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【詩】寝てたんだ

「寝てたんだ」

冬眠
寝てたんだ
ずっと
目は開けてたけど
何も感じなくて
何も見ないように
まる夢遊病者のように
ただ彷徨って虚う
あっという間
過ぎゆく時間
目が覚めたら
あれっ
僕は今どこにいるんだろう
まずは大地に立つことから
この世界を再び感じてみる
僕はなぜ眠ってしまっていたのだろう
過ぎた時間は取り戻せないけど
時を悔やんでも何も始まらない
再び
目を覚まして
僕は僕であるために
僕の決心を心に刻む
おはよう
僕の大切な者たちへ
待たせたね
ごめんよ
また歩き出すから
再び
一緒に生きていこう
まだ間に合うかな
愛しくて
大切な家族

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