に先攻1ターン目に番を返すとき、デッキをある程度掘り進めた状態だとどうしても手札にタブレットやフュージョンエネルギーなどデッキにいて欲しいカードも来てしまいます。そういったときにこのスタジアムを使えると一旦手札をリセットして次のターンに再度いらないカードをトラッシュしながらデッキを掘っていくことができます。またフュージョンシステムの最大盤面は6体以上にならず、手札から切れないカードが溜まりすぎると事故が起きますのでそういった場合にも手札をリセットできます。相手側はワザを撃つ権利をパスしてまで効果を使うのか、使っても緩めのジャッジマンみたいなものなので使った先に何も引いて来れない確率もあり、基本的にミュウ側が一方的に使えるスタジアムです。


③各対面のプラン


こちらでは各対面によって理想となる盤面や意識するプレイングを最低限書いていこうと思います。僕はCL上位勢でもなんでもない街のプレイヤーに過ぎないので話半分程度に聞いていただいて、ぜひコメント欄にてご指導ご鞭撻お願いマス。


・ミュウVMAX(ミラー)

【先行時】
1ターン目
バトル場にメロエッタ ベンチにミュウV2体 ゲノセクトV2体 オドリドリ
ミュウになんらかのエネを手貼りできれば上々です。これだけなのが強いです。
返しでメロエッタがサイコジャンプやメロディアスエコーで気絶します。
あなぬけのヒモを撃たれたらオドリドリを出します。

2ターン目 サイド残り6 相手5
ミュウを進化させてエネを貼ってボスの指令でフュージョンエネルギーが貼ってあるミュウVを気絶させるだけです。空いているベンチにはゲノセクトVを出しておきます。
返しでこちらのミュウV(進化しなかった場合)やゲノセクトVが気絶します。

3ターン目 サイド残り4 相手3
2ターン目と同じでボスの指令で相手のフュージョンエネがついたVポケモンやこだわりベルトがついたミュウVを気絶させるだけです。
一見サイド先行されているように見えますが次のターンでミュウVMAXが一発で気絶しなければ勝ちです。逆に後攻側は3ターン目までタブレット等を温存しつつサイドを3枚分取れるかの勝負になります。オドリドリ込みでミュウVMAXを気絶させるには、テクノバスターor3枚メロディアスエコー210点+こだわりベルト30点+パワータブレット3枚90点=330点が必要になります。ダブルターボがついていればタブレット1枚分要求が増えます。相手がシマボシが入っている構築だと上振れてワンパンされることもあります。それは割り切ります(笑)序盤にカミツレでついたフュージョンエネを上手く盤面から消していかないと4枚揃って簡単にワンパンされるので気をつけましょう。
返しでミュウVMAXが致命傷をうけるorVポケモンを気絶させられる。

4ターン目 サイド残り2 相手3か1
最後に3回目のボスの指令を撃って勝ちです。3ターン目にともだちてちょうまで撃てるとほぼ確実です。

【後攻時】
1ターン目
バトル場にメロエッタ ベンチにミュウV2体 ゲノセクトV3体
相手側は非Vを壁にして番を返してくるのでフュージョンエネ2枚でもいいので後1エコーを撃ってサイドを1枚とります。サイコジャンプだとミュウVを合計3体盤面に用意しないといけないのとタブレット1枚使わないといけないので後1エコーを選択します。
返しにVポケモンを気絶させられてサイド2枚取られます。

2ターン目 残りサイド5枚 相手4枚
手札にタブレットが2枚以上見えていたら放出して残りの要求のタブレット1枚とこだわりベルトをウッウロボなどを絡めて探しに行きます。このターンにミュウVMAXをワンパンできたら勝ちです。ここの判断が非常に難しいです。
返しにVポケモンを気絶させられてサイド2枚取られます。

3ターン目 残りサイド2枚 相手2枚
前のターンにサイド3枚取れていればボスでゲノセクトを気絶させて勝ちになります。このプランを通すならボスの指令を1枚しか使わないのが先攻との大きな違いです。
前のターンにサイド2枚しか取れていなければシマボシを使って全力でミュウVMAXをワンパンしに行きます。

