見出し画像

今年を振り返って【スタァライト アドベントカレンダー2023(DAY6)】

 本記事はめのフェさん(@Menophe9901)主催のアドベントカレンダー企画『ぼくのわたしのスタァライト Advent Calendar2023』の6日目の記事です。


今年のスタァライト関連の振り返り

 「もう12月か〜今年は色々あったな〜。どこかに文章としてまとめておきたいな〜」と思っていた矢先、旧Twitter上でスタァライトのアドベントカレンダーの企画が立ち上がったことを知り、これだ!と思い登録しました。
(記事をいつ頃までに完成させられるか怪しかったので、目処が立ち次第登録します!と言ってのんびりしていたらすごいスピードで枠が埋まっていき、危うく枠を取り損ねるところだったのは内緒です(笑)。その後、アドベントカレンダー第二幕が立ち上がり同時並行で進行しているとのことなので、惜しくも枠を逃してしまった方はそちらをご確認ください!)

 ということで、今年体験した個人的なスタァライト関連の事柄についてつらつらと書いていきたいと思います。とはいえ、ありがたいことに今年はコロナ禍で失われた日々を取り戻すかの如くたくさんのスタァライト関連イベントが開催されたこともあり、参加したすべてに言及すると凄まじい量の文章になってしまうため、特に胸に刺さった出来事を抜粋して振り返っていきたいと思います。

 執筆の過程でまとめた「スタァライト公式による主なイベント・出来事」の一覧を付録として置いておきました!今年をざっと振り返りたい方、今日より後のアドベントカレンダー参加者の皆さんの参考になれば幸いです!スタァライトのX(旧Twitter)アカウントの投稿にあった主要な出来事は網羅しているはず!(映画館での上映情報は一部のみ取り上げています。)

1. オーケストラコンサートrevival @パシフィコ横浜(01/07)

 新年早々一発目の大イベント。昼公演と夜公演の両方に参加しました。
私は劇スにスタァライトされた勢なのですが、そもそもスタァライトの存在を知る1ヶ月前に既にオケコン初演は終わってしまっていて、ディレイ配信を観て「なぜ私はここに間に合わなかったのだ……!!!」とやり場のない悔しさを噛み締めたこともあり、オケコンrevivalには特別な思いがありました。
 また、このオケコンrevivalは九九組全員が揃うイベントとしては初めて参加する現場で、前日はわくわくしながら床に就いたものです。……そして当日、昼公演のチケットに印字された席に向かうと、そこは最前列中央でした。

 そう、最前列だったのです!!!!!

 郵送されてきたチケットの席番を見たときは「結構前の方っぽい!ラッキー!」くらいの軽い気持ちだったので、自分の席に着席して「自分と舞台の上を隔てるものがわずか3mほどの空気しかない」という事実を目の当たりにした途端、緊張やら興奮やら恐怖やらが入り混じった様々な感情が去来したことをよく覚えています。
 開演後、想像に難くないかもしれませんが、ほとんど致死量のキラめきを浴びてしまい、公演中は何度か呼吸を忘れていました。文字通り目の前で動く九人のあまりの美しさに、歌声に、そして劇スの映像に合わせて奏でられるオーケストラの音色に、息を吸うことも吐くことも忘れ魅了されてしまいました。割と冗談抜きで、倒れることなく無事に終演を迎えることができて本当に良かったです。(余談ですが、それまで数々の劇スを観て培ってきた、視界をぼやけさせることなく涙を流す技術が役に立ちました。)
 特に印象に残っているのは、『MEDAL SUZDAL PANIC◎◯●』の岩田さんです。前半の競技パートをニコニコ笑顔で歌い終えて暗転したのち、曲と映像の雰囲気がホラーになる瞬間に暗闇の中で笑顔から真顔にぷつっと切り替わり、その身に纏うオーラを一変させていました。もう鳥肌ですよ!直前まで朗らかに笑っていたのに、急に恐ろしい雰囲気を放ち始めたあのときの岩田さんは間違いなく「舞台女優:露崎まひる」その人でした。そして神楽ひかりを追い詰めるまひるの「そんなんじゃ任せられないな」の「ま」が、まさに「嗤う」ような歌い方で度肝を抜かれました。
 もう一つだけ、『スーパースタァスペクタクル』で三森さんの生「お願いよ、華恋」を聴けて本当に良かったです!ずっとこれを待ってた。未だにどうやって声を出せばあのような歌い方ができるのかわかりません。

この日はいい天気だった〜

2. 樋口達人氏によるトークショー@シネマシティ(01/13-02/03)

