【コミックマーケット104】eMoCity2024夏レポ 有明編
皆さん、こんにちは。村上聖宗です。
2024年夏、3ヶ月連続で同人イベントに出店するので、イベントの記録を残していこうと思います。
(「文学フリマ香川1」のレポートはこちら ↓ )
今回は、8月11日、12日に開催された「コミックマーケット104」(以下、C104)についてのお話です。新しい出会いがあったり、思いがけない出来事が起きたり、楽しいイベントでした!!
先に言っておきますが、この記事のほとんどが「1日目の話」となっております。申し訳ない!!
0日目
飛行機に乗って東京へ。新刊は事前に宿にお送りしていたので、無事に届くのか、飛行機は飛ぶのか、台風は大丈夫か、無事に頒布できるのかなどなど、抱えていた「憂い」を脱ぎながら有明に着きました。
ホテルは快適そのもの。会場へのアクセスも良好。もちろん価格はそれ相応ではありましたが、宿の選択に悔いはありません。VODは見損ねたので次回利用しようと思います。
新刊も無事に届いたのを確認した後、鞄につめ、食事と風呂をとって就寝しました。(コミケ以外の観光? そんなものはない)
1日目 設営~開幕
快晴の空の下、ビッグサイトに着きました。
午前8時ちょっと前、サークル受付の列に並んだのですが、列に並んだ先で待っていたのは、遮蔽のない日照り。汗の感覚よりも、肌が焼ける感覚が強い朝でした。信じられないかもしれませんが、午前8時のことです。
並ぶまでの道中、アーリー組の列も見られたので生き延びてくれとサークル待機列の中、祈っていました。
ただそんな祈りもつかの間、並んでから体感10分~20分ほどで、サークル受付に案内されました。思ったより早くてびっくりしました。
西棟1階、西1ホールへ。ここでもびっくりポイントが。
「涼しい……!」
前日運搬をしてきたサークルからの、「今年のビッグサイトの暑さ」についての注意喚起ポスト(ツイート)が多かったので、今回の設営に備えて、大塚製薬さまのOS-1を用意してきたのに、全然暑くなく、設営完了後はじっとしていると冷えるくらいでした。空調様様です。もちろん、暑さについては個人の感想なのでその点はご留意ください。
サークル窓口に見本誌を提出、無事に設営を完了させました。だいたい20分。両隣のサークルが到着する前に設営完了しました。
それからしばらくして。お隣のサークルさんが到着しました。
て-22a、サークル「花師」のみげるさんは、深みのある水彩画を描かれる「観測者」(神椿スタジオ所属VSingerのファン)で、ご本人もとても気さくな方で、はじめての二次創作畑で不安だったわたしを助けてくれた恩人です。ありがとうございます。
みげる C104 1日目(日)西て22a(@nv84r)さん / X
て-21a、サークル「MIDDAY」の日青(にちじょう)さん。
イラストはとても綺麗だし、ご本人もとてもやさしい「観測者」です。オドオドして落ち着きのないわたしにも優しく接してくださった素敵な神絵師さまです。ありがとうございます。
日青┊BOOTH通販中(@_nichi_jyo)さん / X
買い物ルートの確認や下見を終え、10時30分。拍手とともにC104、1日目が開幕しました。といっても、開幕30分は買い物してました。入手品については下記のツイート(ポスト)参照。
11時ちょっとすぎて、自分の場所に帰還。
ここからは「eMo City」の時間です。
1日目 新刊交換と人の流れを知る
ハイクオリティなファンアートが集まる神椿エリア。錚々たる面々と豪華絢爛なイラストが集うことを見越して、村上が持ってきたのは新刊9部とそれと同数程度のポストカード。正直これでも多いと思ってました。
そんな中、今回わたしが1日目に配置されたエリアでは、多くの「観測者」が挨拶とともにお互いの新刊を交換しているのを見ました。
いいなあと思いながら見ていたわたしも近隣の方々と、新刊を3部交換させていただきました。交換してくださったサークルの皆さん、ほんとうにありがとうございます。
この新刊交換によって、残り6部となった状態で頒布が始まりました。
(いやいや、いくら残り6部とはいえ他ほどクオリティ高くないし、400円もするし、完売するわけないでしょ。1部も売れずに持ち帰るだろう)
などと、ネガティブにたかを括っておりました。今思えば、我ながら気色の悪い保身です。反吐が出ます。クオリティについては事実ですが。
絵など描いたことなどない素人のイラスト集。二次創作といえど、さすがに手にとってはもらえまい。みんな他のところで手一杯になるだろう……
着席から40分で完売しました。
想定外の事態にめっぽう弱いわたしは、早々に売れてしまった申し訳なさ、こんなクオリティでも手に取ってくださった方々への感謝、これからの時間の過ごし方などなど。頭の中がスクランブルエッグになっていくのを感じました(狼狽するわたしを落ち着かせてくれたみげるさん、日青さん、本当にありがとうございました)。
