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ロストカイオーガ、デブから握るか、盾から握るか【CL6-2 カビゴン型ロストカイオーガ】

どうもこんにちは。デビルハンター高橋です。

今回はロストカイオーガ研究会(実態のない謎の集団。Twitter上で意見交換はするが特に集まっているわけではない。今自分が名付けた。)のメンバーの一人であるクロくんがカビゴン型のロストカイオーガを使用し、CL新潟にて6-2のbest64入りを果たしました。

そんな彼のデッキを晒しつつ、現在のロストカイオーガの主流の型であるだろうザマゼンタ型とカビゴン型の比較をしていこうと思います。
僕自身もカビゴン型、ザマゼンタ型のどちらとも握っていて、ザマゼンタ型のロストカイオーガでCL6-2したり、シティbest8を取ったりしているので、一応比較対象にはなれると思います…。(成績微妙すぎる…。)

そもそもロストカイオーガって何?という方にはこちらのnoteがおすすめです。(宣伝)

ロストカイオーガの回し方が知りたい!という方にはこちらのnoteもおすすめです。(宣伝)

すいません。話を戻します。
カビゴン型はザマゼンタ型と似ている部分が多く、優劣のつけがたい型だと思っているのですが、最近のロストカイオーガの入賞リストを見るとほとんどがザマゼンタ型だと思います。
これはデッキパワー云々よりも知名度の差が大きいと判断したので、今回のnoteでこういうアプローチがあることを示すとともに、僕の承認欲求の犠牲になってもらおうと思います。

有料部分にはカビゴン型のリスト解説もあるので、このnoteを呼んで詳しく知りたい!と思った方は購入していただけると幸いです。
ザマゼンタ型も要望があったら書くかもしれません。

この記事を読む際の注意点

ブラウザ版noteで記事の執筆を行ったため、アプリ版でお読みいただく場合、文字の配置や改行に不具合が発生している場合がございます。読みづらいと感じられた場合はお手数ですが、ブラウザ版やChrom版でお読みいただければ幸いです。

「非エク」や「アルセ」などの略称を多用しているので予めご了承ください。

誤字はなるべく無いように注意していますが、もしあったらごめんなさい。TwitterのDMなどでこっそり教えていただけると幸いです。

各カードの詳しい効果の解説はしていません。わからないカードがあればポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトのカード検索からお調べいただけると幸いです。
リンクはこちら
https://www.pokemon-card.com/card-search/index.php?keyword=&se_ta=&regulation_sidebar_form=XY&pg=&illust=&sm_and_keyword=true


環境考察

まずは環境考察。これがないと始まらない。

とりあえず、各デッキの使用人数の予想を大まかな区分に分けてみました。
だいたい世間と同じ認識だと思います。
※注意※
完全主観です。
入っていないデッキももちろんあります。

多いの
・サーナイト
・白ルギア

それなり
ロストギラティナ
・ロストカイオーガ
・パオジアン
・アルセウスギラティナ

少ないの
アルセ系統いろいろ
・ロストヌメルゴン

1個前のCL宮城からアルセウス系統とロストヌメルゴンが増えました。
この表から考えるに、デッキ選択、調整をするときはサーナイトとルギアは対策必須。ロスト系統も全部ひっくるめたら結構な数いそうなので、ある程度の有効な立ち回りを考える必要あり。といった感じになりそうです。
アルセウス系統も侮れない立ち位置にあると思います。

ロストカイオーガ的にはサーナイト対面はヤミラミが刺さるので有利。ルギア対面は不利だが、相手の理解度によっては全然勝てる。ロスト対面はお互いの引きと練度を競う対面になりそうです。
最近出たアルセウスはルギア以上に不利なので、意識すべき対面だと思います。

ロストカイオーガ、どっちを握る?