 オケコンrevivalからわずか1週間後から、毎週金曜日、立川にある映画館シネマシティにて、全4回にわたって開催され一部では「スタァライト概論」という講義の名で呼ばれていたトークショー。幸運にも全ての回に参加することができました。当時の詳細については下にリンクを貼った記事にまとめてありますので割愛しますが、概要だけ。
 第1回から第4回まで、それぞれ「TV版1-4話」「TV版5-8話」「TV版9-12話」「劇場版」をシネマシティが誇る極音・極爆で上映したあとで、その日の上映内容に沿いながら樋口さんが濃密なトークショーを行うという形式でした。
 毎回本当に素晴らしかった!!当時は毎週この日を楽しみに生きていましたね。特に『RE:CREATE』と「孤独のレヴュー」を極音上映で視聴できて本当に良かったです。もうめちゃくちゃ良かった。
 このときイベントレポというものを初めてやったのですが、人の話を聞きながら手元を見ずにひたすらペンを走らせてメモをする経験がなかったもので、帰った後に見返して何が書いてあるかを復元する作業は中々骨が折れました……。最初の頃は暗号か古文書かというレベルでしたが、回を重ねるごとにだんだん慣れてきて、素早く要点をまとめたり、思い出すときにフックになるような単語を意識して書いたりとちょっとしたテクニックを身につけることができて楽しかったです(笑)。
 わがままで欲張りな観客の願いにはなりますが、もっとお話を聞きたいので再演してほしい!!また、定期的にTV版やロロロの上映もしてほしいです。切に。よろしくおねがいします……!!!!

3. 鳥取砂丘

#めばスタのある生活

 2月中旬、関西での用事を終わらせた後でたまたま時間が取れたので鳥取に行きました。劇スに登場する砂砂漠の"概念聖地"である鳥取砂丘にずっと行きたかったのです。
……めっちゃ素晴らしい場所でした!!!その魅力に引き寄せられて、結局2日で3回も行きました。

 「砂しかない場所の何がそんなに良いのか?」と思われる方もいるでしょう。色々な回答を用意できますが、やはり一番は「周りからの視線が消失する」というところです。鳥取砂丘は観光地として有名ですが、ほとんどの観光客は砂丘入口からほど近い「馬の背」という大きな砂山付近に集中していて、実はそこから少し離れるだけでほぼ無人の空間になるのです。周りに人間も動植物も人工物もない、足元には砂、近くには海、頭上には空しかない場所に置かれると、たった独りであるがゆえに様々なものから解放されたような気分を味わえるのです。愛城華恋が「役作り」をする場所として砂漠が選ばれた理由がなんとなく分かった気がしました。
 鳥取砂丘に行ったことが無い方は是非行ってみてください!

 余談ですが、偶然にも同日に舞台創造科のフォロワーさんが鳥取砂丘へいらっしゃるということが判明し、まさかの鳥取砂丘エンカが実現しました。そんなことあるんだ。

これって、スタァライト!?

4. 舞台#4@Brillia HALL(2/25-28)

 前楽を現地で観劇しました。今日BDが発売されたばかりなので、一応ネタバレは控えます。
 人生初めての生の舞台だったので舞台の凄まじさを体験できました。上演中は、舞台もその上の人たちもすごく広く大きく見えて、終演後の舞台を見て驚きました。こんなに狭いところであれほどの物語が紡げるのかと。ライブパートはなんかもうよく分からない感情になっていました。
 そして内容が内容だったので、観劇後は頭の整理のために池袋の街をふらふら歩き回り、やがて星摘みの塔に辿り着きました。あの日の、吸い込まれそうになる雲ひとつない澄み切った青い空に向かって伸びる白亜の塔をよく覚えています。自分の墓標かと思いました。
 その後は近くで開催されていたコラボカフェで心を落ち着けて、千秋楽を配信で観ました。最後に発表された新プロジェクト始動やバンドライブrevivalの開催決定など、新情報の嵐で再びよく分からない感情になりました。まだスタァライトされていいんだ!という嬉しさ、アニメも舞台も一区切りついた上でこの先どんな展開が待っているのかという期待と不安、失われた過去を全部全部取り戻すという運営の意志の心強さ。この日はずっと巨大感情でしたね。

墓標

5. 劇ス上映

 今年は様々な上映形式の劇スがありましたね。全国一斉上映、LZ上映、極音・極爆上映、ライティング上映、応援上映、マサラ上映、舞台挨拶、etc……。色々行った中で個人的に特に思い入れがあるものを3つ挙げておきます。

  1. 新文芸坐ライティング上映

  2. イオンシネマ座間

  3. Hall Mixaマサラ上映

 まず新文芸坐。劇ス上映に関してはこの一年のマイベスト映画館になりました!ライティング上映は、ただただ光るのではなく、映えるシーンで的確にスクリーンを空間に拡張するようなライティング演出がなされ、通常時よりもさらに映画に没入できるような、全く新しい上映方法なのです。そしてライティングもさることながら、音響は大音量と繊細な音を両立し、映写は高精細と設備が素晴らしかったです。劇スのライティング上映の際は音響とライティングをリアルタイムで(!)その日の客入り、気温、湿度などに合わせた最適な状態になるよう操作するのが通例となっているためかもしれません。今後上映機会があれば是非おすすめしたいです。