ミラー対面では基本先攻側の要求が低く有利なものの、プレイング次第では後攻側の方が1ターン目にサイドを取れるので物理的に少ないターンで勝ち切れるマッチになります。


・オリジンパルキアVSTAR

【先攻時】
1ターン目
バトル場にミュウV ベンチにミュウV ゲノセクトV2体 メロエッタ オドリドリ
できればミュウVにフュージョンエネを集めたいので手貼りできれば上々です。ダブルターボでも大丈夫です。
返しはワザ宣言なしかメッソンのどんどんよぶ。

2ターン目 残りサイド6 相手6
ボスの指令で相手のオリジンパルキアVを気絶させに行きます。パルキアに手貼りしていたらエネがついている方を呼びます。
相手の返しにボスの指令でオドリドリを呼んでかがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんをオドリドリとミュウVMAXに撃ってくるプランが一番有効であり、オドリドリは弱点で気絶、ミュウVMAXはねっけつレッスン込みで70点受けます。
また素直にミュウVMAXにあくうのうねりを当ててきたりボスの指令でゲノセクトVなどを倒してくるパターンはこちらが先にサイドを取り切れるので大丈夫です。

3ターン目 残りサイド4 相手5
ダメージを負っていないミュウVMAXの方でボスの指令を使ってオリジンパルキアVを倒してサイドを2枚取りに行きます。これにより雪道ツツジされてもボスの指令は使えないので相手のサイドが進まないということになります(クロススイッチャー絡みを除く)。逆にダメージを負ったミュウで殴ると返しでサイド3枚取られながらツツジを撃たれてしまうので注意です。
また重要なのがフュージョンエネルギーをしっかりミュウVMAXに貼って相手の返しにクイックシューターとこだわりベルト込みあくうのうねり310点を防ぐことです。シンオウ神殿を貼られるとマズそうですが、相手の2ターン目に神殿張っていない限り”シンオウ神殿張られる=頂への雪道張られない”ということになるので、シンオウ神殿張られてクイックシューター貫通でサイド3枚取られつつツツジされようが次のターンにボス引きに行って勝ちです。
この後は相手が雪道ツツジを選択した変化先です。

4ターン目 残りサイド2 相手5
この後は雪道ツツジをスタジアムで返してボスを引に行ってサイドを2枚取れれば勝ちになります。最低でも入れ替え札を引いてテクノバスターの効果を解除してダイミラクルまで撃ちたいです。

【後攻時】
1ターン目
バトル場にメロエッタ ベンチにミュウV2体 ゲノセクトV2体 オドリドリ
相手がパルキアを前にして番を返してきたら後1エコーでサイド2枚取りに行きましょう。今回はメッソンを前にして終わったパターンですが、先にメッソンから取ると次のターンにパルキアを倒して残りサイド3枚の状態でツツジを撃たれてしまいます。すると雪道ツツジ後に攻撃を2回成立させないといけないので、やはり理想はサイドは2枚ずつ取ってリーチがかかった状態で雪道ツツジの流れにしたいです。逆に相手の場にメッソンが1体しかいない状態ならミュウVを3体並べてカミツレのきらめきからサイコジャンプで倒しにいくのもありだと思います。
今回はサイドを取らずカミツレのきらめきでフュージョンエネをミュウに加速して、メロエッタを壁にして番を返します。オドリドリを出さないと先2げっこうしゅりけんでメロエッタ取られつつミュウが削られるので注意しましょう。オドリドリをボスの指令で呼ばれてげっこうしゅりけんのパターンだと相手が結局ボスを3回撃たなきゃいけなくなるのでとても要求が高いです。
返しにフュージョンエネがついているミュウVがボスで取られる想定で進みます。ここまでされると結構キツイです(4枚メロディアスエコーが難しくなるため)。

後攻2ターン目 残りサイド6 相手4
相手が1ターン目にしっかりパルキアを2体並べていればこのターンはVSTARを倒さなきゃいけなくなるので若干キツイです。カミツレのきらめきを進化させたミュウVMAXとメロエッタに撃ちながらこだわりベルトとタブレット2枚使ってサイドを2枚取ります。このターンにフュージョンエネを盤面に3枚用意すると次のターンにシマボシで4枚目を拾って揃えるプランも取れます。相手はほぼほぼスターポータルで前と後ろのパルキアにエネルギーが2枚ずつついていると思います。
返しにボスの指令でVポケモンを取られてサイドを2枚取られます(ベンチのミュウVにカミツレのきらめきを使うと落とされて4枚揃わなくなるので注意です)。

