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幾十億、幾千万のきらめき

あのさ、ものすごいことに気づいちゃった 

言ってもいいですか?え、ほんとにいい?言うよ?


女の子って、全員かわいいよね。

もちろん、「整っている容姿」って絶対にあるし、そういう意味での美で女性を測るとき、その値に違いがあるのは事実だ。

でもね、笑ったとき、どこか見つめているとき、不意にまばゆくきらめく瞬間が、どの女の子にも等しくある。
この人、こんなにかわいかったっけ、素敵だったっけと度肝を抜かれるような。


みんな、自分はかわいくないと言う。あの子はいいよね、目が大きくて、肌が白くて、輪郭がシャープで、身体が細くて。私も言う。私も思う。あんな風になれたらいいな、と。これはもう、多分一生考えることだ。
だからみんな、頑張っているよね。メイクしたり、脱毛したり。理想の自分に近づきたくて。で、だんだん目的なんかどうでもよくて、かわいくなろうと努力することが楽しくなったりしちゃうよね。全然楽しくなんかなくて、辛くてしかたないこともあるよね。

それでも、覚えていて。いや、私も忘れちゃうから、私たちお互いに、覚えていよう。
女の子って、みんなかわいいよ。かわいくない女の子なんてこの世にいないよ。これはもう、整っているとかいないとか以前の話で。
女の子はみんな、毎日一度は世界中にびっくりするほどのきらめきを放っている。
自分がいつ、どんな風にきらめいてるのかは自分からはわからない。他の人も気づいていないかもしれない。けれど、絶対そうだから。あなたは無意識のうちに、かわいいを世界に振りまいている。
見た目に自信なんか持てないけど、このことだけは、忘れないでいて。ていうか、自信がないから頑張っているところがもうすでにかわいいから。


今、地球の上には約38億6500万人の女性が生きているらしい。わたしも、あなたも、その一人。きっともっと多いよね。
この星で、幾十億、幾千万人がそれぞれちがったきらめきを放っているのかと思うと、なんだかすごい。目がちかちかしそう。

女の子は誰でも、産声をあげてから、死にゆくその瞬間までずっとかわいい。

どこで、誰のもとに、どんな身体で産まれても。女の子なら、あなたはかわいい。



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