これらを踏まえたうえで、カビゴンかザマゼンタ、どちらのロストカイオーガを握るべきかを実際に入賞したレシピを交えて考えていきましょう。

カビゴン型

クロ使用 CL新潟6-2

ザマゼンタ型

デビルハンター高橋使用 シティリーグS4 best8

微妙な構築の差異もありますが、ここでは誰が組んでも違いが出る場所に絞って話していこうと思います。

カビゴン型

まず一見してわかる特徴だと、エネルギー配分のシンプルさが挙げられます。
水エネルギー6枚と超エネルギー5枚。シンプルだからこその再現性の高さ、特にロストマインの打ちやすさに関してはここを見ただけで理解できるでしょう。
現在の環境デッキであるサーナイト、ロスト対面ではロストマイン中心に動くので、その再現性が高い、というのは環境デッキに対して強く出られる、ということにつながります。

また、ザマゼンタ型は基本エネの総数が12枚(安定して仇討ちを打つために鋼エネが4枚、しゅりけんやメインの動きであるアクアストームを打つために水エネが5枚、最低限ロストマインを言えるであろう超エネ3枚)なのに対して、カビゴン型は基本エネルギーが11枚。ここからさらに減らすこともできます。デッキの自由枠の多さもカビゴン型のメリットだと思います。

実際にクロくんはその枠にクララやジェットエネルギーを入れています。
ザマゼンタと違い、カビゴンで殴る際の手張りエネが何でもいいので、ジェットエネルギーとの相性がいいのも特徴の一つに挙げられます。

ザマゼンタ型

サマゼンタに関しては、構築よりもザマゼンタというカードの強さについて語るべきですね。
前のターン、自分のポケモンが気絶しているなら220ダメージ。Vやexのたねポケモンを基本ワンパンできるラインの火力を出せます。そして耐久の低いポケモンしか採用していないので、いつでも220ダメージを出せます。地味に特性含めて160ダメージを相手に要求できるのも強いです。

これだけでも強そうに見えますが、一番注目すべきなのは220ダメージという点。HP280のVstarポケモンを220+ロストマインの60で倒せます。サーナイトexに対しても110+220で倒せたり、220+90で後から倒すこともできます。ムーンライトリバースも1回なら許容範囲です。
これが役に立つのがアルセウス系統対面。HP280のポケモンが多いので、1体に220を置いておくことで、次のターンに220を置いておいたポケモンを倒しつつ、残りの60をHP280のポケモン2体において残り250。アクアストームの圏内に入れることができます。
もちろんここまでうまくいくことは中々ないのですが、アルセウス系統に対してカビゴン型より約1ターン早く勝つことができます。
手札干渉の多いアルセウス対面では、1ターンの差はとても大きいです。それ以外にもカビゴンの180では足りない場面があるので、環境によってはザマゼンタが必須になります。

これらを踏まえて…

正直、どちらも強いです。
そもそも、ロストカイオーガはおとぼけスピット、ロストマイン、アクアストームで打点が足りる試合がほとんどなので、カビゴンかザマゼンタかで勝率が大きく変わる対面は少ないと思っています。

ですが、今の環境"だけ"を見るならザマゼンタ型のほうがいいと思います。(特にマスターの環境なら)
アルセウス系統の台頭、さらにパオジアンも増加しているようなので、広く浅く刺さるザマゼンタ型のほうがおすすめです。

しかし、それらのデッキが減り、サーナイトやロストが増加したならカビゴン型を握るべきかな、とも思います。
やはりそれらの対面にはロストマインをどれだけ早期に、そして継続的に打てるかがカギとなってくるので、ザマゼンタ型でも勝率は担保されていますが、より勝率の上がるであろうカビゴン型のほうが適しているでしょう。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。
このnoteを通して、ロストカイオーガのカビゴン型という選択肢を知ってもらえたらうれしいです。

有料部分ではカビゴン型のレシピ解説をしています。
今回実際にカビゴン型を使ったクロ君が直々に原稿を書いてくれました。
カビゴンの強みについてより深く解説しているので、よければ購入していってください。

