24頁「絶対に3人目は産まない」
Ⅰ
『痛みは忘れる』忘れられるわけがない繰り返しのそれは
どうして「また妊娠した=痛みを忘れたから」となるのだろう
「もう二度と産まない」叫ぶくらい暴れるくらいの痛み
怖いけど頑張ろうと思えるだけの二人目を望む願いが私を少しだけ強くした
決して「痛みを忘れたから」じゃない
幸せはあっけなく崩れてしまう痛みなのか悲しみなのか涙が止まらない
頑張れた頑張れない他人の誰が私のそれを決められるだろう
高熱より痛みよりその否定が一番痛かったのが悲しかった
心は思っているほど