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自分らしく生きる、その先の未来

いまはまだ、SNSマーケティングだとかセルフブランディングだとか言って「自分らしく生きよう!」みたいなことがうたわれている。

そして自分らしさということばに惑わされている迷子も多い。

キラキラした自分らしさを自分の外側につくって、その自分をすきになってもらう商売。

これは、長い目で見たときに、本来の自分とずれているから、ちょっとしんどいところもあると思う。そして、本来の自分とずれている限り、どこか満たされないものが残る。

ひとに見せるための、自分。テレビに出ている芸能人たちと、やっていることは変わらない。それが個人レベルで可能になっただけ。

働きかたこそ自由にみえるかもしれないけれど、外側につくった「自分らしさ」という付加価値は、いつでもほかのひとに、とって変わられる可能性があり、消費されるコマにみずからなっているようなもの。

本質をつかんでいる人はすでに自分を生きている。

だれのためにとりつくろうでなく、ほんとうの自分と向き合って、いびつな自分とともに生きる。その姿こそ、だれに取って代わられることのない特別な自分。

これが、ほんとうの自分を生きること。そこが、自分らしさとの違い。

インフルエンサーやYouTuberとして活躍しているひとたちが、最近は、「キラキラの自分だけがほんとうの自分じゃない。だめなところもあるんだ」とオープンに話すトレンドがはじまりつつある気がする。

結局はそれも、ビュー数を稼ぐためのトレンドになっているのでは薄っぺらいな、と思いつつ、発言に影響力があるひとが、そういうたいせつなことを言いはじめてるのは、良い兆候だなとは思う。

とりつくろった自分でビジネスをするいまの世の中では、結局、自分がだれかわからなかった、満たされなかったという結末が見えている。

見せるための自分、見せるための生き方をあきらめた、等身大の自分で生きていくのが、このインフルエンサーばやりが落ち着いたひとつ先の未来。

自分のために生きる覚悟をしたとき、ほんとうの自由が手に入る。

ほんとうの自由って、はじめは不安だよ。だから枠にはまっているほうが楽なの。社会の仕組みを知ったとき、枠にはめられてたと憤るかもしれないけど、自分からはまりに行ってた部分もあると思う。その方が、ひとと違わないし、みんなからはみ出ないから。

いつまでも枠にはまっているのか、そこから出るのか。自分の選択ができるひとが増えると、いいよね。


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