Twitterのフォロー、イイネ、リツイート、noteのフォロー、スキ、記事の拡散などもよろしくお願いします。

それでは、また次の記事で会いましょう。

ご購入ありがとうございます。

カビゴン型のカードの採用理由

ポケモン

キュワワー4枚、ウッウ2枚、ヤミラミ2枚、かがやくゲッコウガ、カイオーガ、マナフィ
ロストカイオーガ必須パーツです。
ウッウの2枚目は採用されないこともありますが、カビゴンと合わせてVstarを倒すために後1や先2で使いたい場面があったり、ロストミラーで2回使いたいので2枚採用となっています。

カビゴン
中打点アタッカー枠です。
この枠は人によってはザマゼンタだったり、ガラルファイヤーだったりします。それらのカードはVをワンパンできたり、サーナイトに対して強く出れるのですが、カビゴンはそれと比べると少しパワーが低いように感じます。
しかし、それを補って余りあるほどのメリットが存在しています。

メリット1 ジェットエネを無駄なく使える。
そのままです。ザマゼンタ型やガラルファイヤー型は鋼、悪エネルギーの手張りがほぼ必須ですが、カビゴンにはその制限が存在しません。そのため手張りをジェットエネにすることで入れ替え札を温存できます。
またカビゴンが眠ったままで相手が行動してこなかった場合、ベンチのキュワワーにジェットをつけて入れ替える。はなえらびをし、逃げてまたどっすんぐーすかを打つ、などの動きも強力です。

メリット2  自分から動ける。
ザマゼンタの場合は前の番に自分のポケモンが気絶してないと100ダメージしか出ません。ですが、カビゴンは条件問わず180ダメージ出すことが出来ます。ミュウVをワンパンしたり、事故っている相手に対して180ダメージを入れておく、などの使い方ができます。

メリット3 技の効果を受けない特性
カビゴンには相手のポケモンの技の効果を受けないという特性があります。技の効果で有名なのはヤミラミのロストマインや、ギラティナのスターレクイエムです。これらを無効化できるのでロストミラーで殴りやすいです。
また、おとぼけスピットなどをくらってもロストマインで回収されないので、あまりロストの溜まっていない相手に対して出しておけば1ターン無駄に消費させられる可能性があります。

メリット4 エネルギーの色を問わない
1でも取り上げましたが、カビゴンの要求エネは無無無なので水超超や水水超などと言ったようになんでも大丈夫なのがとても使いやすいです。
またザマゼンタ型の場合は採用エネルギーが水5鋼4超3などでエネ管理がとても難しいですが、カビゴン型の場合は水6超5のようにエネの種類が少ないので、欲しいエネが来る確率が高く、ナンジャモやジャッジマンのあとにロストマインや月光手裏剣を打ちやすいです。

グッズ

バトルVIPパス4枚
言うことないです。1ターン目に引けたときのリターンが、2ターン目以降に使えなくなるリスクを明らかに上回っています。4投して絶対に初手に引く確固たる意志を見せましょう。

ネストボール2枚
ネスト2枚はちょっと攻めてます。1ターン目でパスが打てると全然大丈夫なんですが、パス打てないとかがやくゲッコウガを出してドローやエネを捨てる動きがしにくいので、3枚採用するほうがおすすめです。

ヒスイのヘビーボール
カイオーガ、マナフィ、かがやくゲッコウガなどのコンボパーツのサイド落ちをケアするために入れています。1ターン目に引けるとサイド落ちを見れるので、山確認が楽になるのもポイント高いです。

いれかえカート4枚、あなぬけのひも3枚
ここは好みですね。いれかえ札は合計8枚以上採用できていれば種類は何でもいいと思います。
ただ、いれかえカートはロストミラーで必須で、穴抜けのヒモはカイオーガを打つターンに前のサイド2のポケモンをベンチにどかせるので優先して採用したいです。

ミラージュゲート4枚
デッキの核であるアクアストームを打ったり、ロストマイン2面置きして手札干渉後も動けるようにする等、ロストのデッキにおける"強い動き"を実現させるためのカードです。
4確です。

ロストスイーパー2枚
ここの枠は自分はポケギアの枠だと思っています。ポケギアはアクロマが当たった時だけロストが2枚増えます。ですが、当たらなかったらゴミです。ロストスイーパーは自分のスタジアムがないといけないですが、そろえば確定で2枚増えるのでスイーパーの方が僕は好みです。
またアクロマから上振れて先2げっこうしゅりけんとかも打てたりします。

