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レシピ付きエッセイ🍳 詩を食べる「ポエジオ食堂」

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詩を文字通り「味わう」には、詩を食べてみるのがいちばん。ポエジオはエスペラント語で「詩情」のこと。詩からインスパイアされたレシピを紹介します。
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#おうち時間

#21 このまま〈時〉を信じてあらむ(佐佐木幸綱)/ヤズのかぼすカルパッチョ

8月。海光る。 海まで徒歩圏内。 リモートワーカーなのでいつでも海に行ける。 というわけ…

#12 First of May(若葉のころ)/りんごのタルト

5月は、どの国でも美しい季節なのかな。 5月になると、Bee GeesのFirst of Mayという曲を思い…

#11 みちでバッタリ/いちごの淡雪

旬の食べものには「走り」(一番さき)と「名残」(終わりごろ)がある。 いちごももうそろそ…

#10 驚異の野原(ラングストン・ヒューズ)/よもぎのジェノベーゼ

春になって庭にいろいろ植えたので、起きたらまず庭に出ている。 いわゆる「雑草」はこまめに…

【詩を食べる】木蔭が人の心を帰らせる(谷川俊太郎)/新じゃがのヴィシソワーズ

溢れる光の季節に5月。新緑の季節。 樹々が圧倒的な生命力を見せだす初夏。 あまりに溢れる光…

#4 きょうのわたしは きげんのよい風(工藤直子)/人参のひらひらスープ

今日もごきげん工藤直子さんの詩がすきだ。 太陽も、風も、草も、生き生きしている。 アリは…