弱い犬ほど、よく吠える。

この言葉を聞いて、一つ前の会社の上司を思い出した。
当時は私自身、精神的に参ってしまって冷静な判断が出来なかった。「上手く出来ない私が悪いんだ」と。

人が嫌な気持ちになる言葉をぶつけて、自分の優位性を誇示する…本当に優れている人(強い犬)はそんな言動はしないだろう。

未経験の業務をメール一つで丸投げ同然に任され、色々な人に聞きながら暗中模索で進めていた。どういう手順でやっていいかもよく分からず、とにかく聞きまくっていたので効率は悪くグダグダだった。
そんな私を見た上司の言葉。
「まだ出来ないの？俺なら一時間で出来るけど～」

自分の有能さを示し、私の無能さを伝える言葉。
まともな上司ならば、どこで躓いているのか？等聞いて指示や助言があるのだろうが、そう言う対応はなかった。
仕事を円滑に進める為には、無意味な言葉だった。ただ、ワケわからんマウンティングをされただけ。部下がどう思うかなんか考えていない。

私には上司が強い犬(出来る人)には見えなかった。あなたは、弱い犬だったのですか？
もしかしたら、自分では気がついていないかも知れないけれど。
あなたの事をただただ嫌な存在でクソ上司としか思っていませんでした。

ただ、今は弱い犬だったのかなと思っています。