後攻3ターン目 残りサイド4 相手2
相手ベンチに新しく出てきたパルキアVにエネが貼られていなかったら前のVSTARをシマボシなどを絡めて無理やり倒しにいくことで次のターンにボスの指令からのあくうのうねりや雪道ツツジしながらのあくうのうねりを防ぐことができます(ワザを撃つのにメロンやキバナが必要なため)。
ですがこのプランで行くと雪道ツツジ後に当たりにならないタブレットやシマボシなどを放出できますが、相手がやまびこホーンケアとして普通のつりざおで非Vのポケモンを戻してベンチを埋めたりトラッシュのパルキアVを全てデッキに戻してくると、3体目のVSTARをほぼタブレットなしで相手する展開になってしまいます。
なので今回はボスの指令で後ろのパルキアVを倒してタブレットは温存、後は相手にボスがないお祈りをする変化で進みます。
付け加えて、このターンにシマボシでフュージョンエネを戻してメロエッタに手貼り、ミュウVMAXで4枚エコーまで行ければ、相手が次のターンでサイドを取りきれない場合、テクノバスターと違いデメリット効果がないので雪道ツツジされようが返しにメロディアスエコーで勝てる展開になります。
返しにボスの指令を撃たれたら終わり、以下はミュウVMAXを殴りつつ雪道ツツジしてきた変化になります。

後攻4ターン目 残りサイド2 相手2
ここまでやってやっと雪道を張り替えられるかの勝負になります。フュージョンシステムを復活させてこだわりベルトとタブレット2枚を用意できれば勝ちです。

オリジンパルキアVSTAR対面は先攻時も後攻時もケアするべきプレイが多く、特に後攻は後1エコーでサイド2枚先行できない場合かなりキツイです。


・ジュラルドンVMAX

【先攻時】
1ターン目
バトル場にミュウV ベンチにミュウV ゲノセクトV3体 メロエッタ
次の番にボスの指令が撃てるようにエネの手貼りをして、タブレットを温存しつつデッキを掘り進めるだけです。
返しにトリニティチャージでジュラルドンVにエネを加速してきます。手札にキバナがあれば分散させてくるかもしれませんが、次のターンはジュラルドンかアルセウス生き残った方でワザを撃って来ると思うので基本3枚固めてくると思います。

2ターン目 残りサイド6 相手6
ボスの指令でエネが多くついている方のジュラルドンVを倒しに行きます。このターンにボスの指令が撃てずにアルセウスを倒して、ジュラルドンVMAXが2体立つとかなりキツイです。
返しにもう一体のジュラルドンを進化、トリニティノヴァでエネ加速してきます。

3ターン目 残りサイド4 相手6
このターンにやまびこホーンとボスの指令でジュラルドンVを呼んで倒します。返しにサイドを取られないようにダメージを負っていない方のミュウVMAXで殴ります。相手視点では前の番につりざおでジュラルドンVを戻してケアしても、アルセウスVSTARが倒されると結局アルセウスが呼ばれる可能性があるので、このやまびこホーンは通ると思います。
ただやまびこホーンはデッキに1枚しか入っていないので引けなかった場合は大人しくアルセウスVSTARを倒しに行きますが、大体大きなお守りがついてHPが310になっているのでフュージョンエネが1枚でもサイド落ちしているとこだわりベルト+タブレット3枚と要求はかなり高いです。
返しにジュラルドンVMAXのキョダイフンサイを撃たれます。

4ターン目 残りサイド2 相手6
3ターン目に行っていない方のサイドの取り方をして勝ちです。このターンに決めきれないとこの構築では敗戦濃厚だと思います。

【後攻時】
1ターン目
バトル場にメロエッタ ベンチにミュウV2体 ゲノセクトV3体
相手のデッキはほぼVポケモンしか入っていないので全力で後1エコーを撃ちに行きましょう。撃てそうにない場合はボスの指令でジュラルドンVを縛りつつメロエッタ壁にして番を返します。
返しにトリニティノヴァでメロエッタを倒されます(フュージョンエネを減らしたいため)。

2ターン目 残りサイド4 相手5
以降は先攻時とほぼ同じです。アルセウスVSATRを取るか1ターン目に倒したポケモンをやまびこホーンとボスの指令で呼び出してサイドを2枚取ります。
返しにジュラルドンVMAXでキョダイフンサイを撃たれます。