――完売後
完売したあと、わたわたしながらやったことを箇条書きにしました。今後あるのかわからないけど、誰かのための備忘録として残しておきます。
・完売報告(会場・SNS)
・ポスターお渡し告知(一度やってみたかったので)
・見本誌はそのままにして、立ち読みOKにした
・来られた方全員にポストカード(オリジナル)と名刺を配った
・次回作の内容を考えてた
見本誌をそのままにしたのは、隣のサークルさんから学びました。完売しても一目見たいという方がいる。それを知ることができたのはうれしいことです。完売後に立ち寄ってくださった皆さん、ありがとうございます。
絵師さんならスケブをやったりするところかもしれませんが、スケッチブックも技術も実績も知名度も持ち合わせていない、絵師ですらないわたしがそれを真似ても無意味なので、おとなしく次回作の内容をメモ帳にしたためておりました。C105はVTuberジャンルで申し込みました。
次回作の内容もだいたいまとまり、暇となった時間は、当サークル前を通る人々の流れを見ていました。
とても新鮮な景色でした。C103でみたときより、人の流れが多いのです。具体的な数字を数えたわけではないので体感の話でしかないのですが、文芸ジャンルで参加したC103のときより少なくとも2,3倍の人が当サークルの前を通り過ぎました。他ジャンルで参加することで得られた1日目の景色は、わたしにとっては大きな発見となりました。
ポスターお渡し、先帰り
ポスターお渡し。
それは、ただ一人だけがサークルのポスターを手に入れられる神聖なイベント。現地先着、じゃんけん、抽選券など選出方法はさまざま。わたしはサークル側に立って以来は参加していませんが、とてもきらきらしたイベントだなと思っています。
早々に完売した今回、渡す側になるチャンスはここしかないと、「15時にポスターお渡しする」というお知らせをSNSや口頭でしつつ、その時を待ちました。
15時02分。当サークルの前に男性が一人。
「ポスター、まだ大丈夫ですか?」
きょうはなんてすばらしい日なのでしょう。いくらなんでも話がうますぎる、さすがに誰も来ないと思っていたので、袋は手提げ30Lというしまらない形にはなったものの、夢にまで見たポスターお渡し。する側として立ててめちゃくちゃ大喜びです。
持参していた新刊・ポストカード・ポスター、そのすべてが手元から離れ、15時30分ごろ、「eMo City」撤収です。
新たな学びも得られて大満足の1日目でした。
C104新刊の再販はないですが、次回あったら、V本はもう少し多めに刷ります。アイテムもつけて。
2日目 朝~設営
大満足の1日目のあと、入手品を撮影、読み終えて就寝したので6時間程度と少々心許ない睡眠のあとに迎えた2日目の朝。
ホテルで朝食をしっかり摂り、いざ行こうとしたとき、アクシデントが発生。文学フリマ香川で大活躍した整理棚が部屋の机から落下、足の付け根部分が壊れてしまったのです。立体的な配置にしようと思っていたのに……
泣く泣く整理棚を置き、2日目のビッグサイトへ。
風は吹いているが、きのうと変わらない暑さ。きょうはどのくらい待つことになるのかと思ったのもつかの間、わたしが来た午前7時50分の時点で、サークル受付への列がすでに動いておりました。なんて早いんだ。ありがたい。
「涼しい……?」
自分の配置に到着。東456ホールの空調はちょっと動いているなくらいには感じました。きのうと同様、人がまばらのなか、一人設営を終えました。
机が1日目の机と違ったので結構戸惑いました。「あの隙間」、結構優秀なんですけどね……
2日目 挨拶~開幕
設営を終えた後は、Twitterでお世話になっている絵師さんたちへ挨拶をしに行きました。東棟は西棟よりも広く暑かったです。空調の新調が早く終わりますように。新調されるのかはわかりませんが。あと、挨拶まわりの際、自分の設営が早すぎて何回か同じところに行ったのは内緒です。次はもう少し遅い時間帯にお伺いします。
わたしはサークル側として参加しますが、一般参加の中に紛れて買い物もします。ほんとうはおつかいとか留守番とか頼みたいのですが、いかんせん、金と人望がないのでいつも自分が動きます(推しやお世話になった方々へは自分の足で向かったほうがいいとも思っています)。
挨拶も終え、近隣のサークルさんにもご挨拶をしつつ、小休憩。
そして、10時30分に開幕。
わたしは藤森しき先生の前にいました。そういうとこなんとかしろ
https://twitter.com/fujimori_shiki/status/1822808385097703865
1日目と同様、開幕30分、買い物をしました。入手品については下記のツイート(ポスト)参照。
2日目 人波越えた先で君を待つ
