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レシピ付きエッセイ🍳 詩を食べる「ポエジオ食堂」

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詩を文字通り「味わう」には、詩を食べてみるのがいちばん。ポエジオはエスペラント語で「詩情」のこと。詩からインスパイアされたレシピを紹介します。
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#おうち時間を工夫で楽しく

【詩を食べる】雪(三好達治)/雪の花ミルク蒸しパン

詩のソムリエによる、詩を「味わう」ためのレシピエッセイです。寒い日がつづきますね。今日紹…

【詩を食べる】すこし、泣いたら(伴風花)/泣くおとなのためのメロンジュース

詩を味わうためのレシピです。今日紹介するのは、伴風花さんのそっと寄り添う短歌と、泣いた日…

【詩を食べるレシピ】いちめんほわほわの春がすみ(まど・みちお)/春のワンタン

詩を文字通り「味わう」ためのエッセイとレシピです。レシピもあるので、よかったら詩を読んで…

お手軽ナンを作るとカレーが100倍たのしいよ!/インド・タゴールの詩

スパイスカレー好きがまわりに多い。わたしもその一人で、カレーというだけで細胞が湧き立つ。…

#34 「またね」と言うくらいのつよさ(千葉聡)/ポークソテー、おとなのマーマレード…

詩を文字通り「味わう」ためのエッセイとレシピです。レシピもあるので、よかったら詩を読んで…

#32 春の草のことなら なんでも知ってる春の土(新川和江)/七草リゾット

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、すずな、すずしろ、ほとけのざ。 小学生のとき、覚えなく…

#19 ピーマンは畑の太鼓(工藤直子)/冷やしピーマン

7月。わたしは岡山県瀬戸内市の畑に立っていた。 久々の晴天。暑いけど時おり吹き抜ける風がここちよい。 むせかえるような草と土の香り。虫の音。 あ、「夏休み」だな。わたしは社会人で、しかも会社を辞めたので「夏休み」なんてないんだけど、からだが勝手に夏休みと認識する。うーん、わくわくしてきたぞ。 ここは株式会社いぶきさんの畑。岡山から“当たり前に買える感動野菜”を目指して、 鮮度・安全にこだわった野菜を生産し、 収穫体験などコミュニティづくりに農業を活かす取り組みをされてま

#11 みちでバッタリ/いちごの淡雪

旬の食べものには「走り」(一番さき)と「名残」(終わりごろ)がある。 いちごももうそろそ…

#7 夏みかん酸っぱし今さら純潔など(鈴木しづ子)/夏みかんゼリー

春から初夏は、いろんな種類のみかんがお店に並んでいる。 (戦後、みかんをたくさん作るぞ〜…

#5 わたしが生んだ!(新川和江)/野の花ちらし寿司

友だちが赤ちゃんを生んだ。 ばんざい! 新しい地平線が切りひらかれるような思いがする。 す…

#4 きょうのわたしは きげんのよい風(工藤直子)/人参のひらひらスープ

今日もごきげん工藤直子さんの詩がすきだ。 太陽も、風も、草も、生き生きしている。 アリは…

#2 春芽ふく樹林の枝々くぐりゆき(中城ふみ子)/アスパラのサラダ

生まれたての新芽に惹かれて4月のお散歩はたのしい。植物の生命力があちこちで芽吹いている。 …

#1 きみが歌うクロッカスの歌も(寺山修司)/クロックムッシュ

口ずさむひと春からいっしょに暮らしているひとが「オー・シャンゼリゼ」を口ずさんでいたので…