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記憶の宝石箱 2019Ver.

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一ページに、好きと大好きと宝物と宝石を詰め込んだような、そんな心に響いた記事たちを、まとめたいと思いました。偏るかもしれません。偏見かもしれません。独断も主観もありますが、それで…
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2019年2月の記事一覧

12頁「可愛いだけじゃ生きていけない。賢くないと苦労するよ」

可愛いだけじゃ生きていけない賢さはお守りで人生の指針 ラブストーリーはテレビの向こう側 「好き」なだけではどうしようもないそれが現実 生き方を模索して有限なものはフル活用 それでも先が見えないそれが生活 けれども賢くなければ生きていけない すべては準備で決まる 美しさよりも合理性 生き残り戦略の必須事項 時が経つにつれて増えていく白髪とシワ けれども変わらない生き方はキャリアとなって返ってくる 「あの時は本当にどうしようかと思った  でも子どもは大切でしょう  がんばり

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11頁「取るに足らないささいなことを」

手にしたもの形一つ それは名前一つ 銀貨と交換したそれは 誰かが大切に作ったモノだったかもしれない 触れられるものはすべて自分が大事に生きた時間 稼いだお金で買うこと 部屋の中に連れて帰るということ お気に入りの音楽を朝陽の中に溶け込ませてるように それらは日常に馴染んでいく 「できたらこのカップをもう少しこころときめくものに変えたいなぁ」 「もう少し小さなサイフにしたいなぁ」 ささいで取るに足らないものたちを、 けれどどこかに置いてきてしまったものを、 拾い集めるこ

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10頁「【小さき戦士のものがたり】」

それは海の向こう 晴れ渡る空の果てにあるような 時折訪れる嵐の中を射貫く灯台の光のようなひとときだった 理由も否定もいらない場所が 不思議と居心地がよかった 突然の嵐のような訪れにも その場所は弱弱しい明かりで出迎えてくれた けれども消えない明かりは 目印みたいで 泣きながら眠ることと温かな布団と すぎゆく時間が静かに途方もない悲しみと怒りを包んでいく 「なんでわたしはこんな目にあわなくちゃいけないんだろう」 「なんで産んじゃったんだろう」 その独り言は もはや独り

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9頁「ベッキーへの思い」

一つの繋がりが 誰かを傷つけてしまうことがある 誰かはそれを 固唾を飲んで 見守るしかなくて あるいは見守ることしかできなくて 手が引きちぎられるような 離れ離れが どんな痛みだっただろう 想像することしかできない 投げられた石を代わりに受け止めることはできないし 苦しむだけの夜なんて 何の意味があるだろう 祈りのような 応援のような 声にならない どうか頑張って無事でいて 何も恩なんてない 返すものなんてない でも 何か 返せるものがあるとするなら どうか 幸せにな

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8頁 「ハワイに飛んでいった風船」

遠い昔は飛んで行った風船のような空の向こう 手を離したらなんでも遠ざかって 離れて見えなくなって もう会えなくなるんだって 不思議と思った 大事なものほど手を離してはいけないなんて 幼かった私に分かるわけが なかったのだけれど とにかく 私は 別れが悲しかったのだ それはハワイみたいな夢の場所に辿り着いたのかも そう思ったら 空が不思議と 優しく見えた 手を離したあの遠い日と同じくらいの距離に今の私がいて 夢にもハワイにも風船は届いていないことくらい 大人の私は知って

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