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推しの言葉を理解したいので韓国語を勉強します⑥人称代名詞・指示語

K-POPアイドルの推しができたので韓国語を勉強するおたくのドキュメンタリー。前回は助詞を学びました。今回は「私」「君」「この」「あれ」といった人称代名詞や指示語を学び、前回学んだ助詞と組み合わせてみます。

※当ブログは詳しい語学の解説を目的としたものではありません。筆者が韓国語を勉強していく過程の記録で、内容としては、学んだことのメモや感想が中心になります。読んでくださった方のタメになるというより、四苦八苦しながら韓国語を学んでいる同志と困難を共有する内容に出来ればいいなくらいに思っています。

使用しているテキストはこちら。
(記事内で使用している画像は筆者が独自作成したもので、テキスト記載の内容とは異なります)

人称代名詞

人称代名詞一覧

前回「英語脳で臨むと躓く」という話をしましたが、これもまさにそうだと思います。このように「私」「僕」と書けば日本人ならニュアンスの違いは判りますが、英語に置き換えるとするとどちらも"I"にしかなりませんよね。年功序列や上下関係に厳しいという韓国の言葉において、このニュアンスの違いが感覚的にわかる日本人にはやはり大きなアドバンテージがあります。

それでは、前回まとめた基本的な助詞と組み合わせてみましょう。

저=「私」

저「私」+助詞

저は日本語で言えば「私、わたくし」のニュアンスで、フォーマルな一人称のようです。는 일본 사람이에요.「私は日本人です」のように、初対面の人や目上の相手と話す際に用いられます。

他の人称代名詞もそうですが、助詞の가が付くと変形するのでここだけ気を付けましょう。

나=「僕、私」

나「僕、私」+助詞

저と同じく一人称ですが、나は「僕」のようなフランクな一人称のようです。アイドルがメンバー同士で話す際は大体みんな나を使っているので、「僕」や「俺」「あたし」に当たるニュアンスでしょうか。

余談ですが、私は子供の頃ボクっ娘(一人称が「ボク」の女の子)だった時期があります。今でこそアニメや漫画でボクっ娘キャラはよく見ますが、私の場合は女の子らしく振舞うのが苦手で、スカートが嫌でズボンばかり履いたり髪を短くしたりすることの延長で、自分のことを「僕」と呼んでいました。当時、流行に敏感な女の子たちはみんな「ウチ」と言っていたので、そんなマジョリティーへの反抗心もあった気がします(笑)
話が脱線しましたが、韓国は男の子も女の子も나を使うのですね。私も韓国で育っていれば、そんな風に反抗や葛藤を抱えることもなかったのかもしれません…

우리=「私たち」

우리「私たち」+助詞

英語でいうwe, us, ourにあたるのが우리「私たち」です。"우리 리더"「我らがリーダー」という具合に、名詞に付けて所有格的に使うこともできるようです。主語がデカいおたくなので愛をこめて「俺たちの○○」という言い回しをよく使うのですが、その感覚にも近い気がします。「うり」っていう響きもなんだか可愛い。

너=「君、お前」

너「君、お前」+助詞

너は日本語で言う「君」「お前」にあたり、親しい友達同士で使うそうです。目上の方や初対面の相手に使ってはいけません。目上の方に対して呼び掛ける際は、名前に씨「さん」や님「様」を付けて「○○さん」「○○様」と名前でお呼びするのが好ましいようです。
英語のYouにはこの違いが無いので、Why Korean people?!になりそうですね。母語に無い概念が区別されていて理解するのが難しいというのは、外国語学習あるあるでしょうか?

指示語

代名詞ついでに、指示語(物を指す代名詞)も助詞と併せてさらいましょう。

指示語

赤い字は이 책「この本」や저 사람「あの人」のように、名詞に付きます。青い字はその名詞形として覚えました。이것、그것、저것とすべてパッチムが付きますが、パッチムㅅを抜いた口語形이거、그거、저거に助詞を省略して付けるパターンもあるので、口語形は括弧書きで書いています。

이것「これ」+助詞
特に書くことがないので一気に「あれ」まで並べてしまおう。
그것「それ」+助詞
저것「あれ」+助詞

助詞の付き方はいずれの指示語にも違いはありません。
이것、그것、저것の場合は語末がパッチムなので、「~は」は、「~を」はを付けます。更に、パッチムの回で学んだように、助詞の語頭の母音とその前のパッチムを繋げて読むので、読みは「イゴスン」「イゴスr」となります。

口語形の「~は」「~を」は、それぞれ는と를のパッチムを直接口語形の下にくっつけます。「~が」は人称代名詞と同様に変形が起こり、助詞がになっていますね。K-POPアイドルの動画を見ていると、口語形を使っているシーンの方が多い気がします。

場所を指す指示語

ついでに「ここ」「そこ」「あそこ」にあたる場所を表す指示語も載せちゃいます。助詞の付き方はパッチム無しの場合の原型そのままで変形も無いので、ここでは割愛します。

場所を表す指示語

物を表す指示語と違うようですが、よく見ると若干似ていますね。여기「ここ」は特によく使われる言葉です。

昔、母と祖母が韓国ドラマ『美しき日々』を夢中になって見ていて、我が家にはOSTもあったのですが、その中の一曲に「ナヨギイッソ」というフレーズがありました。当時私は小学生で、カナルビの振られた歌詞カードを見ながら意味も分からず歌っていましたが、あれは"나 여기 있어"「私はここに居る」という意味だったのですね…20年越しの進●ゼミ効果。


代名詞まで覚えると、いよいよ文章を読む段階に入ってきた感じがしますね。ここからが怒涛の文法祭りになるわけですが、文章にまとめるのはなかなか大変そうです。

実はこれまで使っていたテキストの1周目が終わったのですが、テキストに載っていない表現がまだまだたくさんあるため、追加で文法特化のテキストを購入しました!次回以降複雑な文法の単元では、二つのテキストを参考にしていく予定です。

それでは、안녕✋

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