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アートは抵抗する。虐殺に、暴力に。

パレスチナの詩人、レファアト・アラリール氏をご存知でしょうか。

彼はガザ地区にあるイスラム大学で教授を務め、若いパレスチナの書き手が英語で自分たちの物語を語れるよう、手助けをしていました。またガザ地区や難民キャンプで暮らすパレスチナ人の若者の声を伝える非営利組織「We Are Not Numbers(我々は数ではない)」の共同創設者でもあったそうです。

昨年12月、彼はイスラエル軍の爆撃によって殺害されました。

アラリール氏が遺した詩“If I must Die.”(もし私が死ななければならないのなら)は各国語に翻訳され、SNSで拡散されました。またその死を悼んで、詩のモチーフである凧を揚げるアクションも各地で行われました。

昨年10月以来、ガザ地区の死者は3万人を超えています。今すぐ停戦させないといけない。虐殺や理不尽な暴力に抵抗するアクションが続いています。文学や音楽、さまざまなアートはその抵抗に力を与えます。生きる力を。

いまパレスチナに関連して、私が(ほんの少しですが)参加しているアクションがあります。ひとつは「停戦のためのパレスチナ朗読」。パレスチナに関わる詩やテキストを朗読し、SNSに投稿・拡散するという連帯アクションです

こちらに、パレスチナ関連テキストの翻訳があります
(日本語訳をSNS上で拡散することに原作者許可済み)。
翻訳を手掛けているのは詩人仲間の山口勲さん、原口昇平さん。この中から朗読するのはもちろん、ご自身でみつけられた「パレスチナ関係のテキスト」、自作の文章を朗読するのでも構わないとのこと。また「顔出し」なし、音声のみでもOK。朗読イベントなども行われています。

同じく朗読のプロジェクトとして「ガザ・モノローグ」もあります。パレスチナのヨルダン川西岸にあるアシュタール劇場が企画・制作した演劇シリーズ。2008年~にガザが空爆された際、ガザの若者31人によって作られたモノローグ劇が始まりだそうです。昨年10月以降にも、新たなテキスト公開されています。

アシュタール劇場は世界中の友人と演劇人に連帯を呼びかけ、「ガザ・モノローグ」の朗読と、その動画をSNSに投稿することを緊急要請しています。
「ガザ・モノローグ」について、詳しくはこちら。

「停戦のためのパレスチナ朗読」「ガザ・モノローグ」は、どなたでも参加できます。私もSNSでの投稿に加え、ステージでもパレスチナの朗読をすることになりました。それがこちら↓

「パレスチナを語ろう」をテーマに、一市民としてパレスチナに連帯を示すためのライブイベント。小さなスペースですが、今ならまだ予約可能です。
こちらの公式ページからお申し込みできます。また私にご連絡いただいても構いません。

また30分のオープンマイクがあります。パレスチナを思うスピーチ、トーク、パフォーマンスなどを歓迎します。ご予約の際にお申し出下さい。

お待ちしています。

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