 次にイオンシネマ座間(10番スクリーン)。最寄り駅から歩いて行くと極めて急な坂を登らないと辿り着けないという印象の強さもありますが、一番は「スクリーンの精細さ」が異次元であったということが強く印象に残っています。4Kレーザープロジェクターを使用した「ULTIRA」というシステムを採用しているスクリーンだったようで、「劇スって、3D映画だったの?」というレベルで画質が良かったです。こんな描写あったっけ?と錯覚するくらい画面の情報量が凄まじいんです。ほんとにびっくりしました。スクリーンへの投影ではなくLEDモニターと見紛うほどでした。私は耳を焼くくらいの大音量が好きなので音響も大満足でした。また上映しないかな〜!

 最後にマサラ上映です。ここ最近度々話題に上がる「マサラ上映」なるものを10月末に体験してきました。……見事にハマりました!シーンごとに大量の紙吹雪が舞い、クラッカーが爆ぜ、カスタネットがリズムを刻む。楽器が鳴り響き、ペンライトが踊り、応援と歓声が飛ぶ。これだけ聞くと無秩序な、映画鑑賞上のノイズになるような気がしますが、そうではありませんでした。そもそも上映に参加する多くの人が何度も劇スを観てきた劇スが大好きな人々です。だからこそ劇スの演出の妨げになるようなことはほとんど起こりません。静まるべき時に静まり、盛り上げる時には盛り上げる。そんな一体感のようなものが確かにありました。その中で各々が個性的な演出をする(撒く紙吹雪の色や形や量を場面に合ったものにする、カスタネットで合いの手を入れる、ちょっとしたツッコミを入れるなど)ことで、笑いも起こる。行き過ぎれば台無しになるという危ういバランスの上で成り立っているものではありますが、それゆえに他では味わえない楽しさもあるという、格好つけて言えば「大人の遊び」という認識です。
 これまでの劇スが「キラめきを浴びる」ものだとすれば、マサラ上映は「浴びたキラめきを反射する」ものではないかと思います。観客であると同時に、舞台を盛り上げる舞台装置として参加することができるという体験をすることができ、映画の新たな楽しみ方を発見した思いです。一度体験してみてほしい上映スタイルです!

6. バンドライブrevival@幕張メッセ(11/4-5)

 両日参加しました。初日は11月とは思えない嘘みたいな暑さでしたね。もうずっと楽しかった。これまたスタァライトのライブは初めてだったのでテンション爆上げでした。
 見どころがいくらでも挙げられるわけですが、ドラフト曲で特に良かったのは『You are a ghost, I am a ghost ~劇場のゴースト~』のまひるちゃんの叫びです。なのですが、この他にも、『GANG☆STAR』のかれひかまひじゅん、『RE:CREATE』の純那ちゃん、『星々の絆』の香子、『追って追われてシリウス』の真矢なな、『恋の魔球』のひかり双葉と富田麻帆、……と正直列挙し始めるとマジで全部良かった。という感想になりますね(笑)。ドラフト曲以外だと『Star Parade』の振りがもう刺さる刺さる。そしてアンコールではこれまでの軌跡をまとめた映像、『願いは光になって』が流れ、九九組ちゃんたちが超至近距離の客降り。結構長い時間アンコールの拍手とコールをした甲斐がありましたね。
 バンドライブ初日終演後はフォロワーさんたちと打ち上げ&カラオケなどで盛り上がり、「また明日!」と言って別れたのが学生時代みたいで大変良かったです。2日目は突発聖地巡礼もできて楽しい時間を過ごせました。本当に出会いに恵まれたバンドライブでもありました。

まとめ

 ここまでお読みいただきましてありがとうございました!ただただ個人的な思い出・感想を述べてきただけで恐縮ですが、今年2023年は本当にたくさんのスタァライトに関する出来事があって楽しかった!という思いでいっぱいだということが伝われば嬉しいです。
 まだまだアドベントカレンダーは続きますので、他の方の記事も是非に楽しみにしていただければと思います!ありがとうございました!!

