社会一年目を、ほうじ茶で乾杯でもしながら労いたい
ノートに何か書く時に英語で日付を記す習慣がある。
いつの間にDec.になっていたのだろう。
もう ,2022も年末です。
なにかと一年を振り返る機会が多いけど、
今年は何せ、
色んな種類の新しい感情を知った一年だった。
新しい感情を知るうちに
持っていた、ずっと維持していた価値観が崩れて、そしてどんどんと新しいものに塗り替えられた、そんな一年だった。
年の瀬のこの12月。
ようやく、
自分だけの選択軸を持てはじめている。
「私自身」のお気に入りに囲まれる人生へ進むことができる目を少しずつゲットしてきている。
例年に大幅に増して、今年は捨てること・選ぶことが多かったように思う。
自分でやってみないと選ぶことも捨てることも出来ない、ややこしく頭の固いわたしには、
身軽になるために必要な体当たり情報収集期間だったのだ、と振り返ることができる今は思う。
完全に自己満だが、noteってそんなもんだろ!と開き直りつつ、
自分が得た新たな感情・モノの見え方を新年に持ちこまないうちに、消化するために、少し振り返っておこう。
1月。
はじめて恋人ができた。
とても好きな人だったから、どんな問題に直面することがあるのだろう、ないんじゃないか、とか考えてたけど、
やはり、自分で経験しないと実際のところは分からないというのは「付き合う」ということにおいても例外ではない、とすぐに気づく。
かなり仲の良い友達として、何年も付き合いがあったのでその人のことを知った気になっていたのだけど。
え、付き合ったらこんな感じなの?
感情表現(良い方の)多めだね、だれ?
という具合に脳内パニック状態で、知らない、分からないことが多すぎて、恋人がいるという状態が手に負えん。
別れた方がいいのでは?などと意味のわからんことを思いだす。愚行。愚考。
全てが初めての感情なので
時間がかかって申し訳ないけど、
めんどくさい自分達なりに
会議しながら作り上げている
この日々のことを
私はとても愛おしく思っている。
そして、これからもとても楽しみ。
ナイス感情、ナイス経験値。サンクス。
春から夏にかけて。
きっと、親の背中を追いかけて。
自分の理想の仕事だと
信じて疑わなかった業界で社会人デビュー。
内容はとても楽しい。企画を考えることもすごく楽しい。
でも、もう何も考えられないくらいに心がしぬ。
絶対に間違っていると自分は思うけど、
自分だけが思ってるということは
わたしが間違っているのではないか。
お前が耐えられていないだけじゃないか。
社会人失格なんじゃないか。
でも、わたしも他の人も傷付いているのは事実じゃないか。同調もできない。
何が普通で何が正しくて、何が我慢するところで何が我慢しなくて良いところなのか、社会人初心者にはわからない。
助けを求められる人もいない。
昼休みに会社からこっそり階段で抜け出してコンビニのおにぎりを食べながら大都会の路地裏で、帰りの電車で、家で座っているだけで、もう大人なのに、大号泣する毎日。
理由もあるのかないのか、もう分からないのにただただ毎日泣くのが日常だった。
「あれ、今日涙出てないな。めずらしい。」
自分は何を求めて、こんな生活を送っているのだろうか。そこまでして得たいものがここにあるのか?自分の心も狭くなって、人に寛容でいられなくなって、視野も狭く何も考えられない。大事な人も大事にできない。大切なものとかどうでも良い。会社の人に会えない。
はい。
入社5ヶ月でしっかりとメンタル終了のお知らせ。
うん!ダメ!
もうこれダメ!
辞めます!!!
〜2022年、初夏〜
自分を擁護すると、
人脈が欲しくてわたしなりに頑張って入ったこの会社。
おかしい、と感じることだらけだったけど、
それでもすごくカッコいい、尊敬できる人たちにも出会えた。今も繋ぎたい人脈ができた。
そして、
その人たちから教わり、
自分にも改めて刻まれた
この世界の大事なことは、
人の心の機微に気付ける人は信頼され、またその信頼から成功にもつながるということ。
体現しているかっこいい、そんな人たちに出会えたことはわたしの人生にとって大きな収穫。
それに、
あなたはそれができる人だよ、と伝えてくれたあの人とまたいつか、一緒にお仕事できるように。今はもう少し社会人として成長したいと思う。
秋までは大学生並みの、
いや、去年まで以上に何もしない夏休み。
好きな人にしか会わない、おうちでご飯を作って一緒に過ごす人がいる、穏やかな。
自分を取り戻せたのはこの期間があったからだろうな。
秋からは、全く違う業界、働き方、ライフワークバランスで関西で働き出した。
働く場所を選べるのでまた来年から、関東に戻るかもしれないけど。
少しだけ忙しく、定時のある過ごしやすい日々。欲しくなる「もうちょっとの刺激」は、少ししたら追い求めよう。
そして12月。
私の選択軸の大きな部分はきっと、家族で構成されてたんだとおもう。
関西に住みたかった理由。家具は濃い茶色の木製が一番いいと思い込んでいた理由。仕事や働き方の理想。家族像。
自分の家族、親族がすごく誇らしかったんだと思う。
12月頭に、今まで見えてた家族像はなかったんだと、気付く出来事があった。
自分の大きな部分を支えてたものが崩れたので、衝撃はでかい。
でも2日間悲しんだのち、
思いのほか、
身軽になれたことへの安堵感?も大きいことに気がついた。
この一年の最後がこれか〜。
まーた、価値観変えにきやがった〜。
みたいな気持ち。
フウ。
身軽だ。
もう自分の、
自分だけを軸にした
選択ができるぞ。
年末の断捨離捗るな。
来年は、これからは、
わたしの好きな人たちと
どんな楽しい日常を作るんだろう。
どんな家具を選ぶんだろう。
どんな働き方や場所を選ぶんだろう。
ワクワク。
ワクワクできる自分でいれてよかった。
おかえり、ポジティブな自分。
でも、さよなら、誰かの影響を受けすぎる自分。
これからは、
誰かの「スキ」を引き継いだものじゃなくて、私自身が時間をかけて選ぶ「スキ」に囲まれた未来へワクワクすることができそう。
この一年、何も成し遂げてないなんてことはないよ。
むしろとても大きな、革命の年。
いやあ、お疲れさまでした!
まだもうちょっとあるけど。
またなんかあるかもだけどさ。
もう無理にアルコールを飲むこともない。
年末は大好きなホットのほうじ茶で乾杯でもしよう。
今年もありがとう!
社会人一年目、上出来かと!!
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