見出し画像

12月30日『「新宿中村屋」創業の日』肉まんと「マカロニ」が最高の組み合わせだと思う

1901年(明治34年)に相馬夫妻が文京区にパン屋「中村屋」を創業したのにちなんで制定された日。

新宿と言いつつ、発祥は文京区だったのですね。


中村屋といえば真っ先に肉まんを思いつくのですが、特に小中学生の頃まさに食べ盛りだった時代に中村屋さんの中華まんには大変お世話になりました。

肉まんでいうと忘れられないのは、高校受験のために中3の冬、塾で日が暮れるまで勉強していた頃のこと。

帰りが遅いときは、母に車で送迎をしてもらっていました。塾から横断歩道を渡ってすぐのところにあるコンビニがいつもの待ち合わせ場所でした。

いよいよ受験も迫ってきて何となく心がザワつおて落ち着かない時期、この日も塾が終わって母に連絡を入れました。
外は鼻息も白くなるような寒い日で、外で待つには寒いし、小腹も空いたし、コンビニに立ち寄ることにしました。

塾で空腹のときは友達とおでんをよく買ったりしていましたが(スープはなみなみで)、この日はどうしても肉まんが食べたかったので肉まんを注文。

すぐに食べます、と伝え紙の袋に入った肉まんを手に外へ出ました。

当時、Perfumeにハマっていたのでイヤホンを付けて「マカロニ」という曲を流していました。

「マカロ二』はPerfumeの中でもいつものピコピコしたサウンドではなく、もっと柔らかくてスローな曲調で、たぶん付き合いたての恋人に語りかけるような歌詞とそのメロディーが相まって、とにかく冬にぴったりの曲です。

 
「マカロニ」を聴きながら、寒空の下でハフハフと肉まんを頬張った瞬間、ものすごい幸福感が私を包みました。

手も舌も熱くてたまらないのに、肉まんの湯気から香る皮の甘い匂い、そして餡の香りが鼻腔を刺激し、まるで肉まんの熱でからだの疲れが溶けていくようでした。

それから寒空で食べる肉まんブームが私の中に到来し、迎えを待つ間にひとりでひっそりハフハフ肉まんを食べていました。

なかなか大人になって、肉まんを買ったそばからコンビニの外で肉まんを食べる機会がなくなってしまったのが世知辛いですが、あれが最高の食べ方だったと今でも思っています。

肉まんを世の中に広めてくださった中村屋さん、ありがとうございました。
また美味しいパンで、幅広い世代のたくさんの人たちに幸せを与え続けてください。
 



現在minneで販売中。


▷商品紹介に関する記事はマガジンからご覧ください。


▷販売中の商品

【年賀状】あお —兎—

【年賀状】あお—椿—


【年賀状】あお —鏡餅—

【年賀状】あお —富士山—

【カレンダー】bug

【ポストカード】お正月


【サンクスカード】mandrill “NEW”


少しでも商品を気に入っていただげましたら、いいねボタンまたはフォローしていただけると励みになります。

商品に関する組み合わせや金額等のご相談も、お気軽にお問い合わせください。

minneのメッセージからのご連絡をお願いいたします。

pojapoja

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?