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円安はいいの?悪いの?どっち?

年度末ですし、たまには成績についてまとめたいと思います。というかそろそろ書かないと三日坊主なので。

3月末は対2月比で総金融資産+4.4%(内現金+3.1%、株式-9.6%、投資信託+25.9%、その他+10.6%)でした。株式が減ったように見えているのは一旦利確・損切でかなりポジション(*1)下げたからです。

日本株損益確定状況(通算+3.2%)
三菱UFJ (8306) +4.2% 金融そろそろ危ないかと思い、一部利確。が、この後結局より高値で少し買い戻してる。何やってんの?
不動テトラ (1813) -13.2%😢 高配当狙い。災害も続き、タモリ俱楽部に登場して親しみもあったが大外れ。大幅減益で右肩下がり。一部損切
ベネフィット・ワン(2412) -11.3% バリュー株(*2)かと思ったが、底なしで下がる。全部損切
三菱商事(8058) +30.0% 総合商社の勢いが止まらない。止まらなさ過ぎて恐くて一部利確。ちょっと下がったところでまた買い直す予定
日本郵船 (9101) +8.0% もう海運もやばいかな (*3) ?と配当権利落ち後利確

米国株損益確定状況(通算-5.0%)
$ABNB
 +6.7% ナンピン(*4)するつもりが間違えて買い注文を入れるという凡ミスをしてしまって想定以上にホールドしてしまったので、プラ転(*5)したところで一部利確。
$SHE -6.8% 何かジェンダー問題解決投資をしたかったのだけれど、「ESG投資(*6)なんてクソだ。普通に投資して、稼いだ分を普通に寄付しろ」という意見をみかけてそれもそうだとパッとしなかったコイツを損切。
$VOO +15.3% S&P500長期投資勢には何やってんだ!?と言われそうだがちょっとポジション下げたくて一部利確。
$AI  -24.2% この時期にグロース株(*7)は難しいよ、と人に言って回ってたのに手を出してやられた。全部損切。
$CRWD -10.0% 同上。
$OKTA -19.5% 同上。
$ZS -14.5% 同上。
$NEM +14.2% これからは金鉱じゃーい、と手を出したものの、よくわからなくなってきた。とりあえず一巡取れたから利確。

中国株損益確定状況(通算-9.3%)
恒安集団 (HKG:0144) 
-24.9% 高配当につられて消費財メーカーに投資開始。ナンピンを続けた果てに塩漬け(*8)。配当もちょっとだけ回収したところで撤退。これにて中国株全面撤退。しばらく触らない。
CSI 300 ETF (HKG:3127) +14.7% もっと上げてたときもあったけど、しばらく中国株に触りたくなくてこれも全部利確撤退。
$BIDU -12.4% 同じく撤退。

ちんちんにやられてるじゃんw 今回のポジション調整でつくづく思ったのは、やはり損切は早ければ早いほどいい、でした。

さて月に+4.4%というのは悪くないです。悪くないどころか12ヶ月続ければ+68%です。そんなバカな。まあでも私の中ではコロナ相場と匹敵するくらいです。それもこれもすべて円安のおかげです。米国株に投資したり米ドル預金をしたりしている皆さんが実感していることと思います。

昨年の秋に現金が少々ダブつく一方で市場の不透明感から新たに投資もできず、確実に刈り取れる住宅ローンの繰り上げ返済をしました。上の図の通りその分がもうほぼ取り返せてしまいました。

ところがこれで安心できるわけではありません。円安のおかげと書きました。これまでの資産推移を米ドル建てでみてみるとどうでしょう?

増えてない…いやむしろ減っている???まったく楽観視できない、いやむしろ危機的な状況とも言えます。海外のブランド品に興味のない私でも、iPhoneは使いますし、Amazonプライムは加入しているし、新型コロナウィルス状況が改善したら海外旅行にも行きたいし、米ドル資産が減ったかと思うと無関心ではいられません。

円で考えると資産は増えているはずなのに世界最強の基軸通貨では減っている、この地盤沈下のような状況。ますます日本だけに軸足を置くのは危ないと、確信を深めました。


*1 ポジション下げた 投資用語辞典を調べると「信用取引などで、手じまいされずに未決済のまま残っている約定のこと」等と書いてありますが、本来は持っている金融資産はすべてポジションという意味のはずです。ここではリスク資産の保有数を下げるという程度の意味で使っています
*2 バリュー株 業績がいいにも関わらず株価に反映されない割安な株。そのうち上がる期待で買うが、業績がどんなによくてもいくら待っても上がらないことがよくある
*3 海運もやばい 世界のコンテナ量が減っている。運輸バブルもはじけるのでは?
*4 ナンピン 含み損を抱えたときに、平均取得値を下げるために、さらに買うこと。その銘柄に絶対的自信がない限り、あまりいい戦略とは言えない
*5 プラ転 プラス転換。含み損が解消されて含み益になること
*6 ESG投資 「環境(Environment)」「社会(Social)」「ガバナンス(Governance)」の3要素を考慮した投資。投資の罪悪感を消すのに使える
*7 グロース株 成長性が期待されていて、大きな株価上昇が見込める銘柄。今のように利上げが迫っている状況では弱いとされている
*8 塩漬け 損切しそこねてだらだら持ち続けている株。稀に20年位経ってから上がることもある。さっさと切って別の銘柄に乗り換えたほうがいいのになかなかできない

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