やまびこホーン
前の環境では入れてませんでしたが今の環境は欲しいです。ルギア対面は相手がサイドを2枚取れるポケモンをあまり出さないので必須、サーナイト対面はストマインでHPの低いポケモンを狙って倒すのが主なプランなのですが、その際に要求を減らすことができます。

つりざお、エネルギーリサイクル
昔のカイオーガの配分に戻りましたね。つりざおがとても強いです。
つりざお3枚目を入れる時はクララを抜きましょう。

アクロマ
確定

ヒガナ
アクロマが引けてない時に打ったりします。ここでロストスイーパーが強いです。ヒガナを打ってもロストスイーパーとスタジアムが引ければロストが2枚増えるのでアクロマと変わりません。
あとヒガナの強いところは手札にあるエネルギーやバトルVIPパスのようなカードをトラッシュに送れて、実質の山の枚数を減らすことが出来る点です。最後のカイオーガを決めるターンはアクロマを打ちたいので、サポートの打つ順番はアクロマ→アクロマ→ヒガナ→クララ→アクロマみたいな順番で打ちたいです。

クララ
ここはつりざおの3枚目と変わったりする枠です。つりざおだとマナフィやヤミラミを欲しい時につりざおでもどして、アクロマやはなえらび、ネストボールなどで持ってこないといけないのが弱いです。クララだとそこを1枚で持ってこれるのでかなり万能な1枚となってます。

ボウルタウン
相手に使われるとこだけが弱点ですが、スイーパを使えばロストは増えるわ、貼り返されなければ一生ポケモン出せるわでめちゃくちゃ強いです。相手に使われても自分が相手よりもプレイ上手ければ問題ありません。

ロストシティ
このデッキの最大の特徴です。
サーナイトとロストミラー勝つために入れている秘密兵器ですw。
使い方としてはサーナイト対面で順調にロストが4→7→10みたいに溜まっていけばいいんですが、そー上手くいくことなんてほとんどありません。あと普通に戦うとサイドを取らないといけなくてナンジャモなどで手札が2枚や1枚にされます。手札1枚から勝つことなんてほぼ不可能なのでカイオーガを使って勝つことを目指します。カイオーガで3枚、または2枚撮って勝ちましょう。ですが、サーナイトはマナフィを戻すことをできるのでカイオーガを決める前のターンにマナフィを倒すのではダメです。ですが、中盤でマナフィを倒してもマナフィを山札などに戻されて、最後のターンに出されて負けます。なので中盤のターンでロストシティを使ってマナフィをロストマインで倒します。詳しくは後で説明します。

エネルギー
最低11枚多くて13枚ぐらいを好きな配分で入れてみてください。

ジェットエネルギー
2枚のジェットエネ引けなかったので3枚入れてます
初手に来る確率の話をすると、
2枚が22.1%
3枚が31.5%
4枚が39.9%
なので30%を超えてて1枚あたりの確率が高いのが3枚だったので3枚入れてます。
使い道としてはベンチのキュワワーに貼って前に出し花選びをして逃げることによって実質入れ替え札2枚または、入れ替え札1枚+逃げるためのエネルギーとして使えるので入れ替え札を温存することが出来ます。
また、カビゴンとの相性が非常に良いです。
キュワワー花選び、入れ替えカート、花選び、手札に入れ替え札がなくてもミラージュゲート、カビゴンにジェットエネを貼って入れ替え、ドッスングースカと言った感じに使えます。カビゴンが殴った次の番でカビゴンが倒されず入れ替えられなくてカビゴンが起きなかった場合ジェットエネをベンチよキュワワーにつけて入れ替えて花選び、逃げてドッスングースカと言った感じに入れ替え札を温存できます。終盤での活躍はあんまりないんですが、隠し札のコストにもなるので非常に優秀な1枚です。ジェットミラゲでロストマインもできちゃったりします。

と言った感じでカビゴン型の解説を終わります。
参考になったのなら幸いです。



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