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SIGMA fpを模索する
最近、SIGMA fpにオールドレンズの組み合わせを楽しんでます。
しかし写真ではなく、敢えて動画にフォーカスして試しています。
やるならとことん、とフォーマットはCinemaDNGで記録。
これがなかなか楽しいのです。
最近の主な用途
今私のこのカメラの使い道は7、8割動画撮影となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1698683505646-pA1EZxyko7.jpg?width=1200)
イベント記録はジンバルを使用し、メディアとバッテリーは交換せずに済むようにSSD、外部バッテリーを使用しています。
現状では月1回程は記録業務をし、またたまに個人のYouTube用でもこのスタイルで撮っています(その際はワイヤレスマイクも付きます)
またFIXで使う時もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1698683722228-zDOioNW9SB.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1698683722152-6GSGrL6O33.jpg?width=1200)
こちらはオーケストラのコンサート撮影を依頼されたときのセッティング。
ZOOM M3を構えつつもメインではA-BマイクとしてC214を使用し、またα7IIやAX45と組み合わせてマルチカム編集を行います。
仰々しく書いてますが本職は音屋なので音の方が出来には自信が持てますね。
そんなこんなで動画用途で大活躍しています。
なぜここでオールドレンズを試したくなったか
こういう依頼される記録撮影をしていると、基本は「失敗しない」が超重要なので、意識はそちらに重きを置くことになります。
機材が重かろうが使うか分からなかろうが一式持っていく。
味やこだわりは二の次で先ずは柔軟性。
それでも途中で止まらないか、ストレージが壊れないか、そんな気持ちでいっぱいになります。現場へ向かう際もSSD忘れてないよな…とか無駄に心配に。
そんな中で「趣味として楽しむ撮影体験」を望むようになり、その結果オールドレンズが楽しそうだなと思ったのが理由です。
色々無理がある
まず言えるのが動画に向いてないですね。
理由は1つはMFであること。
FIXならまだしも動かして撮る場合手動でピントを合わせないといけません。
fpは手ぶれ補正も無いので大変です。一応電子手ぶれ補正はありますが、更にそこにCinemaDNGという追い打ちで。自らそれすら使えないチョイスをしています。
ジンバルも考えました。手ぶれ補正も抑え、フォーカスモーターで制御すればピント合わせもかなり楽になりますし。実際にはそれは可能なんだと思うのですが、レンズ径が小さくまたピントリングの回転量が多いため、手持ちのフォーカスギアを着けると土台と干渉してしまいました。
そして最後は絞りですね。
やはり味を活かしたいので絞り開放で楽しみたいところですが、ちょっと外に出ると余裕で露出オーバー。これまたNDフィルタとかを使わないといけません(これもまた装着出来ないものがある)
気楽に遊びたいのでこのために機材増やすのも何か違う、となかなか悩ましいものがあります。
でも楽しい
![](https://assets.st-note.com/img/1698685349357-g5SPDWgRsk.jpg?width=1200)
こんなんでまともに撮れるのかなあと半信半疑で近所の公園に行き撮影してみたのですが、結果めっちゃ楽しかったです。
そこで気付いたのが、また色々と便利&失敗しない事に意識が行ってたなあという事でした。
ピントなんて手で調整出来るのです。
手ぶれ補正も編集時にあとがけすればいいし、そのためにも必死に可能な限りブレない動きをして結果を見て反省すれば良いのです。
露出オーバーだってもうセオリー気にせずSSを1/1000とかにしちゃえばいいし多少のオーバーはそれはそれです。
ああ、失敗しても良いってこういうことだったなと実感できました。
いや寧ろ失敗という概念が無いです。
(ちなみに今のところ思った以上にまともに撮れています。)
スチル撮影以上に「不便」が際立つ動画撮影ですが、だからこそ荒療治的に気付かされることがあるようですね。
楽しいので手持ちのオールドレンズをもっと色々試してみたいと思いました。
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