バンコク、ポエトリーリーディングの夏
こんにちは。村田活彦です。
9/4(土)のポエトリーリーディング 配信ライブ「Tokyo Poetry Crossing 〜Small Planet , Tiny Voices〜」の準備に追われています。9月になったのに夏休みの出題が終わらない小学生の気分。
さて、そのTokyo Poetry Crossing には、国内外から本当に多彩な、豪華な出演者に参加いただくのですが、バンコクからはVasan Sitthiket(ワサン・シティケート)そしてRory Breaker-Morant(ローリー・ブレイカー=モラント)をお迎えします。
Vasanはタイの現代アートの巨匠。絵画や版画、インスタレーションもやるし、詩や歌も作るしパフォーマンスもするというすごいひと。日本で作品が展示されたこともあります。プロフィール的なことは検索してみてください。日本語wikiもありますよ。
Roryはオーストラリア出身、バンコクを拠点に活躍する詩人、DJ、トラックメイカー。ひとこと、カッコ良い。Tokyo Poetry Crossing の出演依頼メールに「この時代に詩は何ができるでしょうか」という問いかけを書いたのですが、それに対してのRoryの返事は「実際、コロナ後の私のクリエイティブワークのテーマは孤独、恐れ、不確かさなどです」というものでした。
VasanやRonyに出会ったのは2019年の夏。思い立ってバンコクへの短い旅行を決めた時のこと。友人の紹介でバーでのポエトリーリーディング ライブに参加できることになりVasanやRony、バンコクのアーティストたちと共演させてもらったのでした。
しかもVasanのアトリエ兼ゲストハウスに宿泊させてもらって! そのゲストハウスには世界中からアーティストの友人たちが訪ねてくるそうです。
Vasanのエピソードですごいなと思ったのはバンコク・アート&カルチャー・センター(BACC)設立に一役買った話。大都市バンコクには現代アートに親しめる場所が必要と、仲間や市民と一緒に市役所から設立予定地までをアート作品でつないだプロジェクト。このBACCがまた素晴らしいんですよ。入場無料!
Vasanにあなたはヒーローだね、と言ったら "No Hero"という返事が帰ってきた。"No Hero, it means Everybody is Hero" と。その言葉が忘れられない。
オンラインだけど、ひさしぶりに彼らに会えるのが楽しみです。
2021年9月4日(土)19:30開演
ポエトリーリーディング 配信ライブ
Tokyo Poetry Crossing
〜Small planet, Tiny Voices〜
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