3ターン目 残りサイド2 相手5
先攻時同様2ターン目に行っていない方のサイドの取り方をして勝ちです。このターンに決めきれないとこの構築では敗戦濃厚です。

ジュラルドンVMAX対面ではいかにジュラルドンを無視できるか、2−2−2の最速でサイドを取り切れるかが重要だと思います。ただジュラルドンには序盤の安定性という点でミュウ側が優位を取っているので超絶不利マッチ、にはならないと思います。


・ムゲンダイナ(ガラルマタドガス+ヒスイダイケンキVSTAR入り)

【先攻時】
1ターン目
バトル場にメロエッタ ベンチにミュウV3体 ゲノセクトV2体
相手の後攻1ターン目に立つガラルマタドガスをメロエッタのメロディアスエコーで倒せるように準備します。初手に貼れるエネルギーがダブルターボエネルギーならミュウVに、フュージョンエネルギーならメロエッタに手貼りしておきます。ミュウ側の理想的なプランは、序盤はベンチのミュウVを進化させずにメロエッタで攻撃していって、その後にミュウVMAXで戦っていきます。序盤にミュウVMAXが弱点で気絶させられるとその後にミュウが進化しにくくなってしまい詰み盤面を作られやすいからです。2ターン目にカミツレのきらめきを使いたいので引けていたら手札にキープしておきます。
返しにドガースがかくせいしてガラルマタドガスになりフュージョンシステムを止めてきます。ミュウV前だとガラル鉱山を張られた時に入れ替え要求になってしまうので1ターン目のうちにメロエッタ前にして終わります。

2ターン目 残りサイド6 相手6
かがくへんかガスで特性を止められている場合、カミツレのきらめきをメロエッタとゲノセクトVに使います(相手の特性をフュージョンシステムを使えるようにするため)。ただボスの指令が手札にあって、相手ベンチにムゲンダイナVかヒスイダイケンキVが1体しか並んでいない場合は、ベンチのアタッカーを呼んでミュウVMAXに進化させてサイド2枚取りに行くことができます(ボスの指令でガラルマタドガスを退かすことでフュージョンシステムも復活します)。これが出来ればあとはボスの指令を引き続けて次のターンとそのまた次のターンでVポケモン2体倒して勝ちに行けます。今回は相手ベンチにアタッカーがしっかり並んでいて、カミツレのきらめきから210点メロディアスエコーでガラルマタドガスを倒す変化でいきます。1ターン目にダブルターボをメロエッタに貼ってしまうと140−20でHP130のガラルマタドガスを倒せなくなってしまいますので注意が必要です。
返しはムゲンダイナかヒスイダイケンキで大体メロエッタを倒してきます(A)。ミュウVから取るとフュージョンエネルギーが4枚揃った時にこだわりベルトやパワータブレットなどの火力バフ2枚でHP340のムゲンダイナVMAXがちょうど倒されてしまうためです。なのでムゲンダイナVを進化させず、ヒスイダイケンキVSTARとボスの指令でベンチのミュウVを倒してくる変化もあります(B)。

(A)の場合
3ターン目 残りサイド5 相手5
手札にこだわりベルトとパワータブレット4枚があればダブルターボエネルギーがついたミュウVMAXでもちょうどムゲンダイナVMAXを倒せます。ですがこれはかなり現実的ではないので、ボスの指令でクロバットVを呼んで倒します。このターンはタブレットを1枚も使わず、次のターンにムゲンダイナVMAXを一発で気絶させる準備をします。次のターンヒスイダイケンキVSTARが攻撃してきそうならフューションエネルギーをミュウVMAXに手貼りしておくと、シンオウ神殿を張らないとザンゲツスターが通らなくなり、ムゲンダイナVMAXの方で攻撃してくる可能性が高くなって返しの自分のターンにシマボシが撃てるようになります。
返しにミュウVMAXが気絶させられてサイド3枚取られます。

4ターン目 残りサイド3 相手2
このターンにムゲンダイナVMAXを倒してサイド3枚取れないとほぼ負けです。ダブルターボエネルギーやこだわりベルトやタブレットを集めて要求を満たせるかどうかです。

