注意喚起はあなたが好きだから
子どもの行動で、大人が困ったと感じる行動の1つに注意喚起があります。
その行動を注意喚起だと感じられないから困ったと感じることもあります。
気づかないまま大人がとる対応で、更に行動がエスカレートすることもあります。
注意喚起は見てほしいからするのです。
愛されたいのです。
大人が、お母さんが、お父さんが好きだから、見てほしくて、関わってほしくて、愛してほしいのです。
中に人が入ってるのにトイレの電気を消すのも、おもちゃ箱をひっくり返すのも、他の子を叩くのも、本を投げるのも、走って逃げるのも。
先日、デイで、一緒に遊ぼうと約束していた子と遊ぶ時に、他の子を誘ったら激怒して物を投げることがあったそうです。
好きだから、自分だけを見てほしいけど、その方法がわからないのです。
だから、大人からは、「見てるよ」「好きだよ」を伝えてあげてほしいのです。
注意喚起の行動に応えるのではなく、何でもない時に見てあげて、関わってあげると安心できます。
適切な行動を褒めてあげて、こうしたら見てもらえるということを行動で伝えてあげると、見てほしい時の行動がわかっていきます。
ただ、発達凸凹さんは、受け取るタイミングが合わないことがあります。
大人が伝えているけど、子どもが上手く受け取ることができなかったり、今受け取るタイミングじゃなかったり。
客観的に見ていたら、今応えてあげるタイミングなのに、と思うこともありますが、実際に関わっているとなかなか難しいです。
それでも、大人が、子どもが今見てほしいと思うタイミングに気づいて関わってあげることが1番いいと思います。
注意喚起は、あなたが好きだから見てほしいの不器用なサインです。
子どもはそれだけ大好きで、愛されたいのです。
そう考えると、困った行動も見方が変わってくる気がします。
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