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【経験談】男性第一号の育休取得。取得して得たかけがえのないもの 〜①育休取得を決意した理由〜

●はじめに

この経験談は今から約10年前の出来事です。
当時、私と妻はフルタイム勤務の正社員。子どもは一人(保育園)。
お互い仕事と育児でバタバタしている中の出来事です。

第二子を授かるまで、ゴールの見えない道のりを歩みました。
ゴールが見えないと書いた理由は、
第二子の自然妊娠が望めないことがわかったからです。

●慟哭 自然妊娠が出来ない理由を知った時

妊娠が無い。まただ。まただ。まただ・・・。
おかしい。
不安な気持ち、焦りから病院へ夫婦そろって行きました。

結果、
子どもができない原因は私。

原因が私にあることを知った時、病院内では平静を装ってはいたものの、
病院を出た直後、涙が溢れたことは今でも忘れません。

慟哭
がピタリと当てはまります。

声を出して泣き、申し訳ない気持ち、「何で自分が」、と自分を責めました。自分の身体を恨みました。
「ごめん」と何度も妻に謝りました。
妻は無言で背中をさすってくれ、寄り添ってくれました。

私の身体のデータを国内外で検査したところ、自然妊娠ができないことが数字で示されました。

でも、可能性はゼロではない。
お医者さんからかけられた言葉です。

不妊治療に賭けてみるか。心はゆらぎました。
無事に授かるか分からない。
金銭的、心理的な負担もある。
お互いの身体、特に妻には大きな身体的な負担もかけてしまう。
夫婦ともに不安を抱えながら相談し、
賭けてみることにしました。

●妻への尊敬と私の決意

身体を労りつつ仕事・育児をし、通院を繰り返すこと、数ヶ月。
今では短いと思えるかもしれませんが、当時はとても長い時間でした。
長い長い治療の末、新たな生命を授かることができました。

この瞬間、私の心の中では、これから生まれてくる子供と家族のためにがんばろうと誓いました。
守ろうと思いました。

妊娠が確認できてから妻が産休に入るまでの間、お互いのキャリア、育児のこと、一人目の子供のことなどなど、話しました。

・一人目の子どもで産休・育休を取っている妻のキャリアを応援したい
※妻は産前産後休暇は最小限で良いから職場に戻りたいと願う
・二人目は私が産前も含め、育児についてできる限りのことはやりたい
という思いから、

・妻の産休前には私は短時間勤務をする
・妻が復職したら、私が育児休暇を保育園入園決定まで取得する
という夫婦の結論に至りました。

●予告

次回、会社に育休を申請したときの反応を綴ります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
一人でも男性の育児参加、育休取得の励みになれば嬉しいです。

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