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【進撃の巨人という哲学書】~はじめに 哲学とは何か~ 

「進撃の巨人」はなんと深いのかと思うのです
壁から巨人現れが人を食う。強烈な描写にグロアニメ。くらいに考えていたがとんでもありません。
「進撃の巨人」は深い。
生とはなにか。死とはなにか。愛とは幸せとは正義とは。。。
進撃の巨人は読者、視聴者の胸ぐらをつかんで「お前はどう考えるんだよ!」「どうして生きているんだよ!」「どう生きるんだよ!」と激しく揺さぶり、その手を離してはくれません。
「進撃の巨人」は哲学書です。
胸ぐらをつかまれて揺さぶられて、このまま離してくれないのなら、徹底的に考えてやるよ。という想いに至ったのです。
そこで「進撃の巨人という哲学書」を連載しようと思います。

連載を始めるにあたってタイトルを悩みました。
「進撃の巨人という哲学書」なる大風呂敷を広げて、それに値する記事が書けるのだろうか?
もっと柔らかいタイトルの方がいいのではないだろうか?
そもそも哲学とはなんだろうか?
そんな事を考えてなかなか初めの一歩を踏み出せずにいました。

哲学とは何か。
哲学とは、「本質」を洞察することで、その問題を解き明かすための「考え方」を見出す営みだ。
哲学とは、人間社会において誰もが納得できる共通了解、普遍原理を創ること。
哲学とは、人間の存在や宇宙、道徳、知識、真理などについて深く考察する学問である。
哲学とは、真理を探究する知的営み。

いろんな人がいろんなことを言うが分かるようで分かりません。
哲学のはじまりは2300年前のソクラテスからだと言われます。
それから様々な哲学者が生まれ、様々な哲学が導き出され、様々な哲学が否定されて来ました。
哲学者はなにか一つの答えを導き出そうとしているようだが、多種多様な社会に唯一無二の答えなどあり得ません。
あり得るとしたら、現代の我々はもっと平和に気楽に生きていることでしょう。
結局、哲学者は唯一無二の普遍的真理を追究して、唯一無二の普遍的真理はないという事を証明し続けてきたのではないのでしょうか。

私の考える哲学とは
「哲学とは何かを考え続ける行為。」と言えます。
そしてその哲学とは、「生」や「死」や「愛」や「幸せ」や「正義」や。。。。。
「宇宙」や「時間」や「僕」や「あなた」や。。。。
つまりは今をどう生きるかを考え、そのひとつの例を導き出す行為に過ぎないのではないでしょうか。

「そんなの哲学じゃないよ」と言われる方も多いと思います。
私は専門家でもないし、哲学に詳しい訳でもありません。
しかし、「進撃の巨人」は紛れもなく哲学だと思うのです。
私もいくつかの哲学には触れましたが、どんな哲学より深い哲学だと思うのです。
そういう意味で「進撃の巨人という哲学書」をいうタイトルで連載を始める事をお許しください。

さて。全く、自信は無いのですが、始めたいと思います。

私の狭いが平和だった価値観の壁を越えて、突然に巨大な巨大な巨人が現れた!!!

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