ティッシュペーパー買いに行く
「ちょっと、買ってきて」「あれがない、買ってきてくれる?」
かしこまりました!と買いに出かける人と、わかりましたよと渋々買いに出かける人がいます。買いに行くという行為は同じですが、仕事ができる人は紛れもなく前者。
頼んだ方は前者の方が気持ちよく頼めますし、内心はともかくお互いがネガティブな感情にならなくて済みます。いいことづくめ。
果たして「仕事ができる人」とはどういう人のことなのか、経営者同士で話したことがありました。
下積みの経験があるかどうか、それに対して自分なりに咀嚼して対応してきた人が当てはまるのでは、という結論になったのでした。
下積みは雑用係のようなもので、何でも屋として動き回ります。ここで「やらされている感」を持ってしまったらきっとこの先に進めない。下積みの経験があって自分の頭で考えながら動いた人は、他の人に仕事を頼むことができます。
なぜなら、自分自身が経験して理解したことだからこそ他の人がどう動くかを想像し、何をどういうタイミングで頼んだらいいか考えることができます。
それに、その人が休んで仕事に穴があいても下積みの経験があると「次はこうしたら良いかな」と判断できます。年上との関わりが多い時期には、できるだけ引き受けて動き回った方が自分自身への投資にもなります。
運動にもなるし、何がどこにあるか自分の足で覚えられるのでいいことづくめ(2回目)。
「ちょっとティッシュペーパー買ってきてくれない?」
「はい、かしこまりました。鼻セレブで良いですか?兎年なので」
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