今回、新刊セットを追加発注してC104に参加したのですが、人の流れが明らかにきのうとは違うのを感じました。緩やか、穏やかとしていました。
今回の文芸エリアは、男性向けエリア(東4,5)と創作エリア(東7)に挟まれた東6ホールに配置されており、前回のC103に比べて行くのが大変かなと思っていたのですが、相互さんやフォロワーさん、FF外の皆さんに来ていただけました。過酷な暑さと人波を越えて、お越しいただきまことにありがとうございます。
C103新刊「エモシリ」は完売、2024夏の新刊セットもたくさんお手にとっていただきました。ありがとうございます。
2日目は最後まで残りました。心身も1日目と比べて余裕があったため、閉幕後、いくつかの机と椅子を片付けて宿に戻り、わたしのC104は終わりました。両日とも汗と疲労がきつすぎて打ち上げどころではなかった。
学びなど
・発行部数「1日目と2日目、逆だったかもしれねえ……」
ジャンルによって人の流れや近隣サークルの親密度が異なるため、それも加味した数を発行したほうがいいということが分かった。
・完売後も見本誌は置いておこう
売り切れても見本誌は置いてもよい。頒布ばかりが同人誌即売会ではない。展示することもまた、同人誌即売会ならではということに気づけた。
・備品はたいせつに
整理棚はその後、トランクに積まれ、無言の帰宅となりました。100円とはいえ、大切な仲間だった。
・コミケ鞄をそろそろ大きくしよう
新刊2種類とアクリルスタンド、卓上カレンダーと頒布物が増えてリュックサックでは収まらなくなってきたので、小型トランクの導入を検討中。
・経口補水液を過信しない
朝食をしっかりとっていたとはいえ、経口補水液500ml 1本のみで1日目をやり過ごしていたが、水分がそもそも足りなくなるので、1リットルの水も持っていこう(2日目は持って行った)。
・折り畳み傘を忘れずに
今回は天候に恵まれたが、毎回うまくいくわけではないので、次回からは予め折り畳み傘を用意すること。(日傘にもなる傘だとなおよし)
C104締めの言葉(Twitterより引用)
先日Twitterでも投稿しましたが、こちらにも載せておきます。
皆さん、こんにちは。村上聖宗です。今回、はじめての両日サークル参加となり、この二日間で、いろんな方との出会いがありました。来ていただいた皆さん、わたしの方から押しかけちゃったサークルさん(お忙しい中ありがとうございます)、そして、この二日間を支えてくださった準備会の皆さん、すべての参加者の皆さんに御礼申し上げます。 堅苦しい挨拶はその辺にして、この2日間を振り返ります。
1日目ですが、近隣の方々がとても優しい方たちで、何度か新刊を交換してたらお昼前に完売してしまいました。来ていただいた方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。冬コミにも参加申し込みをする予定なので、その際は、いつもの1.5倍くらい刷ってお持ちします。たぶんポスカも頼むかも……
2日目は、オリジナル文芸。 東6で籠城していたわたしのもとにたくさんの方が来てくださいました。本当にありがとうございます。
この2日間通して思ったことは、サークル入場が前回(C103)よりスムーズになったなという点と、ジャンルによって人の流れが違う点、もうリュックサックではキツいのでトランクが欲しいの三点です。
改めて、2日間ありがとうございました。 「明日は我が身」の「明日」が今日になろうとしてはいますが、わたしたちはそれさえも乗り越えて、再びそれぞれの即売会の地で会う。参加すればするほど、大きな「エモ」を感じます。わたしはそういう「エモ」大好きです。これからも作っていきます。
eMo City、2024年の夏はまだ終わりません。 次は最終章「文学フリマ大阪12」でお会いしましょう。
「eMo City」の2024年夏は最終章へ。
次に皆さんとお会いするのは「文学フリマ大阪12」。
日時は2024年9月8日12:00~17:00、場所はOMMビル2階A・B・Cホール。
予約不要。入場無料となっております。
配置はそ-56。「eMo City」でお待ちしております。
手元にあるのは新刊3点セット(1,000円)と新刊単品(500円)のみです。今月内に、おしながきを投稿します。
初めてサークルとして参加(出店)した「文学フリマ大阪11」から1年。思い出の地にお邪魔します。大阪の皆さん、よろしくお願いします。
また学びとかもあると思うので、イベント後にレポート書きます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次は、大阪編でお会いしましょう。
eMo City 村上聖宗
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