付録:2023年スタァライト公式の主なイベント・出来事

1/7 オケコンrevival
1/8 Delight BD発売記念オンラインリリイベ(エーデルパート青嵐パート
1/9 ブシロ新春発表会(かれまひ『Fly Me to the Star』)
1/12 めばスタが秋葉原ゲーマーズで限定的に再販→即日完売
1/13 樋口達人氏シネマシティトークショー 第1回
1/15 新文芸坐ライティング上映
1/20 樋口達人氏シネマシティトークショー 第2回
1/27 樋口達人氏シネマシティトークショー 第3回(古川監督飛び入り参加)、ちびぐるみ登場

2/3 樋口達人氏シネマシティトークショー 第4回
2/6 スタリライブ(シクフェフロンティア)、Filmarks主催劇ス全国上映決定報、綺羅星キャラメリーゼ公開
2/22 コラボカフェ池袋開始(3/31まで)
2/25-28 舞台#4 Climax
2/28 #4 大千秋楽、新プロジェクト発表バンドライブrevival発表

3/5 中等部ライブ 0th
3/6 スタリライブ(舞台振り返り生放送)
3/10 劇ス全国一斉上映開始(3/16まで)
3/21 リバコメ!!(佐藤日向、小泉萌香)
3/23 くじメイト

4/1-2 スタリラ朗読劇第三弾『ロイヤルリテイナー』
4/5 中等部舞台Regalia BD発売
4/15 新文芸坐ライティング上映
4/18 スタリライブ(4.5周年スペシャル)
4/24 スタァラジオ、え〜でるラジオ統合発表
4/28 舞台#3 Growth、スタリラ舞台Delightの配信開始
4/28 POP UP ストア開始(5/14まで)
4/30 スタァライトプロジェクト6周年

5/3 御成座 劇スマサラ上映

6/2 イオンシネマ全国一斉上映、めばスタ等再販(6/8まで)
6/4 劇ス公開2周年
6/6 スタリライブ
6/7-12 中等部舞台Rebellion
6/12 中等部1stライブ発表
6/13 舞台Rebellion振り返り生放送
6/17 新文芸坐ライティング上映

7/26 オケコンrevival BD発売
7/27 ブシロゲームズ発表会、コンソールゲーム『遙かなるエルドラド』発表、九九組の日イベント発表

8/4 アニメ5周年フェア開始
8/5 Hall Mixa 劇スマサラ上映
8/14 スタァラジオ、え〜でるラジオ最終回配信
8/20 スタリラ祭、朗読劇第四弾エルドラド発表、エーデル朗読劇発表(内容未定)、劇ス絵コンテ資料集『Memory of Revue』発表
8/26 アニサマDay2出演
8/28 オールスタァラジオ公開録音=第一回配信開始

9/9 九九組の日、エルドラド情報公開、飛龍つかささんキャスティング情報、princess cafeとのコラボカフェ決定(2024年2月)、2024年秋九九組舞台決定、#4 発売日決定、MoR発売日決定
9/15 スタァライトウィーク開始(舞台#1、TVアニメ、舞台#2、舞台#3無料公開〜9/24)
9/17 『Star Parade』リリイベ@京都(伊藤彩沙・生田輝)
9/22 5周年記念マルイPOP UPストア
9/24 新文芸坐ライティング上映
9/30 スタァライトウィーク延長戦、中等部舞台Regalia配信

10/7 3rdスタァライブBD発売記念トークイベント(富田麻帆、相羽あいな)
10/9 スタリラ5周年特番エーデル朗読劇の詳細大運動会revival開催決定
10/14 中等部1stライブ、2024年7月中等部舞台決定
10/14 スタァライトウィーク再延長:舞台青嵐(10/14-10/20)、1stスタァライブ(10/15-10/21)、2ndスタァライブ(10/21-27)、3rdスタァライブ(10/28-11/3)
10/16 大運動会出演者第一弾発表
10/22 Hall Mixa劇スマサラ上映
10/27 大運動会出演者第二弾発表、舞台#4 BDリリイベトークイベント発表(2024/4/20-21)
10/28 Hall Mixa劇スマサラ上映
10/29 新文芸坐ライティング上映
10/31 劇ス絵コンテ資料集『Memory of Revue』発売

11/1 打ち上げアフタートークイベント緊急発表
11/2 ヴァイスシュヴァルツ15周年記念ライブオープニングアクトに中等部
11/4-5 バンドライブrevival
11/6 エーデル朗読劇の詳細(『エリュシオン 神世の章』)発表
11/9 新宿ピカデリー舞台挨拶(伊藤彩沙、生田輝)
11/10 打ち上げアフタートークイベント
11/11 アニメイト渋谷3rdスタァライブ発売記念一日店長お渡し会(岩田陽葵)
11/16 大阪なんばパークスシネマ舞台挨拶(富田麻帆、佐藤日向)
11/21 名古屋ミッドランドスクエアシネマ舞台挨拶(小山百代、岩田陽葵)

12/2 タワレコ新宿3rdスタァライブ発売記念一日店長お渡し会(佐藤日向)
12/5 POP UPストア
12/6 舞台#4 Climax BD発売
12/16-17 スタリラ朗読劇第四弾『遙かなるエルドラド』


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?