(B)の場合
3ターン目 残りサイド5 相手4
バトル場のヒスイダイケンキVSTARをメロエッタのメロディアスエコーで倒します。4枚目のフュージョンエネルギーがデッキにあるなら、ベンチに2体目のメロエッタを出して貼っておきます。
返しに相手はムゲンダイナVMAXでフュージョンエネルギーが2枚ついたメロエッタを倒してきます(4枚揃うと簡単にムゲンダイナが倒されてしまうため)。

4ターン目 残りサイド3 相手3
ミュウVを進化させてムゲンダイナVMAXを気絶させられるなら勝ち、できそうになかったら相手の残りサイドがまだ3枚なのでクロスフュージョンでサイコジャンプをコピーして削りを入れつつデッキに逃げます。このターンはしっかりとミュウVをベンチに2体並べないと次のターンに進化するミュウがいなくなってしまう可能性があるので注意です。ミュウV4枚採用の構築ならではの変化です。
返しにミュウVを気絶させられてサイド2枚取られます。

5ターン目 残りサイド3 相手1
削りを入れたムゲンダイナVMAXを倒して勝ちです。

【後攻時】
1ターン目
バトル場にメロエッタ ベンチにミュウV2体 ゲノセクトV3体
相手のバトル場がVポケモンなら後1エコーを撃ちに行って、あとはミュウVMAX2体とボスの指令2枚でVポケモンを2体倒して勝ちの試合になります。ドガースやガラルジグザグマなら、ミュウVとメロエッタにカミツレのきらめきを使います。そのあとサイコジャンプでデッキに帰りつつメロエッタを壁にしてサイドを取ります。サイコジャンプを使うなら盤面はゲノセクトV3体ではなくミュウVを3体にします。今回はこの変化で行きます。ちなみに相手の1ターン目に並んだアタッカーがヒスイダイケンキVだけならカミツレのきらめきでフュージョンエネルギーをつけたゲノセクトVを壁にするのもありです。
返しにミュウVを倒されてサイドを2枚取られます。

2ターン目 残りサイド5 相手4
ミュウVMAXに進化させてダブルターボエネルギーを手貼り、ボスの指令でクロバットVを呼んで倒します。このターンのポイントはこだわりベルトやパワータブレットを1枚も使わないことです。
返しにミュウVMAXが倒されてサイド3枚取られます。

3ターン目 残りサイド3 相手1
ムゲンダイナVMAXを一発で倒すことができれば勝ちです。フュージョンエネルギーが4枚盤面に揃うなら要求はかなり下がります。ちなみに大きな御守りがついてるとかなり絶望的です(笑)。

ムゲンダイナVMAX対面ではいかにミュウVMAXを気絶させられないかを意識しつつサイドを取り進めたり、デッキにあるミュウVやパワータブレットの枚数がかなり重要になってきます。シンプルにムゲンダイナに大きなお守りがつくとキツイのと、後1かくせいを決められるパターンとこっちが後1エコー決められなかった時がしんどいです。


終わりに

個人的に現在のミュウ・オリジンパルキアの2強が続いている環境は実は結構好きな方です。メタが回りすぎて環境トップが変わるがわる交代するような環境だと、自分の手に馴染んだデッキを使い続けることが難しくなりモチベーションにも影響してくると思います。ここまで書いておいて自分自身のことをデッキを組むのが上手いとは思っていないので(笑)、使用デッキの円グラフがバラけているような環境よりはある程度構築が煮詰まってプレイングや対策を塾考できるような環境が好きなようです。
最初にも書きましたが自分は有名プレイヤーでもピーキーなデッキで良い戦績を残せるようなプレイヤーでもありません。ですが既にミュウVMAXを握っている人やこれから握る人、とりあえず使ってるけど納得できるプレイができない人がこの記事を見て少しでも役立てて下さったら自分もこれからもっと気持ち良くフュージョンシステムでドローできますしコイントスのご利益も少しはあるのかなあと思います。
体力と時間に余裕があったらオリジンパルキアVSTARの記事や動画も作ろうと思っているのでよろしければチェックをお願いいたします。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
拙い文章で失礼いたしました。ご意見等ございましたらコメント欄までお願いいたします。今回お話しした内容はyoutubeの方でもまとめてあるのでぜひチェックしてみてください!

画像引用:ポケモンカード公式サイト

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