尊敬する作家が尊敬する作家について語っておられる。「英雄ではない、いわば「失敗者」の姿を全く同情心抜きで容赦なく突き離して語る、それは神話の口調だと思った。神話の口調には残酷なところがある。(…)欲望に満ち、しかも冷たい」(『文學界』2023.5)

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